布団に入ってひと休み。

ポケモンの構築記事を書きます。

【剣盾s8使用構築】ABエースバーン軸対面構築-白い悪魔に屈しない【最終レート2008-373位】

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こんにちは、ふとんと申します。

s8もランクマッチお疲れ様でした。ということで、目標だったレート2100を達成することはできませんでしたが、レート2000にはすべりこみで乗ることができたのでこの度また構築記事を書かせて頂きます。とある理由で終盤この構築になったのですがやっぱり対面構築は苦手に感じました。来期以降は完全にサイクルパにシフトして行こうと思うので、最初で最後の対面構築記事になると思います。参考にしていだだけると大変嬉しいです。


【コンセプト】

・ドラパルト/エースバーンの初手ダイマックス(以後DMと表記します)で数的有利を取り、後続の対面性能の高いポケモンで詰める

・中盤以降急激に増加したでんじは+トゲキッスに対抗できる行動ルートを取る


【構築経緯】

そもそもs8で色々な構築を使いすぎて迷走していたが、特に中盤以降でんじは(特に初手襷ドラパルト)+トゲキッスで悪巧みを積んで全抜きを狙ってくる展開にことごとく勝つ事ができなかったため、まずはその展開をどう止めるか、といったことから構築を練った。


・ラムのみエースバーン

初手に襷+状態異常技持ちが来る展開に対して、DM適性も高いエースバーン@ラムのみを採用。

調整はかなりBに振っていて、相手の珠エースバーンとの撃ち合いでも勝てるようにした。

また、@3であまり強く出られないグラスシードゴリランダーに対する詰め枠として後続に選出することもあった。


・からげんき+スピードスワップポリゴン2

状態異常+トゲキッスのマジカルフレイム+みがわり+悪巧み→全抜きという流れを黙らせることができる枠として採用。スピードスワップを採用することで、トゲキッスを含めたダイジェットエースに対する切り返しとして非常に良い中継役にもなる。上記のエースバーンはアタッカードラパルトにやや弱めなので、そこに対する引き先としても重宝した。


・珠特殊ドラパルト

エースバーンが苦手とするカバルドン+ギャラドスに強く、またガオガエンにも想定外の火力を押し付けることができる枠として採用。受け寄りのポリゴン2がいない構築には特に通りが良かった。


・@3(アッキのみミミッキュ/襷連撃ウーラオス/がんじょう弱点保険ジバコイル)

相手の詰めに出てくるエースバーン・ミミッキュルガルガン等に強く、ポリゴン2で止まりにくい枠。ウーラオスジバコイルは初手の様子見役としても選出することが多かった。詳しい役割は以下の個体解説にて説明する。


【個体解説】

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ドラパルト@いのちのたま

性格:控えめ

特性:クリアボディ

実数値:167(28)-×-95-166(244+)-96(4)-191(228)

技構成:シャドーボール/流星群/かみなり/ハイドロポンプ

調整先:S-準速+1 75族抜き

             D-ダウンロード調整


初手DM枠その1。また選出画面の一番上に置くことで微妙に襷ドラパを意識させているつもり。

エースバーンの苦手なカバギャラやパッチラゴン、水ウーラオスに強めに出られるDM枠として採用した。

カバ+リザードン/エースバーンの並びにも強く、カバルドンに対してダイストリームが決まれば相手のDMリザードンやエースバーンもストリーム連打でワンパンできるほどの火力はあり、後続の連撃ウーラオスの水流連打とのシナジーも大変良かった。

HPを8n-1にしたいがためにこの調整で使っていたが、努力値4余ってるし、普通にCSぶっぱD4振りで良かった。

特性は最終日まですり抜けで使用していたが、エアームドワルビアル等のがんせきふうじやガオガエンの捨て台詞に耐性がない、またラプラスに関してはこちらのポリゴン2で対応ができる、といった点から急遽クリアボディに変更した。ドリュウズの型破りがんせきふうじでSが下がっちゃうのを忘れてたのは内緒にしてください。



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エースバーン@ラムのみ

性格:いじっぱり

特性:リベロ

実数値:156(4)-177(196+)-121(204)-×-96(4)-152(100)

技構成:火炎ボール/とびひざげり/とびはねる/アイアンヘッド

調整先:HB-陽気珠エースバーンのダイジェット(130)93.7%耐え

             A-H193/B+1ゴリランダーをキョダイカキュウで確定1発(100.5〜119.1%)

                 H177トゲキッスへのダイジェット(64.4〜76.2%)  ダイスチル(128.8〜152.5%)

             S-最速ロトム抜き


初手DM枠その2、兼たまに詰め枠。

自慢のAB-S調整。

ラムのみを採用することで、初手の電磁波鬼火展開や追加効果状態異常に対し強く出られた。今回ビルドアップを採用していないのは、起点対象のカバルドンがアッキのみ持ちの場合ビルドがあっても間に合わない場面が多かったから。それよりはトゲキッスミミッキュといったフェアリータイプの打点にもなり、防御上昇もできるダイスチル枠としてのアイアンヘッドを採用した。

Bを陽気珠エースバーンのダイジェットをほぼ耐えるところまで振っているので、ミラーの撃ち合いにも強く、DM終了後にもゴリランダーのグラススライダーやミミッキュのかげうちといった先制技で縛られてもギリギリ耐えられる場面が多々あり、場持ちが大変良かった。

珠に比べて火力不足で、とびひざげりでH振り輝石ポリゴン2にも確定で耐えられてしまうが、その場合逆に初手行動でこの技を撃つ必要が無く、相手の即引き透かしに対してはあまり怯えずに済んだ。

Sは最速ロトム抜きまでしか降っておらず、最速ドリュウズポリゴンZに上を取られてしまうが、その点に関しては後述のスピードスワップポリゴン2でうまくカバーできるよう心掛けた。陽気で使用していた時はポリゴンZ抜きまで振っていた。

詰め枠の水ウーラオスミミッキュジバコイルがかなりゴリランダーに弱いため、初手ドラパルト@2の枠としても選出することも少なくなかった。



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ミミッキュ@アッキのみ

性格:いじっぱり

特性:ばけのかわ

実数値:135(36)-154(236+)-122(172)-×-126(4)-124(60)

技構成:剣の舞/ゴーストダイブ/ドレインパンチ/かげうち

調整先:HB-B+1で特化珠ギャラドスのダイジェット93.7%耐え(皮込み)

             S-最速60族抜き

詰め枠その1、普通の(?)アッキミミッキュ。s8のアッキミミッキュは素早さを落としている個体がほとんどだったので、その上をとって行動でき、ミラーでほぼ負けないのは強かった。

じゃれつくを採用していない理由は、命中不安であることと、構築的に相手のDMターンを稼ぐ事が重要であり、それならばこの技よりもゴーストダイブのほうが適していると感じたため。

イカサマやシャドーボールのないポリゴン2に対しても対面で勝てるのが非常に偉かった。


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ウーラオス(連撃の型)@気合の襷

性格:いじっぱり

特性:ふかしのこぶし

実数値:175-200(252+)-121(4)-×-80-149(252+)

技構成:水流連打/インファイト/アクアジェット/とんぼがえり

調整先:特になし 


詰め枠その2。ルガルガンテラキオンワルビアルドリュウズ等の襷ステロ撒きに強く、DMリザードンやエースバーン、また悪ウーラオスに対し行動保証のある枠として採用。DMドラパルトと相性が良く、ダイストリーム後ならば高火力の水流連打+アクアジェットを相手に押し付けることができる。カウンターを採用していないのはほとんどケアされることが多かったため。どうしても択になってしまうのが心臓に悪かったので、その枠を様子見および逃げの一手になりうるとんぼがえりにした。

実際は悪ウーラオスとコロコロ変えながら使っていました。


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ジバコイル@じゃくてんほけん

性格:控えめ

特性:がんじょう

実数値:161(124)-×-145(76)-199(244+)-110-88(64)

技構成:10まんボルト/ラスターカノン/てっぺき/ボディプレス

調整先:HB/HD:DM時陽気珠/C特化珠エースバーンのキョダイカキュウ93.7%耐え

             HB:特化鉢巻ウーラオスの水流連打93.7%耐え

             S:無振りアーマーガア抜き


詰め枠その3。ここまで厳しめなドヒドイデやラッキー入りの受けやマリルリエルフーンにもそこそこ強く、DM適性もある詰め枠として採用。がんじょう+じゃくてんほけんは非常に相性が良く、擬似的に襷枠を増やしつつ高火力も期待できる。リザードントゲキッス、DMしていないエースバーンに対する切り返し性能も高く評価した。

             


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ポリゴン2@しんかのきせき

性格:なまいき

特性:ダウンロード

実数値:192(252)-122(172)-110-125-138(84+)-72

技構成:からげんき/シャドーボール/スピードスワップ/自己再生

調整先:HD-特化珠ドラパルトのダイドラグーンほぼ2耐え(6.2%)

             A-からげんき:A+1時H252/B無振りきせきポリゴン2に対し23.4〜28.1%、h252トゲキッス確定3発


トゲキッス(ひるまなければ)最強枠および中継役。特殊受け。

HD調整に関してはツイッターのれみさん(@lemi _irym)の調整を参考に使わせて頂きました。

トゲキッスに限らず、ニンフィアアシレーヌと言っためいそうやマジカルフレイムを絡めて起点にしてくるポケモンに想定外の物理攻撃を叩き込むことができた。今環境ではそもそもこのポケモンの登場でB<D調整をしているポケモンが多かったため、A上昇はかなり狙いやすかった。

からげんきを採用しているので、でんじはの他、ポリ2ミラーでも氷以外の状態異常を引けば撃ち合い有利になることが多かった。

シャドーボールイカサマとの選択。特性の関係上今回はシャドーボールを採用したが、ここは主にドラパルトや起点にされやすいミミッキュに打点を持てれば良いと思う。個人的にはダイホロウを撃てるほうがからげんき採用型には合っていると思った。

そしてスピードスワップ。なまいきで採用したのはこの技のため。この技のおかげでS+2までなら最速キッス(実数値145)以上のすばやさを持つポケモンにも抜かれず、後続の詰めが上から技を撃てるようにもなるという、素晴らしい技だった。交代も誘発でき、また身代わりを貫通できるのがでんじはや後攻のしっぽトリックとの差別化点ではないだろうか。麻痺運ゲではなく確実性を取ることができるのがこの技の良いところであったしとても好きであった。ぜひ使ってみてほしい。



【苦手なポケモン

・HBカバルドン+HDポリゴン2

ドヒドイデ/ヌオー/トリトドン

・物理珠or鉢巻ドラパルト

・グラスシードゴリランダー

・スカーフヒヒダルマ


【選出パターン】

エースバーン/ドラパルト

+

ジバコイル/ウーラオス/ポリゴン2

+

ミミッキュ

基本選出。初手DMから崩して詰めにいく。

ポリゴン2選出の場合、様子見ポリゴン2引きと視野に入ります。


ウーラオス

+

ポリゴン2/ミミッキュ

+

ドラパルト/エースバーン

襷ステロポケモン(特にルガルガン)がいる場合に考える選出。ゴリランダーに引かれるときついのでうまくウーラオスのとんぼ返りを合わせます。


ドラパルト

+

ジバコイル

+

エースバーン/ウーラオス

受け構築相手の時に考える選出。基本的にジバコイルを通したいですが、ヌオーかトリトドンが来た場合ドラパルトでなんとか切り抜けないと詰みます。きついです。



【おわりに】

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本ロム TNふとん 1166位(レート1915)

サブロム TNココ 373位(レート2008)


s8、お疲れ様でした。環境の変化がめまぐるしく、付いて行くのに大変なシーズンだったように思います。最終的には状態異常環境でしたね、ポケモンらしいといえばポケモンらしいですがこのままだとカルシウムが足りなくなりそうですね。

とはいってもシリーズ5が始まってまだ1ヶ月なので、これから落ち着いて自分にあった構築を見つけられればと思います。次こそは満足のいく結果を出せるよう頑張ります!


【Special Thanks】

シーズン中対戦してくださったみなさま

ツイッターで交流したポケモン勢のみなさま

フリー対戦してくれた大学の後輩と友達

構築相談や電話も付き合ってくれたヴァロス君

構築記事を読んでくださったみなさま



ここまで閲覧いただきありがとうございました!