布団に入ってひと休み。

ポケモンの構築記事を書きます。

【単体考察】耐久振り鉢巻パオジアン

みなさんどうもこんにちは、ふとんです。

SVシーズン5は最終144位(レート2059)でした。

シーズンを通して使用していた【耐久振り鉢巻パオジアン】がとても強力なポケモンだったため、今回は構築記事でなく単体考察という形で紹介させていただきます。

 

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パオジアン@こだわり鉢巻 災いの剣

テラスタイプ:電気

性格:意地っ張り

実数値:175(156)-172(132+)-101(4)-×-98(100)-170(116)

技構成:つらら落とし 噛み砕く こおりのつぶて テラバースト

 

<調整意図>

HB

無振りディンルーの地震が確定3発(=テラス状態でも1発は耐える)

A178ディンルーのフェアリーテラバースト50%で耐え(B110まで振ると確定で耐える)

A204鉢巻カイリューのノーマルテラスタル神速が〜162ダメージ(砂ダメ1回込みでも確定で耐える)

A204するどいくちばしカイリューのテラバースト確定耐え

A216セグレイブの巨剣突撃確定耐え

テラス時、A156珠ミミッキュのじゃれつく+かげうちの瀕死率3.1%

テラス時、A112ちからもちマリルリのテラスじゃれつく81.2%耐え

 

HD

テラス時C187眼鏡ハバタクカミのムーンフォース75%耐え

ステルスロック+C205ハバタクカミのムーンフォースをテラスして87.5%耐え(C201までなら確定で耐える)

C176テツノツツミのフリーズドライ+ハイドロポンプ確定耐え

C176テツノツツミの水テラスハイドロポンプ93.7%耐え

ステルスロック+C176テツノツツミのハイドロポンプ93.7%耐え

C205イーユイの火炎放射をテラスして確定耐え(〜169ダメージ)

 

最速ガブリアス+1

 

A

あまり

こおりのつぶてが無振り飛行テラスカイリューに対して80.2〜97.0%入る

噛み砕く/テラバーストが141-103ハバタクカミに対して107.0%〜126.2%

※141-103ハバタクカミ:A204飛行カイリューのテラバースト確定耐え

 

 

解説

環境で最も多く使われているであろうパオジアンが「きあいのタスキ」を持った型であり、ステルスロックを絡めてこのポケモンを倒しにいくことが対策の一つとしてあった。そのため、ステルスロックを絡められるとブーストエナジーを持ったテツノツツミやハバタクカミに上から縛られてしまう場面が多かった。水テラスステロディンルー+ブーストテツノツツミ・ハバタクカミのような構築は中盤以降非常に流行っていたため、そもそも対策が必須であった。

先制技があれば腐らないと思うかもしれないが、ハバタクカミは「あまえる」「みがわり」、テツノツツミは「アンコール」「みがわり」「聖なる剣に対してのゴーストテラス+みがわり」と言った補助技で如何様にも対応してくるので、こちら視点はかなり不利な択を強いられ、多くの場合試合が不利に運ぶことが多い。

それを特殊方面に耐久を割くことで噛み合いをなくし、相手視点とこちら視点の展開のズレ(=イージーウィンを増やす)を引き起こすことができる。

具体的にはステロが入った状態で臆病テツノツツミのハイドロポンプを耐えて切り返し、火力アップアイテムを持たないハバタクカミのムーンフォースをテラスして耐えて切り返しが可能なため、死に出しで出てくる以上の二匹に対して強くなる。

耐久に割くとその分火力不足に陥る(か必要以上に素早さを削ることになる)ため、こだわり鉢巻を持たせることでその点をカバー、崩し性能も同時に引き上げた。

耐久振りによる行動保証(=対面性能)の確保と崩しの両立ができる。

 

また、電気テラス+テラバースト採用にすることでマリルリ・ヘイラッシャに対しての打点確保、ハッサムバレットパンチ、サーフゴーのゴールドラッシュに対する耐性確保、電磁波無効(テラスサーフゴーに電磁波を撃たれることも想定)ができるという利点がある。その他、水テラスを切らせることにより逆に電気テラバーストの一貫ができる、といった強みがある。

氷タイプ+電気テラスの組み合わせは崩し、有利不利の切り返し性能のどちらをとっても強力であることはすでにセグレイブが証明している。

 

その他技構成について↓

つららおとし・・・最大威力かつ30%怯みの追加効果のある氷技。火力最大値と上振れを期待するならもちろんつららおとしで良いが、持ち物による火力補填はできているので命中安定をとってアイススピナーもあり。

噛み砕く・・・同じ威力の悪技としてじごくづきがあるが、現環境で目立って音技を使用するポケモンニンフィアとラウドボーンくらいなので、Bダウンの追加効果を期待して噛み砕くを採用した方が絶対に良い。また、悪技を不意打ちだけにしているパオジアン(主に襷)が一定数いたため、例で言うとHBサーフゴーの甘えた居座りを咎める技としても優秀だった。

こおりのつぶて・・・詰めで使える先制技として採用。死に出しから削れたブーストハバタクカミを縛りに行く場合、引きと補助技の択まで考えると不意打ちだと安定しない。

また、竜舞した飛行カイリューマルスケが剥がれている場合もこおりのつぶてが活きることが多かった。HP8割程度のASテラス飛行カイリューであれば倒すことができる。

 

 

終わりに

調整についてはHBにより寄せた型、A特化させた型、もう少し素早さに割いた型/削った型など色々使用していたので構築によっては微調整しても良いと思います。

参考にしていただけると嬉しいです。

 

何かあればTwitter(@ftn_poke)まで。

 

 

 

 

【SV S1使用構築】星詠スカミミトリゲザン【最終104位/レート2302】

みなさんどうもこんにちは、ふとんです。

SVシーズン1、お疲れ様でした。

今回はSVのシーズン初め、インフレシーズンにおいて最終104位(レート出るのが楽しみ)という成績をおさめることができたので、構築記事を書いていこうと思います。

では、ごゆっくり〜〜〜

 

 

【レンタル】

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※2月1日まで残します!

 

【コンセプト】

・あくび+ステルスロック展開、スカミミのこだわり押し付け、ドラパルトとミミッキュの呪いなどを駆使してドドゲザンorカイリューが動きやすい盤面を整え、全抜きを狙う

・ややケアされにくい型のポケモンを汎用性を欠かない範囲で多く採用する

 

【構築経緯】

ドドゲザン

剣盾の頃から自分は単体で気に入ったポケモンから構築を組みはじめるのが好きだったので、まずはそれを見つけることから始めました。

その中でも「くろいメガネ剣舞ドドゲザン」に魅力を感じ、使用感も良かったのでこのポケモンを軸にした展開構築を組むことにしました。

ドドゲザンに対し、終盤様々なポケモンが格闘テラスタル(+テラバースト)やけたぐりで奇襲してくることが増えたので、それへのメタとなるフェアリーテラスタルで採用しました。

 

トリトドン+ミミッキュ

剣舞ドドゲザンを通す上であくび+ステルスロック展開が欲しいと感じたので、それに当てはまるカバルドントリトドンを採用したいと考えました。どちらを採用するか悩みましたが、イルカマンやセグレイブにある程度役割を持たせやすい、ジバコイルロトム(水、炎)への耐性が優秀な点を評価してHBトリトドンを採用しました。特性はよびみず→ねんちゃくになり、イルカマンは厳しくなりましたが、経緯については個体解説にて。

また、トリトドンのあくびステロ展開とドドゲザンが剣舞を積む展開を作りやすいポケモンとして、耐久振りこだわりスカーフミミッキュが十分に役割遂行できると感じ、これを採用しました。

 

補完枠 

積み展開の弱点として、特性「てんねん」をもったポケモンで止まりやすいという点が挙げられます。特にその中でもヘイラッシャ、ラウドボーンといった物理方面に厚い天然勢がドドゲザンでは押し切れないほどでもないが少し辛いという印象だったので、特殊方面の崩し枠として命の珠サーフゴーを採用しました。

ここまでの並びではウルガモス、マスカーニャに対して不利な立ち回りを強いられると感じたため、スカーフミミッキュとも相性の良い第2の積みエースとしてカイリューを採用しました。

最後に、全体的に初速が足りていないことから相手のドラパルト、サザンドラ、ゲンガーあたりへの圧力がないと感じたため、その回答として気合いの襷ドラパルトを採用しました。補完としての採用になるので、持ち物は初手に出しても立ち回りにブレが生じにくいものとしました。

 

 

 

【個体紹介(軸→補完3体の順)】

ミミッキュ@こだわりスカーフ

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テラスタイプ:ノーマル

特性:ばけのかわ

性格:陽気

実数値:131(4)-134(188)-113(100)-×-126(4)-157(212+)

技構成:シャドークロー トリック 道連れ 呪い

<調整意図>

S

最速コノヨザル抜き

HB

A178マスカーニャのトリックフラワー確定耐え

A112ちからもちマリルリアクアブレイク確定耐え

A182ガブリアス地震確定耐え(A200なら81.2%で耐え)

HD

端数(C177サザンドラの眼鏡悪の波動確定耐え)

あまり(シャドークロー×2でH振りサーフゴー、コノヨザルがほぼ落ちる)

 

起点役として採用しました。

テラスタイプはゴーストの一貫を切れるノーマルタイプで採用しました。

このポケモンの強みとしてはアーマーガアやヘイラッシャ、キョジオーンやカバルドンなどの数値受けを誘ってスカーフトリックで機能停止にすることにあり、数値受けでなくとも相手をこだわりで縛って呪いで切って裏の起点にすることができます。この動きを化けの皮+耐久振りによる行動保証の確保により実現しやすくしています。

終盤には型の認知が進んだのか普通にサーフゴーを後投げされる場面が増え、やや動かしにくかった印象です。

逆に終盤に大流行した竜舞/アンコールカイリューにあと投げしてスカーフトリックか呪いを見せて流す、という役割は持てたので、最後まで使い続けました。

個人的に「トリック」「シャドークロー」「呪い」までは確定で、あとは「道連れ」「鬼火」「電磁波」「じゃれつく」「挑発」あたりからの選択かなと思います。あまり毎試合連発しない強い技が欲しかったので「道連れ」にしました。

 

トリトドン@食べ残し

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テラスタイプ:飛行

特性:ねんちゃく

性格:図太い

実数値:218(252)-×-132(252+)-112-103(4)-59

技構成:冷凍ビーム 大地の力 あくび ステルスロック

<調整意図>

HB

セグレイブ、ドドゲザン、ガブリアス等の物理ポケモンを意識して振り切り(下記ダメージ計算)

A205黒い眼鏡ドドゲザンの総大将×1ドゲザンを食べ残し回復込みで高乱数で2発耐える(1.9%の乱数2発)

A216地面テラスセグレイブの地震確定3発

A182地面テラスガブリアス地震を中乱数で2耐え(33.9%の乱数2発)

 

起点役その2です。

テラスタイプはヘイラッシャへのクッションとして使った際の地割れや、ガブリアス地震の一貫を無理やり切り返せる飛行タイプで採用しました。

「あくび+ステルスロック」ができる起点役として、マリルリ、セグレイブ、稀にいるロトムやイルカマン、ジバコイルに対してカバルドンより安定して役割を持てる点を評価しました。終盤までよびみずで採用していましたが水技よりトリックを撃たれる場面が多かったので思い切ってねんちゃくにしたところかなり活きました。イルカマンはそこまで環境にいなかったこと、いてもカイリューでなんとかなるので気になりませんでした。

技構成について、サーフゴーやジバコイルが飛行テラスタルを切ってきても削りを入れられること、テラスタルを切ってこないみがわりサザンドラに嵌められないことを特に意識して「大地の力+冷凍ビーム」で採用しました。

このポケモンを使う上で本当にみがわりには注意しなくてはならないので、サザンドラやラウドボーンなど、みがわりが採用されていることが多いポケモンに対しては安易にあくびから入らないことを意識しました。

 

 

ドドゲザン@黒い眼鏡

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テラスタイプ:フェアリー

特性:そうだいしょう

性格:意地っ張り

実数値:175-205(252+)-141(4)-×-105-102(252)

技構成:不意打ち テラバースト ドゲザン 剣の舞

<調整意図>

A

不意打ちの縛り範囲を広げるため、ミリ耐えされても自分のせいにしないためガチA特化

総大将×2の+2テラバーストでB4振りドドゲザンがステロ込み75%の乱数1発

+2テラバーストでHBブラッキー確定

S

ドドゲザンミラー、アーマーガア、マリルリ、ラウドボーン意識で振り切り 

こだわりスカーフを押し付けた無振りカバルドン+2(4振りの場合同速)

 

構築のエースです。

ステルスロック+総大将+剣舞+黒い眼鏡「不意打ち」の縛り範囲が本当に凄まじく、盤面さえ整えてあげれば1-3の状況から3タテすることも容易でした。

アンコール持ちが爆増していたので、終盤は安易に剣舞前提で動かさないように注意しました。(メンタルハーブがあると、剣舞の強みを最大限活かせると思います)

調整は当初Aを削った耐久振りで採用していましたが、微妙に攻撃を耐えられる場面が多かったこと、スカーフを押し付けたカバルドンを裏に残されてしまう展開が嫌だったこと、ミラーの勝負に少しでも勝つためにAS振り切りでの採用としました。

終盤、エースバーンレイドの影響があったのかなかったのかわかりませんが頭をグーにしてくるポケモン(※格闘テラスタルです)やけたぐりマスカーニャやドドゲザン、きあいだまサーフゴーに轢き殺されまくったので、それらをまとめて切り返せるかつ、流行っていたゴツメカイリューのゴツメに触れずにテラスタルを切らせるか押し切ることができる点を評価して「フェアリーテラスタル+テラバースト」で採用しました。これが本当に全く読まれず、イージーウィンを量産できました。

チョッキでフェアリーテラスタルにしているドドゲザンもいたので、今後のドドゲザンの型のひとつとして認知されればいいな〜〜〜と思っているくらいには強かったです。

 

 

サーフゴー@命の珠

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テラスタイプ:飛行

特性:おうごんのからだ

性格:控えめ

実数値:189(212)-58-123(60)-176(52+)-114(20)-125(164)

技構成:ゴールドラッシュ シャドーボール 悪巧み 自己再生

<調整意図>

H

10n-1(命の珠ダメージ最小)

C

シャドーボールでH252D4振りサーフゴーを81.2%の乱数1発

+2ゴールドラッシュでH252D4振りブラッキーを確定

+2ゴールドラッシュでH252D4チョッキマリルリを確定

HB

無振りヘイラッシャの地震×2+珠ダメを95%で耐え

無振りヘイラッシャのウェーブタックル×2+珠ダメ×2を91.2%で耐え

HD

C203サーフゴーのシャドーボールを93.7%で耐え

S

あまり(準速ガッサ+3)

 

天然勢や物理受けに対する崩し枠です。特性が強すぎる。元々こだわりメガネで採用していましたが、HP管理および、行動が縛られることによるデメリットが自分にとっては大きいと感じたので、自己再生を自然に採用でき、悪巧みによる強引な崩しができる点を評価してもちものは命の珠に変更しました。

テラスタイプは地割れ、地震に耐性をつけるため飛行を選択しましたが、これについては一向の余地あり。うまく展開すれば地面技でこだわっている(もしくはこだわらせている)カバルドンガブリアスを無理やり巧みの起点にするか無償突破ができる、というところは噛み合っていたかもしれませんが...考察不足でした。

アンコールカイリュー絡みへの崩しとしても終盤は機能していたので、やはり低速の搦手にはしっかりと強かったです。

 

カイリュー@ラムのみ→ゴツゴツメット

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テラスタイプ:ノーマル

特性:マルチスケイル

性格:意地っ張り

実数値:191(196)-170(4+)-140(196)-×-121(4)-114(108)

技構成:神速 地震 竜の舞 羽休め

<調整意図>

S

+1で最速ガブリアス抜き

+2で最速スカーフロトム抜き(意識したのは最速スカーフサーフゴー)

A

+1地震→+1テラス神速でB4振りガブリアス確定(マルスケ剥がれずに上から殴る+HP残して神速で縛れる)

+1地震でH4振りサーフゴー確定(103.0%〜)

+1テラス神速+ゴツメでB4振りマスカーニャが75%〜で落ちる

HB

A112ちからもちマリルリのじゃれつくが最高乱数以外羽休めで受かる(受け出し→羽休め連打ができる)

HD

C177眼鏡サザンドラの流星群を確定耐え

 

第2のエースかつクッション。マルスケデブ。

受け攻め共に立ち回りの幅が広いと感じていた「ノーマルテラスタル+神速+竜舞+羽休め」の型で採用しました。最後の技は主にサーフゴーやドドゲザン、ミミッキュやドラパルト、ラウドボーンに通る技として「地震」を採用しました。

持ち物はおんみつマント、ラムのみ、食べ残し、厚底ブーツゴツゴツメットと色々試しましたが、ドドゲザンやマリルリに対して引いて受けているだけで強い行動になる点が構築に噛み合っていたのでゴツゴツメットとし、起点にできる範囲を広げるため調整もHBに寄せた型としました。

持ち物もしくはつららばりの乱数次第ではありますが、テラスタルを切れば普通にセグレイブも起点にできる時があるのが凄かったです。

スカーフミミッキュでこだわりの押し付けやドラパルトかミミッキュで呪いをしてから竜舞or羽休めで粘っていく動きがシンプルに強かったです。相手のゴツメアンコールカイリューに対しては、先にステルスロックを入れていないとかなりきつい印象でした。

 

 

ドラパルト@きあいのタスキ

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テラスタイプ:ゴースト

特性:すりぬけ

性格:無邪気

実数値:163-141(4)-95-152(252)-85-213(252+)

技構成:流星群 シャドーボール 不意打ち 呪い

<調整意図>

S

ドラパルトミラー考慮で最速

C

振り切り

テラスシャドーボールでH4振りサーフゴー確定

流星群+不意打ちで無振りドンファン確定、無振りマスカーニャが乱数(Cに補正かけるなら確定)

シャドーボール+流星群で無振り地面テラスガブリアスが高乱数で落ちる

 

襷枠。

ラスタルはほとんど切らなかったので、シャドーボールのリーチを伸ばすためにゴーストにしました。

構築で物理受けがやや重い関係上特殊型での採用とし、ドオーを除く天然勢へのやんわりとした回答にもなってもらいました。

ドラゴンに撃つ「流星群」、サーフゴーやミミッキュ、フェアリー/鋼テラスタルを切ってきたドラゴンへの打点になり一貫を取りやすい「シャドーボール」までは確定で、特殊型の「不意打ち」はケアされにくいと感じたため、主にマスカーニャドンファン意識で採用しました。最後に流星群を撃って突破した後に出てくる積みポケモンの起点回避、その他崩しへの応用もきく「呪い」を採用しました。

この技構成にすることで対面性能の確保+裏のサポートの両立を実現できました。

初手ガブリアスと対面した際はほとんどフェアリーか地面のテラスタルを切られたのでシャドーボールを選択するようにしていました。終盤のドラパルトの流行があまり掴めてはいませんでしたが、最速に振っている個体は少ないと考えて最速としました。おかげで一度も上を取られなかったのでミラーに関しては正解だったと思いますが、逆に微妙に火力が足りない場面もあったので、一長一短でした。

構築全体でキョジオーンが非常に重く初手にも来やすかったのですが、ドラパルトを合わせて初手呪い→流星群をしたあと相手が自己再生を押していなければそのまま相打ちまで持っていくことができます。型の幅が広いだけに、やりたいことは通しやすいポケモンだなと改めて感じました。

 

 

【基本選出】

ミミッキュ+トリトドン+ドドゲザンorカイリュー

・ドラパルト+トリトドン+ドドゲザンorカイリュー

ミミッキュ+カイリュー+ドドゲザン

トリトドン+サーフゴー+カイリュー

 

 

基本的に自分が場を整える上で何が初手に、またどんな不利対面を作られたら嫌かというところから選出を考えることが多かったです。

初手に多いポケモンとしてセグレイブ・マリルリは出落ちしにくいトリトドンから、マスカーニャはドラパルトかミミッキュから入ることが多いです。基本的にドドゲザン・カイリューは初手には投げません。ドドゲザンは一匹切ってから安全に着地させることを意識し、カイリューはスカーフミミッキュで相手のポケモンにスカーフを押し付けたあと行動を縛ってから引くことを意識しました。(カイリューの例だと、初手マリルリミミッキュでスカーフトリック→鉢巻の線がなくなるのでじゃれつくでもゴツメ羽休めで受かるため、引くことが強い行動になる)

命の珠サーフゴーはちょっと性能が尖ってるので天然勢やキョジオーン等の物理受けやデカヌチャン+カイリューのようなアンコール絡みのポケモンがいたら優先的に選出する、くらいで考えていました。

全ての構築への選出を説明しているとキリがないので、〇〇+▲▲みたいな並びにはどう選出しますかなどは質問してくださればできる範囲で答えます。

 

【結果】

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tn ほしよみ 最終104位 レート2302

 

 

 

【あとがたり】

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改めてポケモンSVシーズン1、お疲れ様でした。

率直な感想としては9世代、普通に楽しいです。8世代のダイマックス環境から始めた身なので慣れるかどうか本当に不安でしたが、最後の最後に上位で戦えるところまでは行けたのかなと思います。最上位にはまだまだたどり着けていないと思うので、今回しっかり反省してシーズン2では序盤から上位をキープできるように頑張っていきたいです。

ランクマに魂込めすぎているせいで体にガタが来てるので無理はしない程度に...ですが。どうせ無理はするので誰か止めてください...w

 

【すぺしゃるさんくす】

・SV開始前からいままで、ずっとお世話になっているグラリス連合のみんなおよび窓主ぐらんくん

・とるぽ垢で関わってくださっているみなさん

 

今年もよろしくお願いします。

 

twitter→@ftn_poke

 

 

【8世代総括】ありがとう剣盾

 

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(サムネ用)

 

どうもこんにちは、ふとんです。

記事の方ではお久しぶりです。

ポケモンもついに9世代へ突入するということで、8世代を振り返ってみました。

 

当時の記憶を思い出しながら書いてみたので、暇つぶしにでも見てくださると嬉しいです。ではではどうぞ~

 

 

 

初期〜鎧解禁まで

S3〜S5

1月半ばに剣盾を購入(当時S2だがランクマッチの存在を知らない)、ワイルドエリアが楽しすぎていちいちポケモンが出てくるたびに感動していました。

そのうちある程度対戦方面で知識のある大学の友達に教えてもらい、ポケモン対戦にのめり込むことに。周りがマスターボール級に上げて止めている中、もっと上を目指してみたいと思ったので、独学で頑張ってみることにしました。

最初は、変なこだわりでいわゆる厨ポケを使わない縛りでやって12万位で終了。その後紆余曲折あって現在のTwitterアカウントを作り、S4終了後に一つの構築記事に出会うこととなります。それがS4 2位、塩麹さんの「ドラパガエン」の構築記事でした。内容にとても感動したことをよく覚えています。当時はサイクル?対面構築?対面操作?んんん???って感じだったので。ポケモン対戦の奥深さの一端を知り、対戦への取り組み方が大きく変わり始めたのもここからです。

S3は6桁、S4・S5は一つ飛んで4桁(5000位くらい)でした。

 

S6

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初手ダイマ+エスバ+ミミの対面構築。

カバは偽装初手ダイマ型です。

一番使いたかったのはサイクル構築!でしたが、まだうまく扱えなかったので、勉強の一旦と思って対面に振り切った構築を使っていました。

シーズン終盤に差し掛かる頃、初めて瞬間2桁を取れてめちゃくちゃ嬉しかったシーズン。その時にバンビーさんと並んでるポケモンホームの順位画像をスクショしていて、後々よく見たら(瞬間ですが)レート2000は達成していてウケました。

このシーズン、いろはさんとあたって対ありリプを送ったら動画化されてはしゃいでました。↓

https://youtu.be/ODW1yvtGE9k

最終1900位台。

 

S7(111位/2036)

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御三家夢特性解禁。

念願の初3桁&初レート2000↑フィニッシュ。

S7は始まった当初から憧れのドラパガエンで勝ちたい、という気持ちが強かったので、最初から最後までその補完枠を考えながら取り組んでいたことをよく覚えています。

初めて構築記事を書いたのもこのシーズン。

初々しいなァ...(ジジイ発言やめろ)

 

 

鎧ルール

S8(373位/2008)

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鎧ルール。

基本は初手ドラパorエスバ+襷ラオス+ミミの形。珠特殊ドラパルトが環境に刺さっていたように感じます。また当時電磁波トゲキッスがかなりストレスだったので、メタ枠としてラムエスバを使っていました。

 

S9(190位/2016)

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鎧ルールその2。

くろこさんが結果を残したスカーフエスバ+ギャラ@4の構築が好きでその要素を組み込んだ構築を使っていました...が途中でかなり構築がぐちゃぐちゃになり、適当に入れた襷電磁波ドラパルトがめちゃくちゃ強いだけでした。正直上振れしまくってレート2000まで残れただけで後味は最悪でした。

あと構築記事が全然伸びなくて萎えてた。

 

 

制限ルール

S10(95位/2072)

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制限ルール。

初二桁。めちゃくちゃ更新連打してました...

おみとおしによる偵察から技選択できるのが楽しいオンバーン、受け破壊の悪ウーラオスとその補完枠という感じに組んでいました。環境トップのパッチウーラだけでなく、モロバレルやゲンガー等の催眠対策もしなければいけないのが難しかったです。

終盤ダイマ水ウーラオスが無理すぎて無限に破壊されました。(その時何度も当たって負けた相手とはこの時DMでやりとりして、仲良くなりました🎋)

また、このシーズンで初めてチーム戦に誘ってもらいました。この時に出会ったぐらんくんとは今に至るまでなにからなにまでお世話になっています。ありがとう

 

S11(42位/2041)

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制限ルールその2。

前期終盤猛威を奮っていた水ウーラオスの全ての型に勝てるように構築を組むことを意識しました。初手スカーフアシレーヌクイックターン→引きなら見てから合わせるポケモンを決め、居座りダイマならジェットかサンダーにレアコイルを後投げしてダイサンダーで切り返し、この動きがめちゃくちゃ強かったです。

独自に考えたみがわりレアコイルも有利対面やモロバレルの胞子に対する見えない安定択になり、強かったです。

S11の構築に比べ、環境にしっかりメタを貼りつつ対面的な展開もサイクルを回す展開もうまく盛り込めたので、シーズンを通してめちゃくちゃ楽しかったです。個人的に好きな構築。

 

冠1

S12(210位/2027)

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初の冠環境。

手探りでやっていたので、制限ルールで使い慣れていた対面操作+悪ウーラオスから組み始めました。ウーラオスが隙を見せるカプ・レヒレ、サンダーに対してジバコイルが強いと感じたため結果的にウーラオス+ジバコイルが軸に。途中までそこそこ勝てていましたが、終盤増えたカプ・レヒレ+ナットレイの崩し方がわからず負け込み、最終順位もあまり満足のいかない結果に。

 

S13

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マジで記憶にないですが並びは遡ったら残ってました。

前期結果を残したゴリランダー+ヒードランの並びが好きだったのでそれを参考に組んでいた気がします。

年末はいとこの家呼ばれ、ポケモンをやる暇がなかったので30日の段階で撤退。

あの花のめんまの再現度高すぎる👍

 

S14(7位/2119)

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初の一桁&初の2100達成の革命シーズン。

ここがターニングポイント。

シーズン序盤にめろーる君と初めて話して、そこからディスコで構築相談をずっとしていました。誰かと一緒に、ましてや上位プレイヤーと構築を考えるのは初めてだったので、とても良い経験になったし、楽しかったです。

また、自分にとって2度目のチーム戦であるハイドラマッチという大会で決勝まで進み、配信卓であのバンビーさんと対戦、勝利。この経験が大きな自信となり、シーズン最後まで勢いが続いていたのだと改めて思います。

↓その時の配信(2:58:10〜)

https://youtu.be/ZKkpDGjKzZ8

 

眼鏡カプ・コケコが当時のサンダーラオス、サンダーノラゴンの並びに比較的強めで環境に刺さっていました。エレキフィールドによるあくびの一貫切りなど、偉いところ並べたらキリがないくらい最高のポケモンでした。

攻めの補完を考えて構築を組んでいたので今見ると相当前のめりな構築...というか独特な構築ですが、最終日3ロム2050、2ロム2100載せるくらいには勝ちまくっていたのでプレイングと選出の冴えが半端なかったんだと思います。

一応8世代パッチルドン全一です。

 

 

竜王戦・スパイクチャレンジ

S15(73位/2071)

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竜王戦。そして相棒ポケモンである黒バドとの出会いです。

ザシアンがトップ環境なことくらいしか知識がなかったので、それに対してゴツメボルチェンサンダー+珠黒バドレックスで貫きに行くのが強いと思い、これを軸に。黒バドを通しにくい相手に対しては水ウーラオスを中心に他のポケモンで圧力をかけていく、というスタイルは当時うまく言語化はできませんでしたが、自然と組めていたように思います。

 

スパイクチャレンジ(3位/1840)

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ダイマックスなしかつ、剣盾図鑑に登録されているポケモンのみが使えるルール。

S16中盤が終わり、かなり早めにレート2000に乗って暇だった時に友人のくみひもさんから「構築渡すんで大会やりません?」と言われ、構築の概要だけ教えてもらってぶっつけ本番でやってみたらルールがめちゃくちゃ楽しくてあれよあれよという間に瞬間1位、最終3位を取ってしまった大会。構築のコンセプトはカバであくびステロしてから裏の2匹でスイープする、というシンプルなものですが、特定のポケモンが受からない状況をダイマありに比べて作りやすかったのもあり、強かったです。特に有利対面を取るorキンシ択に勝った後のギルガルドが無類の強さを誇り(上位勢以外メタが薄めだったのもある)、7世代でギルガルドが強かった理由が少しだけ分かった気がしました。

 

S16(164位/2007)

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竜王戦2。

ダイマックス権を使うかスカーフを持って黒バドを処理してくる相手に対し、耐久振りスカーフ黒バドが強い切り返し枠となることに気づき、最初はこれを軸に構築を組みました。中盤にその型の強さだけで爆勝ちしてすんなりとレート2000に乗ることができましたが、その後共有パでスカーフ黒バドが使われていたのもあり、メタが厚くなり渋々解散。最後に相手してて強いと思っていたスカーフホワイトキュレムを使い、シーズンを終えました。不完全燃焼。

 

 

S17

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竜王戦3。

構築記事で見たカバドリイベルが強そうと思ったので、それを軸に。

物理イベル強え以外の記憶がないです..........

 

 

冠2

S18

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冠リターン。

シーズン中盤までは襷アロキュウ+弱保ジバコ+剣舞ランドロスの並びが強いと感じ、それを軸に。軸は強かったのですが、途中からアロキュウで有利対面零度を撃ちまくって当てる化け物になってしまい、最終日レート2064まで上げたもののそこから溶かして終了。

 

S19(46位/2023)

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冠5。

8luさんが過去に結果を残していた光の壁+弱点保険ドラパルトから着想を得て、光の壁+鬼火(リフレクにしなかったのは、リフレクでは悪ラオスを起点にできないため)+バトンタッチまで入れたドラパルトから何かに繋げる動きが革命的に強いのでは?と感じ、それを満たすポケモンをずっと探していました。

結果的に命の珠テッカグヤと組ませ、あらゆるポケモンを超火力で破壊しました。自分しかやっていない動きで勝てるポケモンほど楽しいものはないです。久々に2桁を取れたシーズンで、冠環境で組めた構築の中では一番好きです。

(シーズン終了後、このドラパルトが多方面でかなり評価されていたと人づてで聞き、にんまり)

 

S20

並びも記憶もなし.......😭

 

 

ダイマなし竜王

S21(25位/2130)

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ダイマなし竜王

友達のたけのこから眼鏡黒バド+ゴツメHBランド+鉢巻水ウーラオスの案をもらい、かなり使用感が良かったのでそこから構築を考えることに。原案者たけのこ、後にポケリーグ全国大会で優勝する金の卵ぱんだこった(この頃からやばかったけど)と3人でこれを軸に構築相談しあってシーズンを駆け抜けました。寝る間も惜しんで毎日通話して一喜一憂したりするのが本当に楽しかったし、お互いいい距離感で遠慮せず意見を出し合えたのはとても良かった。

ムゲンダイナ入りに対し、黒バド以外の崩しの回答になる襷巧みアーゴヨンを採用してからレートが一気に伸びました。

結果、3人とも2100⤴︎で終われてよかったです。

 

S22・23

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ダイマなし竜王2、3。

黒バド軸を使う上で重かった並びがザシアン+ポリ2+サンダー、ムゲンダイナ+黒バド受けの構築だったので、前者に対してはフェローチェ+対面操作できるザシアン受け、後者に関してはカプ・レヒレ+バンギラスの並びが強いと感じたので上のような並びに。

黒バドにこだわり続けた結果、最後は勝ちきれませんでした。このあたりのシーズンで上位にいた黒バドはみがわり+かなしばりのような絡め手の型であり、自分の視野の狭さを再認識しました。

 

 

竜王戦2

S24(18位/2050)

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竜王戦リターンズ。

シーズンを通してカイオーガを使っていて、一番考慮されないのが眼鏡カイオーガであるように感じたため、このカイオーガを活かす構築を目指しました。補完枠はイベルタルカイオーガに対する見えないメタとして汎用性を欠かない襷電磁波サンダー、確実にあくび+ステロ展開を作りやすいイバンカバルドン、ザシアン軸に対してカバルドンと合わせて3タテを狙いに行ける珠竜舞ドラパルト...という様に流れで決まっていきました。

オーガサンダーナットと雰囲気で並べて型偽装をしていたつもり。

 

S25(45位/2025)

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竜王戦5。

最終日に黒バド軸を適当に組んでみたらある程度勝てただけでほとんど記憶ありません...

 

S26(37位/2033)

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竜王戦ラスト。

葉桜杯の解説を担当した試合でレシラムが活躍しているのを見て、使ってみたいと思ったのが始まり。友人の大人銀行さんに物理竜舞レシラムが強いと勧められ、半信半疑で使ってみたらガチで強かったのでこれを軸に構築を考えることに。レシラムで竜舞できればそのまま3タテできる試合がほとんどだったので、全力でレシラムをサポートする構築に振り切りました。

そこで欲しかったのが壁要素、ステロあくび展開だったので、アローラキュウコンラグラージを採用。呼んで一番困るのがランドロスだったので、なるべくそれに強いポケモンで固めるようにしていました。

エースバーンの切り返し方がわからなかったのでここで最初で最後のスカーフメタモン採用。

使っていて楽しい構築でした。

 

 

GSルール・チャンピオンリーグ

S27

GSルール1。

ザシオーガを使ってました。並びの画像も記憶もなく、全く勝てずに終了。

 

S28(48位/2035)

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GSルール2。

上位で結果を残した黒バド+ザシアンの並びが自分に合いそうと感じたので、このシーズンから本格的に使い始めました。

珠特殊ゲロゲ、プレッシャーゴツメサンダー(ザシアンが対面するとダイマだと思って巨獣を押すのでボルチェンが安定になる)、襷破壊光線バドレックスの型の強さで勝っていたシーズンなので、構築としての強さはあまり感じませんでした。

 

S29

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GSルール3。

黒バドザシアンを使う上で、ザシアンイベルタル+ラキヌオーの様な受け寄りの並びに対して、毒菱ドヒドイデを絡めることでザシアンサンダーを動きやすくする動きが強いと思ったのでこれを軸に構築を組みました。

最終100位台で終了

 

S30(13位/2058)

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GSルール4。

最終日4桁スタートから1桁まで追い上げた逆襲シーズン。めろーるくんに教えてもらった黒バドバンギノラゴンの軸が強かったこと、速いスカーフ黒バド+速いザシアンがミラーに強かったこと、みがわり羽休め放電の珠サンダーの単体の強さ全てが噛み合って、最終日勝ちまくったシーズンでした。

強い構築の条件として、強いポケモン、強い動きを盛り込むのはもちろんですが、運要素の押し付けを自然にできるかどうかも必要だなと感じました(珠放電サンダーがこれに該当。本来不利なはずのポリゴン2に対し、麻痺+暴風混乱+プレッシャーによる試行回数の減少+みがわりによる麻痺混乱待ちを絡めることで高確率で打ち勝つことができる)。

これ以降のシーズン、S30のこの構築を実際に使ってくださったり、参考にして結果を残したりしている方がたくさんいたので、環境を動かした構築という実感を持てていました。

 

S31

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GSルール5。

前シーズンでうまくヌオーを扱えなかったのが心残りだったので、GSルールの結論パの一つである「黒バドザシアンサンダーランドラキヌオー」の並びを参考に、ランド→水ラオスに変えて潜っていました。

ホロライブ関連のtnを使用し始めたのはここから。

 

S32

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GSルール6。

流石に黒バドザシアンを使うのにも飽きてきていたので、カイオーガを軸に構築を模索。

スカーフカイオーガ+水ウーラオスの並びが貯水以外に大きな圧力のかかる並びで気に入っていました。禁伝はソルガレオと組ませている時期もありましたが結果的にザシアンに落ち着きました。

終盤ムゲンダイナ流行りすぎで構築改善案も見つからず、勝てませんでした。ずっと軸にしていた並びが通らなくなるのはきつかった...

 

S33(9位-2078、15位-2055)

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GSルールラスト。2度目の1桁。

構築記事、書き残さなかったのが唯一心残りな構築なので少し長めに語らせてください。

最後こそ黒バドで勝ち切りたいと決意し、いろんなレンタルパを使っていたところ、サックーさんやLazyさんが結果を残していた↑の並びと、ざびさんの黒バドザシアンサンダー+ヒードランの並びが使用感がよかったので、その二つの軸で構築を構築を考えていくことにしました。

最終的には前者を選び(理由は色々ありますが特にカイオーガの増加が原因、あとは練度と勝率を天秤にかけました)、強い動きと型を探し続けました。

潜っているうちに、「黒バドザシアンサンダーランドロスラッキーヌオー」のランドロスを絡められた選出、ガオガエン絡みの並びが少し重いことに気づきました。その回答として大人銀行さんから「脱出パックカバルドン+ウオノラゴン」を提案され、その時は半信半疑でしたが数日と経たないうちにサックーさんが配信で使っていたのをたまたま見かけ、使うことを決めました(自分にない視点から意見を提案してくれる友人は神、そしてほんまごめん😭)。

ランドロスガオガエンが偶発的にカバルドンと対面しただけで威嚇の入っていないザシアン、ウオノラゴンを着地できる動きが弱いわけもなく、S30のパックバンギラスと違って相手にはほとんど見えない動きのも良いポイントでした。

他のポケモンの型選択について。

黒バドはカバルドンのあくびステロ展開と相性が良く、こちらにのみダイマ権が残っていればバンギラス諸共貫きに行ける巧みリーフストームで採用。

ザシアンはステロと合わせてあらゆるポケモンを縛れるほぼA特化巨獣石火で採用し、他の技はイベルネクロ、アッキサンダーあたりを強引に崩すことができ、ガオガエンへの打点にもなる聖なる剣+剣の舞で採用。

特化ザシアンを使うと必ずメタモンが重くなるので、3割即死を押しつけられる静電気HBアッキサンダーを採用。これによりイベダイナメタモン、オーガラッキーメタモンのような並びにザシアンサンダー@1と投げることで勝率がぐんと上がりました。

ウオノラゴンは通常こだわり鉢巻で採用するところですが、こだわって行動が縛られることの方がストレスだったので余っていた命の珠を持たせました。ダイアース(地震)なのはダイマしているときでもザシアンにしっかり削りを入れるorカバの馬鹿力と合わせてザシアンを縛るため。

ガオガエンは黒バド入りと壁構築に出して腐らない瓦割りチョッキ。

 

最終日前日にこの軸が強いことを確信していたため全く負ける気がせず、集中力も過去最高に高まってゾーン状態でした。2ロム1桁にあげてから流石に眠すぎたので一旦仮眠を取って再開、2100チャレのところで最強の男くろこさんにマッチング、綺麗に敗北。そこからは勝ったら負けたりを2〜3戦して6位で撤退したところ最終9位という結果に。最後に8位から負けたロムも15位と、目標には届かない形にはなりましたが自分の中ではかつてないほど相対的な順位が高く、構築の完成度も含め満足できたシーズンでした。黒バドでせめて一桁は取りたい、推しのtnで絶対に結果を残したい、その想いが実ってとても嬉しかったです。

自分の剣盾のピークはここだったので、9世代ではもっと上の順位を取りたいですね...

 

※個体紹介

カバルドン 生意気 215-132-139-×-136-46

ばかぢから あくび ステロ ふきとばし

黒バドレックス 臆病 175-×-101-217-120-222

アストラルビット サイコショック リーフストーム 悪巧み

ザシアン 意地っ張り 191-242-135-×-135-179

巨獣斬 聖なる剣 電光石火 剣の舞

サンダー 図太い 197-×-150-145-111-120

放電 暴風 電磁波 羽休め

ウオノラゴン 意地っ張り 165-156-121-×-100-127

エラがみ 逆鱗 ロックブラスト 地震

ガオガエン 意地っ張り 201-166-119-×-116-84

フレアドライブ DDラリアット 瓦割り 蜻蛉返り

 

 

チャンピオンリーグ(4位)

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歴代のチャンピオンが使っていたポケモンのみ使えるルール。

禁伝・幻全解禁ルールをやる気が全くなく、代わりに公式大会が面白そうだったので頑張ることに。

この時使っていたエースバーンがアイアンヘッド/エレキボール/とびはねる/不意打ちのぶっとんだ両刀型。アイアンヘッドは守るバンギラストゲキッスへの安定打点として重宝しました。

↓誕生秘話(このルート=ドラパルト+ギャラドスのような並びで、初手エースバーンに蜻蛉返りから入ってくるルートのことです)

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またダイホロウの一貫を切れるまともなポケモンバンギラスくらいしかいなかったので、トゲキッスを除けばドラパルト、またギルガルドの通りがすさまじかったです。そのため仲間大会ではまず、環境TOPのドラパルトがどんなメタを貼られているかを研究しました。最終的にスカーフ鬼火(リフレク)ドラパルトが多方面で役割を持てると感じ、これを軸に。ラプラスが重いので鉢巻ゴリランダー、崩し枠兼ダイマ枠としてエースバーン、立ち回りの幅が無限に広がる残飯身代わりギルガルド、霊の一貫を切ることができマジカルシャインのないキッスに強いバンギラス、最後にステロ+ボーマンダカイリュー、エースバーン等、止めにくい動きに対するストッパーとなり、重めのレアコイルに強い枠としてあくび冷凍ビームHBトリトドンを採用し、構築が完成しました。

かなりマッチングが悪かったのでなかなかレートが伸びませんでしたが、なんとか最終1桁に滑り込めてホッとしました。

 

 

 

禁伝・幻全解禁

S34

マスターボール級にあげて終了。

 

S35・ムゲンダイカップ-final-

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強者のみか集まる大会、ムゲンダイカップの予選ルールがこのルールだったので、最後なのもありランクマをやることに。

電磁波は挨拶って感じの環境だったので、麻痺に対してストレスフリーな構築を目指しました。電磁波を撒いてくるグラードン、ルギア、ディアルガなどに対して有利展開を作りやすいHDラグラージに目をつけ、あとはGSルールの感覚で圧力をかけていくポケモンを選んで採用、という感じで構築を組んでいきました。

良くも悪くも噛み合い要素が強かったルールで、最後まで綺麗な勝ち方がわかりませんでした。偉い要素は構築にたくさん落とし込んだつもりでしたが、それを強さに結びつけるのが難しかったです。

 

数日後のムゲンダイカップ予選では以下の構築に変更。マーシャドーに関しては全く使い慣れていなかったので相手のメタにきづけず惨敗、下から2番目の順位で終了。悔しいです。

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最後に

ここまでのくっっっそ長い語りを読んでくださり、ありがとうございます。

ランクマや公式大会以外にも、オフラインのチーム戦大会だったり、オフだったり、様々なイベントがここ2年半の間にありました。途中で葉桜杯という大会の解説にもスカウトされ、短い間ではありますが、とても貴重な経験をさせていただきました。本当に本当に、ポケモンというゲームを通じてここまでいろんな人に出会い、楽しめるなんて最初は思ってもみませんでした。自分のアイコン絵を描いてもらうなんて小さな夢も叶いました。今日まで自分と関わってくれている人たちには感謝しても仕切れない位です。(涙)

8世代は機会が少ないのと遠方(北海道住みなので...)なのもあり、オフにあまり行けなかったので、9世代からはオンもオフもポケモンというゲームを楽しめたらいいなと思っています😄

 

PCを12月に買って、家の配信/回線環境も整えるつもりなので、9世代からはランクマ配信や最終日動画の投稿とかできたらいいなと思っています!よろしくお願いします👍

僕は11/20の夜から9世代へのスタートダッシュを切るので、またお会いしましょう!

 

ありがとうみんな、ありがとう黒バド、ありがとう剣盾!お疲れ様でした‼️

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【剣盾S30使用構築】蒼剣バドバンギノラゴン【最終13位/R2058】

 

こんにちは、ふとんです。

今回はS30で使用した構築を紹介します。

 

構築記事を投稿するのもひさしぶりなのですが、実は毎回途中までは書いていて、めんどくさくなって投稿しない、といった事がずっと続いていました。

今までのように中途半端に書いては投稿しない、というのは非常にもったいないと思うので、今後は簡素に書いたものを先に投稿して後から時間を作れれば加筆・修正をする、といったスタンスにしようと思います。

 

......と、いうわけで。内容を見ていきましょう!

 

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【使用構築】

※2022/6/9 一部ポケモンのPP上げ直しました

※2022/7/23 レンタル消しました

レンタル1

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レンタル2(ウオノラゴンのけたぐり→寝言)

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【使用tn・結果】

※6/1 最終更新時

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※最終

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tnふとん 最終13位/レート2058

 

 

【構築経緯】

なかなか勝てず悩んでいたところ、友人から「黒バドバンギノラゴンが強い!」と聞いたので藁にもすがる思いで使ってみることに。実際使用感が良かったので、この「スカーフ黒バドレックス+脱出パックバンギラス+砂かきこだわりハチマキウオノラゴン」から構築を考えることにしました。突出した強みは以下の通りです。

・速めのスカーフ黒バド+バンギラスメタモンと黒バドミラーに強い。バンギラスは他の黒バド受けと違い、砂+ステルスロックで襷黒バド/メタモンまでケアできる。

バンギラス+ウオノラゴンの並びが黒バドで不利をとるホウオウ絡みに強く、黒バド受けとして出てくるポケモン全般にウオノラゴンが強いという点でよく噛み合っている。特に相手のバンギラスの砂にタダ乗りして砂かきウオノラゴンを展開できるのが素晴らしい。黒バド+ホウオウが増加気味であったことも追い風。

バンギラスを脱出パック+馬鹿力で採用することで、このポケモンで本来不可能な対面操作を行うことができる。役割対象(黒バドやホワイトキュレムなど)を受けてからザシアンやウーラオスといったポケモンを合わせられても一度は逃げられるため、試合のペースを握りやすい。

以下、補完枠を考えていきます。

 

黒バドとの相方に選ぶ禁止伝説はまずイベルタルに強いことが必須条件であると考えていて、上記の並びではジガルデやゼルネアスに対しても不利を取りやすいことから、それらに強いザシアンを採用しました。元々は巨獣斬/インファイト/ワイルドボルト/電光石火の技構成で使用していましたが、これでは黒バドに強めな並び(イベルタル+メタモンなど)と組まれているコスモパワームゲンダイナに勝てない点、また黒バドと組んでいるザシアンはHAフルアタで採用されることが多いという認識を破壊できる点を踏まえ、剣の舞を採用した型に変更しました。最速で採用するのが理想でしたが、スカーフ黒バドとの兼ね合いで性格は意地っ張りで採用としています。

 

ここまでカイオーガが重く、またザシアンやネクロズマと組んでいるイベルタル軸にも強く通せるダイマックスエースが欲しかったので、命の珠サンダーを採用しました。後述しますが、カイオーガイベルタルに対し特性発動順から試合プランを立てることができるのでプレッシャー+身代わりで採用しています。

 

メタモンに剣の舞ザシアンをコピーされてしまうと崩壊してしまうのと、ここまで電気の一貫が切れていないので天然ゴツメヌオーを採用しました。初手にバンギラスやウオノラゴンがザシアンと対面した場合の引き先にもなってもらいます。

 

(採用順)

.........

 

【コンセプト】

・崩しを意識した試合運びをする

・対面・サイクル・展開の動きを満遍なく構築に取り入れ、立ち回りと選出に幅を持たせる

・黒バドの一貫を作る

 

【個体紹介】

バドレックス(こくばじょうのすがた)@こだわりスカーフ

特性:人馬一体

性格:控えめ

実数値:191(124)-81-126(204)-204(4)-121(4)-192(172) ※A個体値0

アストラルビット サイコショック ドレインキッス トリック

調整意図

HB:A244ザシアンの巨獣斬93.7%耐え

陽気珠霊獣ランドロスのダイジェット確定耐え

意地ドラパルトの不意打ち93.7%耐え

ステロ+意地珠エースバーンのダイジェット確定耐え

ステロ+陽気珠ミミッキュのかげうち確定耐え

ステロ+陽気珠エースバーンの不意打ち確定耐え(ダイマックス時)

C:ダイホロウ2回+珠ダメ2回で無振りダイマサンダーが97.6%〜

ダイホロウで無振りランドロスが93.7%〜

A213ザシアンの巨獣斬+珠ダメ2回+アストラルビットで無振りダイマサンダーが87.5%〜

H振りザシアンをアストラルビットで確定2発

D-1のコピーザシアンをアストラルビットで87.5%〜

HD:ダイマックス時、控えめ珠サンダーのダイジェットを95%で2耐え

S:ミラー意識で速めに 自分のザシアン+1

 

相棒枠&構築の軸。

技構成はアストラルビット+崩しの手段となるトリックは確定、エスパー技はダイホロウと噛み合いが良く、カイオーガやホウオウ、ホワイトキュレムといった突撃チョッキを持たせがちな禁止伝説を意識してサイコショックを採用しました。が、これに関してはザシアンと合わせて受けの崩し手段となりうる未来予知、ダイマックスが終わったあとの火力維持に繋がるワイドフォースの方が良かったと思います。残り一つはステロ等でタスキを削った悪ウーラオスイベルタルへの打点となり、ジガルデやルギア等の麻痺撒きをダイマックスで咎められる点、また同手段でヌオーやカバルドンのあくびの一貫を切れる点を評価してドレインキッスを採用しました。

耐久に大きく割きつつこだわりスカーフを持たせることで、噛み砕くを持っている個体を除いたザシアンとの撃ち合いに強くなり、またダイマックス時の撃ち合い性能が格段に上がります。不意打ちや影打ちといった先制技、不意の4倍弱点をケアしやすい点も偉く、プレイングの幅を大きく広げてくれる最高のポケモンでした。

また調整についてですが、素のアストラルビット2回でダイマサンダーやランドロス、エースバーン等を処理するような展開がかなり減った(特にサンダーに関してはC特化でもやや甘めの乱数でないと処理できないため、結局ダイマックスを切っている)こと、後述のザシアンをなるべく素早さに割いた個体にしたかったこと、耐久スカーフ黒バドミラーに確実に勝ちたいことから上記の調整になりました。縛り範囲が少し狭まったのはネックですが、個人的には火力に割きすぎて耐久か素早さが甘くなるよりは使いやすかったです。

新しいタイプの調整だと思うので、ぜひ一度使ってみてください!

 

ザシアン(剣の王)@朽ちた剣

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特性:不撓の剣

性格:意地っ張り

実数値:199(252)-213(28+)-141(44)-x-136(4)-191(180)

巨獣斬 インファイト 氷の牙 剣の舞

調整意図

HB:コピーザシアンの+2巨獣斬93.7%耐え

陽気ガブリアス地震+鮫肌ダメージ確定耐え

A244ザシアンの巨獣斬+電光石火確定耐え

A:ゴツメ1回+巨獣斬でコピーザシアンが87.5%〜

インファイトで無振りエースバーンが87.5%〜

S:あまりでなるべく速く、現存する意地ザシアンのほぼ上を取れるライン

自分の黒バドレックス抜かれ

意地スカーフウオノラゴン+1

 

犬。

巨獣斬は確定として、今回は構築上重かったコスモパワームゲンダイナ+メタモン+イベルタルを後述のヌオーと合わせて崩すことができる剣の舞を採用しました。また黒バドレックスが不利を取るガオガエンポリゴン2への大きな打点となり、また対面不利なネクロズマディアルガへの対抗手段となるインファイトを採用。

最後にムゲンダイナへの巨獣斬以外の打点となり、ウオノラゴンを出せなかった際に重めになる霊獣ランドロス、またジガルデへの解答として氷の牙を採用しました。

本構築はホウオウがあまり重たくないのと、メタモン対策で火力を削っている分、巨獣斬+電光石火で縛りに行く動きがあまりできないと感じたため、ワイルドボルトと電光石火の採用は見送りました。

禁伝2体ルールにおけるザシアンの型はどの禁止伝説と組んでいるかによってある程度予想を立てることができます。例えば黒バドと組む際はコピーされた際はスカーフ黒バドで上から処理したいという意図からHAが多く、昨今のカイオーガイベルタルと組んでいるザシアンは最速で採用されているケースが多いように感じます。そのため、最速以外のザシアン=つまり黒バドレックスと組んでいるザシアンを最速でないと割り切るならば、剣の舞はケアされにくいのでは?と考えました。実際最終日は刺さる場面が多く、HBサンダーやネクロズマへの相手視点で見えにくい崩しの手段として役立ちました。

最終日はあまり当たりませんでしたが、中盤〜終盤にかけてメタモン、特に黒バドザシアン(だけ)に初手投げが安定しやすい襷メタモンが増加していたように感じたため、コピーされても1ターンは行動保証を持てる調整にしました。

最強でした。

 

サンダー@命の珠 

特性:プレッシャー

性格:控えめ

実数値:165-x-105-194(252+)-111(4)-152(252)

放電 暴風 身代わり 羽休め

調整意図

CS振り切り

 

イベルタルカイオーガ、並びによってはホウオウ軸に通しに行く強力なダイマックスエースです。

特性は初手カイオーガランドロスイベルタルとの素早さ関係を判別するためのプレッシャーとしました。このプレッシャーという特性を最大限活かすために身代わり+羽休めを採用しています。身代わりは初手カイオーガ対面で先に特性が発動した際にダイマックス/型判別の様子見として有効であり、羽休めはHP管理の他、身代わりと合わせて相手の後発サンダーやイベルタルダイマ枯らしにも有効です。ただ、個人的にはこの技構成が最も活きるのは対面不利寄りのポケモンであるポリゴン2を相手する時だと考えています。というのも、身代わりと羽休めを繰り返してPPを消費させながら、火力のある放電+暴風で圧力をかけ、一度放電麻痺or暴風混乱さえ引いてしまえば、比較的有利な確率で対面突破が見込めるからです。このため、ポリゴン2でサンダーを受けようとしてくる構築に対しても臆せず先行ダイマックスを切ることができ、そのまま粘り勝ちできた試合も多かったです。この動きを行いつつザシアンをしっかりとダイジェット+ダイサンダーで落としきるために性格は控えめでの採用としました。最速イベル、最速珠カイオーガは環境にいなかったので全く気になりませんでした。

文句なしに強かったです。

 

バンギラス@脱出パック

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特性:砂起こし

性格:生意気

実数値:207(252)-154-131(4)-x-167(252+)-72

ストーンエッジ 噛み砕く 馬鹿力 ステルスロック

調整意図

HD振り切り

S:素早さに降っている電磁波ポリゴン2の下を取るため性格で下降補正

 

特殊受け。黒バド(コピー)受けが主たる役割で、他にも特殊イベルタル、何かと受けにくいホワイトキュレム、珠サンダーも受けてもらいました。これらのポケモンに対し、受けながらステルスロック+砂の定数ダメージで裏の一貫を作りやすくしてくれる点が無難に強かったです。

ただ交換引きを読まれてしまうと元も子もないので、ザシアンや黒バドレックスと対面してから引くようにしていました(初手黒バドミラーから一度眼鏡リフスト飛んできて怒りました)。

だっしゅつパックを持たせるかつ後述の砂かきウオノラゴンと組み合わせることで、ランドロスガオガエンの威嚇を逆手に取ることができます。動きとしては単純で、バンギラスと威嚇持ちが対面する→だっしゅつパック発動→ウオノラゴン、ザシアン等を無償着地させる、といった動きになります。馬鹿力→だっしゅつパック発動による一度きりの対面操作も強力で、不利対面を作りやすいバンギラスの弱みをカバーすることができます。

速めのスカーフバドレックスと組ませることでミラーに強くなるのはもちろん、終盤増加していた黒バド+ホウオウに対して滅法強かったのが偉かったです。

 

ウオノラゴン@こだわりハチマキ

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特性:砂かき

性格:意地っ張り

実数値:165-156(252+)-121(4)-x-100-127(252)

エラがみ 逆鱗 ロックブラスト けたぐり⇄ウォール枠の何か

調整意図

AS振り切り

A:ダイロック+砂ダメ+珠ダメ1回で無振りダイマサンダーが乱数2発(89.8%〜)

S:砂下で+1最速ガブリアス(101族)抜き、準速レジエレキ+2

 

裏エース。特性を砂かきで採用しているのでこちらのバンギラスと合わせて出すことがほとんどですが、黒バド受けで出てくる相手のバンギラスも起点にすることができるのが非常に強力でした。ダイロックが実質ダイジェットになるので、最低限のダイマックス適性も持ち合わせています。強いダイマックスの例をいくつか紹介します。

カイオーガに対し、ダイロック→ダイドラグーン→ダイウォールと動くことで砂状態を維持してダイマが終了、砂下でエラがみの一貫作りができる

※珠アタックorサンダーの場合は対面負けてしまうが、その場合裏のバドレックスorザシアンで処理できる

ダイマガマゲロゲのダイストリームに後投げ→下からダイロック→ダイウォール→ゲロゲのダイマが切れるので上からドラグーンで処理→砂状態を維持したまま次のポケモンと対面できる

こんなところでしょうか。このポケモンの強みはやはり専用技「エラがみ」の圧力にあり、その圧力でザシアン+黒バドレックスが誘うハピナス+ヌオーのような一部の受け選出を牽制することができます。そのため、結果的に黒バドかザシアンの通りを良くしてくれるという点で非常に構築と噛み合っていたように思います。

また技構成についてですが、エラがみ逆鱗岩技までは確定として、最後の枠はナットレイを意識したけたぐりか、立ち回りの幅を広げるダイウォール枠になる技の選択だと思います。

 

ヌオー@ゴツゴツメット

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特性:天然

性格:呑気

実数値:202(252)-105-150(252+)-x-86(4)-39(個体値8〜9)

地震 あくび 自己再生 グロウパンチ

調整意図

HB振り切り

剣盾始めて間もない頃育成した個体をそのまま入れたので、なぜかS個体値を落としている

 

見た目で電気の一貫を切ってもらうのと、剣舞ザシアンコピー対策枠として採用しました。

また、草結びを採用していない前提であればジガルデを止めることができるのもちょっとした魅力。万が一バンギラスとザシアンが対面してしまった場合の引き先にはなりますが、その時点で選出が弱いのと、上記の通り役割が限定的なため選出率は極端に低かったです。(コスモパワー)ムゲンダイナ+メタモン+イベルタルを中心に、メタモンでザシアンの切り返しを考えているような構築には積極的に選出し、あくまで剣舞ザシアンを通すための潤滑油となってもらいました。

技構成は地震あくび自己再生までは固定、最後の技にはサウザンウェーブ眠るジガルデやらゴチルゼルやらポリゴン2に負けたのが腹立たしかったので嵌められ防止のグロウパンチを採用しました。正直お好み枠なので好きな技を入れたらいいと思います。

このポケモンに関しては練度不足な点が目立ったので、今後使いこなせるようになりたいです。

 

 

【選出パターン】

並びによって臨機応変に。

基本選出は以下の2通り。

or+

 

その他特別意識したことは書いておきます。

 

メタモン入り・・・黒バドを通す場合はバンギラスと、ザシアンを通す場合はヌオーor黒バドとセットで選出する

ムゲンダイナ+メタモン+イベルタル・・・ほぼコスパダイナなので、ザシアン+ヌオー+サンダーorバンギラスの選出。

黒バド入り・・・黒バドバンギ@1の選出から考える。

カイオーガ入り・・・初手カイオーガが多い(体感)ので、ウオノラゴンかサンダーを合わせたい。初手ウオノラゴンの場合、初手のザシアンをケアしなければならないので渋々ヌオーを選出しないと願望選出になる。

ルギアorジガルデ入り・・・何らかの手段で麻痺を撒いてくる場合が多いので、黒バドのダイフェアリーで回避することを念頭に置いておく。ミミッキュやルギアの電磁波であればサンダー後投げでも対処可能。

 

 

【きつい並び】

特定のカイオーガ軸。

最速ザシアン+HDトリルポリ2+チョッキカイオーガの並びと、壁+カイオーガ

 

【あとがき】

S30は最終日までレート1900にすら乗っておらず、ほぼ絶望の最中潜る形となりましたが、最終日に限って下振れた試合がほとんどなかったのもあり、順調に勝ち続けてそのままレート2100手前まで行くというとんでもない大逆転劇となりました。

結果その後3連敗→1勝だけして撤退という形になりましたが、一桁で保存せずに手の届きそうな一位を目指した経験は自分の大きな成長の一歩だったのではないかと感じています。

今後も頑張ろうと思えたシーズンになったので、また高みを目指したいと思います。

 

構築の全ては説明しきれていないので質問等はtwitter(@ftn_poke)までお願いします。

 

ここまで閲覧ありがとうございました!

 

 

【Special Thanks】

・バドバンギノラゴンの所感を教えてくれたらなちゃん

・たくさん通話しながら黒バド構築について語り合ったさーにゃさん

・今期黒まどザシアンを使ってくれたばどれーぬくん

・いつも最高の並びの案を提供してくれるおとぎんさん

・メンタル支えてくれるしゃでさん

・熱いりす、ぐらんくん

Twitterで仲良くしてくださったみなさま、アドバイスをくださったみなさま

・オフで会った素晴らしいみなさま

 

そして・・・

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ぜろむつさん(@TwO_pokemon)さんが描いてくれた素敵なイラストです 感謝

 

【剣盾S21使用構築】星河一天バドランドウーラオス【最終25位(2130)・102位(2091)】

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【レンタル】

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※レンタル公開停止したのでご希望の方はDMまで

 

【構築経緯】

➊軸の決定(環境トップのザシアンf:id:ftn_poke:20210903013222j:plainにどうやって勝つか)

禁止伝説環境が戻ってきたということで、大好きな黒バドレックスf:id:ftn_poke:20210903013208j:plainを使用することは確定。次に、シーズンを通して最も対戦する禁止伝説がザシアンだと考えたため、ザシアン軸に勝てる並びから考えることにしました。

黒バドの型は襷・お札身代わり宿木・スカーフなど色々試しましたが、ダイマックスによる誤魔化しができない今ルールにおいては火力の押し付けが最も強い要素だと感じたため、H振りザシアンすら少し削れば縛ることのできるこだわりメガネに決定。

 

黒バドレックスが対面ではザシアンに負けてしまうため、対面操作ができ基本的にザシアンに後投げからでも二回動ける、接触技に対して定数ダメージによる削りを行える点を評価してゴツゴツメット霊獣ランドロスf:id:ftn_poke:20210903013621j:plainを採用しました。

次に、多くのザシアン軸(環境ほぼ全ての構築が持っている要素ではありますが)が黒バドレックス対策としてポリゴン2ブラッキー、悪ウーラオスバルジーナをはじめとしたノーマル・悪タイプを採用していることから、これらのポケモンに対して強く圧をかけることのできる鉢巻水ウーラオスf:id:ftn_poke:20210704201618j:plainを採用しました。

 

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この三匹選出が主にザシアン+悪ノーマルへの基本選出となります。サザンドラなどが入っている場合は後述のカプ・コケコを絡めることもあります。

 

➋黒バドミラーおよびメタモンへの回答

この三体では相手の黒バドおよびこちらの黒バドをコピーしたメタモンに制圧されてしまうため、これに対するクッションとしてHD厚底ブーツバルジーナf:id:ftn_poke:20210903013958j:plainを採用しました。

 

➌黒バドが不利を取る禁止伝説であるイベルタルf:id:ftn_poke:20210903013235j:plainカイオーガf:id:ftn_poke:20210903014152j:plainへの回答

シーズン中盤以降特に数を増やしたイベルタルに対し対面でも後出しからでも有利を取れ、また次に重めなカイオーガに対して比較的有利に立ち回ることのできる枠としてこだわりスカーフカプ・コケコf:id:ftn_poke:20210704202711j:plainを採用しました。この時点で使い慣れていた並びであるf:id:ftn_poke:20210704202711j:plainf:id:ftn_poke:20210903013621j:plainf:id:ftn_poke:20210704201618j:plainの並びに自然とたどり着くことができ、何か運命的なものを感じました。

 

➍最後の補完枠

シーズン通してこの枠だけがずっと定まっていませんでした。もともとこの枠に欲しかった要素が

カイオーガ(主にスカーフ)に対しカプ・コケコのボルチェンからクッションになれる

カプ・レヒレカプ・テテフミミッキュといったフェアリータイプに強い

・環境トップの一般枠であるゴリランダーに対し比較的強い

・最強の鹿、ゼルネアスf:id:ftn_poke:20210903014534j:plainに強い

で、以上の点を多く満たすポケモンは炎・毒・鋼タイプのどれかだと思い当初ヨプHAナットレイを採用していたのですが、環境上位のカイオーガのほとんどがメガネを持っていて低速クッションの後出しが全く効かないこと、ゴリランダーはそもそも叩きから入られたら勝てないこと、ウッキウキでザシアン軸に出してみたらなんかたくさん燃やされたこと、最後にゼルネアス自体鋼に対し気合玉運ゲに勝率が依存する上、ザシアン環境を考えたら好んで最後まで使うプレイヤーは一握りだと考え、鹿はやや切り気味にして別のポケモンを考えることにしました。

そして終盤レート2000帯で戦っていた時に、アタッカームゲンダイナf:id:ftn_poke:20210903014713j:plain+黒バド受けの構築に対する勝率が特に低かったこと、オーガ軸はそもそもこちら視点一番きついスカーフが消え、コケコラオス@1の選出でもほぼ勝てる(ナットレイすら出さずとも)ことに気づきました。なぜダイナがきついかといえば答えはひとつ。黒バドを持って行かれると他のどのポケモンでもムゲンダイナを突破できなくなるからです。なので欲しい要素に

・ムゲンダイナに対面から、欲張るなら一回後出しからでも処理ができる(ダイナ、および特殊受けに役割集中をかける)裏エース

カイオーガ(主にスカーフ)に対しカプ・コケコのボルチェンからクッションになれる

→襷で行動保証をもたせてごまかせれば十分

が追加され、これを踏まえた補完要素を十分に満たすポケモンとしてアーゴヨンf:id:ftn_poke:20210903013251j:plainを採用しました。環境のムゲンダイナは速くても準速であることが多く、上から流星群で処理できた場面が何度もあったので、この変更は正解でした。

 

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以上で構築が完成。並びは好きなように並び替え。

 

【コンセプト】

・とんボルサイクル+定数ダメージから眼鏡黒バドレックスを通す。

・雑に数的有利を取らせない。全員で殴り勝つ。

・多様な手段を用いて勝つ。

・黒バドを信じる。なるべく選出を渋らない。

 

【単体解説(採用順)】

 

バドレックス(こくばじょうのすがた)@こだわり眼鏡

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じんばいったい(くろのいななき&緊張感)

臆病 175-81-103(20)-215(236)-120-222(252+)

アストラルビット/サイコショックサイコキネシス/リーフストーム/トリック

A→個体値0(イカサマのダメージ意識)

HB→アナライズポリゴン2イカサマ93.7%耐え

あまりCS(最速)

 

構築の軸。禁止伝説環境不動の相棒枠。

アストラルビットの一貫を作れた時のサイクル破壊性能は凄まじく、並のタイプ半減程度ではステロや毒、相手が撒いてくれる天候の定数ダメージで確定数をずらすだけで簡単に崩すことができます。黒バド対策として挙がってくるポリゴン2に関しては環境初期〜終盤にかけてほとんどショックを意識したHBしかおらず、ポリゴン2で受けてこようとする相手に対してはサイコキネシス×2で迅速に処理していました。またHDベースの個体に関しても相手は受け出しから再生連打しか押す余裕がないので、特防ダウンおよび急所の試行回数を稼がことができます...が、ステルスロック等がないとややきつめです。最終日のみ、2000〜2100↑帯のポリゴン2 のほとんどがHDポリゴン2であること、ラッキー入りが増えたことを考えてキネシスをショックに変えました。実際このおかげで2試合程拾えたので、最終日だけ変えたのは正解だったと思います。

ザシアン+ポリゴン2に関しても、ザシアンがランドロスのゴツメ等で疲弊している状況であればエスパー技で押し切れる対面になるので、引きに怯えず安定択で一貫する技を選択することができました。

ムゲンダイナ対面はバンギ引きが見えていても、引きを読んでリーフストームを撃って突っ張られた際のディスアドバンテージの方が大きいので、なるべくアストラルビットかエスパー技を押すことを心がけていました。最終日一回だけ引きを読んだら即決で突っ張られたので大人しく目の前に技を押すのが吉です。

 

 

ランドロス@ゴツゴツメット

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威嚇(この顔)

わんぱく→のんき 196(252)-165-156(252+)-×-101(4)-111→99

地震/蜻蛉返り/ステルスロック/ストーンエッジ

S→ランドロスミラー、ゴリランダーの下を取るため下降補正

構築の軸②。基本的に仕事はザシアンに触れてもらってアストラルビット圏内に入れてもらうことです。他にも襷悪ウーラオスの襷剥がし、ステルスロックによる裏のエースの補助、威嚇によるエースバーン、ランドロス、ゴリランダー(ややきついが)を始めとした物理ポケモンの誤魔化し、電気の一貫を切ることなど、多方面で活躍してくれました。

岩技の枠で元々がんせきふうじを採用していたのですが全く撃たなかったので、イベルタルやサンダー、バルジーナに対する最大打点となるストーンエッジを採用しました。2割外しを考慮しても戦える範囲がぐんと広がり、急所で拾った試合もあったので採用して正解でした。

最終的にすばやさに下降補正をかけたのは初手に呼びやすいチョッキゴリランダーに対して下から蜻蛉返り→眼鏡黒バドやアーゴヨンで縛りにいく動きをしたいのと、HBランドロスミラーで相手の出方を伺ってから裏につなぐ動きを徹底したいのが理由です。

特化ザシアンの巨獣斬は34%の乱数2発で落ちてしまうので、半分入った段階で無理やり黒バドレックスを投げて数的有利をギリ取らせないようにしつつザシアンを縛りに行ったり、一度コケコを挟んでボルチェン→再度ランドバックで削りに行く立ち回りをすることもありました。

氷の牙ザシアンも即負けに繋がるわけではありませんが、巨獣斬→氷の牙という動きをされると何もできず倒されてしまうのでややきつめでした。

 

 

ウーラオス(れんげきのかた)@こだわり鉢巻

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ふかしのこぶし

意地っ張り 181(44)-187(156+)-133(100)-×-81(4)-143(204)

すいりゅうれんだ/インファイト/蜻蛉返り/アクアジェット

HB→意地悪ウーラオスのあんこくきょうだ+インファイトを最高乱数(60ダメージ)×最高乱数(121ダメージ)を引かない限り耐え

HD→臆病サザンドラの流星群を75%で耐え

意地特化ゴリランダーのグラスフィールド下グラススライダーを確定耐え

S→控えめカイオーガ抜き

A→あまり(インファイトでB4振りウオノラゴンを75%で落とせる程度)

 

構築の軸その③。

耐久調整は以下の記事を参考に、自分なりに環境に適応した調整に振り直しました。(掲載許可承諾済み)

mega-salamance.hatenablog.com

S21においてはウーラオスのあんこくきょうだに後出しからでも動ける事、黒バド入りに出されやすいチョッキゴリランダーに対して最低限の行動保証が欲しい事、控えめ眼鏡カイオーガの上から殴れる事が必要だと感じたのでこのような調整となりました。相手視点ゴリランダーやカイオーガの前で突っ張って鉢巻インファイトを押されるのは「ヤンキー行動」に見えていたかもしれませんが、珠/鉢巻ゴリラが初手に来ることはほぼない(というか素直に草技を押されないことも多い)→チョッキなら突っ張れる、上位オーガはスカーフがいないというデータ(経験)に基づいた行動であったので、こちら視点は「安定行動のインファイト」になっていました。実際これで虚を突かれる相手も多く、イージーウィンも少なくなかったです。

またこのポケモンの一番の強みは黒バドレックスが呼ぶ悪・ノーマルタイプのポケモンに軒並み強く出られることです。イベルタルに対しても、コケコが呼ぶ地面タイプやナットレイにウーラオスを合わせることでイベルタルが後出しから受からず、羽休め/デスウイングのタイミングでコケコを投げれば回復する暇を与えずサイクル有利を取ることができます。

対ザシアン軸に対しても、相手がサザンドラ(悪ウーラオス)+ポリゴン2+ザシアンのような黒バドに厚めな選出をしてきた際に、今度は水ウーラオスが受からない(後出しH振りザシアンがゴツメ×2で倒せる圏内程度には削れる)という状況が起きるので、うまく黒バドと攻めの補完が取れていたように思います。

蜻蛉返りはムゲンダイナやドヒドイデ、サンダー引き等への回答となるのはもちろんですが、何よりブラッキーのあくびループを守る無効で抜けられるのが偉かったです。

アクアジェットは詰め筋として最高の技でした。元々構築がサイクルで削って詰めに行くスタイルを取っていたので、撃ちこぼしを拾いに行ける先制技は構築に必須の要素でした。

 

バルジーナ@あつぞこブーツ

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ぼうじん

慎重 HD252 B4

はたき落とす/蜻蛉返り/羽休め/毒毒

 

黒バド&メタモン対策。この枠はブラッキーポリゴン2などいろいろ試しましたが、ウーラオスに一致抜群を取られない、毒毒による崩しができる、蜻蛉返りができるという点を評価して採用しました。また採用当初はイカサマ、挑発を入れていたのですが、どちらもあまり使ってて強いと思う場面がなかったので、悪技をはたき落とすに変えてこのような技構成となりました。

毒毒はポリゴン2、サンダー、バルジーナを中心とした耐久の高いポケモンを崩しに行く技として非常に重宝しました。無振りサンダー程度の攻撃であれば羽休めで余裕で受かるので、黒バドがやや出しにくい構築のサンダーは毒+コケコの圧力で崩すことも少なくなかったです。

タイプに飛行が入っている都合上ステルスロックが刺さってしまうので仕方なく厚底ブーツを持たせましたが、それよりも+2ドレインキッス襷黒バドを楽に処理できるように食べ残しを持たせた方が良かったように思います。

 

カプ・コケコ@こだわりスカーフ

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エレキメイカ

控えめ 151(44)-121-107(12)-161(252+)-96(4)-175(196)

ボルトチェンジ/マジカルシャイン/10万ボルト/蜻蛉返り

HB→意地ウーラオスのあんこくきょうだが確定3発

威嚇の入った意地特化ザシアンの巨獣斬93.7%耐え

S→最速ズガドーン抜き +2無補正ノラゴン+8(砂かきノラゴン意識)

C特化

 

対イベルオーガ対策及びスイーパー。構築で重めだった相手の一般スカーフ枠であるサザンドラヒヒダルマ、ウーラオス、意地エースバーン、ズガドーン、サンダーあたりに上から動けるのがとても強かったです。特にザシアン軸にサザンドラがいた場合は、黒バドではなくコケコをエースとして据えて試合を進めることもありました。その場合ザシアンは上からボルトチェンジ+後出しゴツメランドロス+αで処理しに行くルートを主に取っていました。

また終盤増加していたカバルドン+砂かきウオノラゴンの並びにウーラオスと合わせて強く、エレキフィールドによりあくびループを遮断しながら初手対面蜻蛉返り→ウーラオスにつなぐことで居座り/草結び読み即ノラゴンバックに対応することができます。カバルドンのゴツメが見えた場合はウーラオスが殴ってるだけでカバに倒されてしまうので、黒バドに一旦下げるようにしていました。

有利対面とんぼがえりは安易に地面引きに撃つと、目の前のポケモンに居座られた場合に裏に負荷がかかってしまうので慎重に撃つようにしていました。特にイベル+地面+Gヤドキング+ナットレイのような並びにはバルジーナを選出している時以外はなるべく10万ボルトかマジカルシャインを押すことを心がけていました。

S14からずっとお世話になっているポケモンです。ありがとう。

 

アーゴヨン@きあいのタスキ

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ビーストブースト(Sアップ)

臆病CS252 D4

ヘドロウェーブ/火炎放射/流星群/悪巧み

補完枠。ぶっちゃけると元々ヒードランを入れる予定ではあったのですが、育成がめんどくさかったのと一緒に構築を考えていたたけのこ君と並びが全く一緒になるのもなんかなと思い、悩んでいました。そこでボックスを眺めていたところ、「僕ならやれますよ」と呼んでいたので汎用性が最も高そうな襷わるだくみ型で使ってみたところ破竹の活躍をしてくれました。巧みの枠を毒毒でも良かったのですが正直ポリ2引き位にしか刺さらないし、その役割はもうバルジーナが担っていたので、構築に積み+崩しの要素がなかったのもありわるだくみの採用に踏み切りました。使ってみると襷黒バドと似た性能をしていて、有利対面ができた時、もしくは襷を盾に強引にわるだくみから崩しに行けるのが強かったです。

対サンダーやエースバーン、ウーラオスランドロス、遅いザシアンなど、有利なのか不利なのか曖昧な場面は割と多く扱うのが難しかったですが、それを差し引いてもゴリランダーを崩せる攻めの駒が少なかったこと、ムゲンダイナ+黒バド受けのような構築に黒バドと合わせて役割集中を行えるという構築に足りなかった要素をしっかりと埋めてくれました。

実は悪の波動(黒バドピンポ)も覚えちゃったりするし、性能的にももっと評価されてもいいポケモンだと感じました。

影のMVP。

 

【選出パターン(選出順は構築によって異なるため割愛】

ザシアン軸

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ザシアンの上から殴れる黒バドもしくはコケコの選出は必須で、ザシアンのクッションとなるランド、その2体で対応できないポケモンに対してウーラオスを投げるのが基本。メタモンが絡んでくると少々選出が歪む。ポリゴン2をいかに迅速に処理できるかが鍵。

 

黒バド軸

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こちらの黒バドが相手の黒バドに同速・襷・スカーフまで考慮すると50%以下の勝負を仕掛けなければならないためバルジーナの選出はほぼ必須。相手もバルジーナに強いサンダー、ヒヒダルマ、他フェアリータイプは選出してくるのでそれに強いポケモンを補完で選出していく。

 

ムゲンダイナ軸

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相手がどのポケモンで黒バドを見てくるか、受けループなのか前のめりな軸なのかによって変わる。

受けループの場合以前ならダイナバンギムドーしか投げてこなかったのでバドランドラオスで勝てたが、2000〜2100帯の受けループは決まってバルジダイナラッキーの選出しかされなかったので、黒バドの一貫を取るのが非常に難しかった。この選出に合わせるならランド+ラオスor黒バドorアーゴヨンの選出が正解。バルジはダイナに身代わり残された瞬間ほぼ負けなので受けダイナに投げてはいけない。なんとしても相手のバルジを削ることを意識し、ランドのエッジ急所、黒バドのトリック、アーゴヨンの悪巧みを無理やり通さないとまず勝てないだろう。

前のめりなダイナ軸の場合黒バドとアーゴヨンの両選出も強いし、ゆっくり試合するならクッションおよびスカーフムゲンダイナのシャドーボールをケアできる枠としてバルジーナの選出、他黒バド対策を咎める枠としてウーラオス、コケコを投げても良い。通しに行く黒バド、アーゴヨン以外が全員対面操作技を持っているので有利対面を作り続けやすい。

 

 

イベルタル

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チョッキイベルだとややきついが基本的にこの2体で圧をかけていれば勝てる。ドヒドイデランドロスを嫌うなら黒バドやランドロスを据えるのがよい。クッションとしてバルジを添えればイベルタル単体には早々負けなくなるが、コケコも後出しで何回かはイベルをごまかせるため個人的にはイベルを突破すればあとはほぼ一掃できるため黒バドがオススメ。

 

ゼルネアス軸

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壁とメタモンまで入ってたらほぼ無理。初手の壁張りロンゲにトリックを打ってウーラオスを通したりアーゴヨンの巧みの起点にしたり色々あるが、基本的に当たらないことで対策。

最終日1回しか当たらなかったのでこの判断で正解。

 

カイオーガ

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スカーフオーガは構築にダルマ、メタモン、ウーラオスがいない時のみケアした。

基本的にはメガネ前提で立ち回る。ので、控えめメガネオーガに隙を見せるポケモン(ランド、バルジ)は基本的に選出しない。メタモンがいる場合は黒バドの選出をしないかもしくは再戦で選出の傾向が読めている場合黒バドバルジ@1のような選出も視野に入れる。

一緒に入ってるゴリラ、ナット+オーガがきついので基本的には黒バドからは投げない。

 

ホウオウ軸

f:id:ftn_poke:20210704201618j:plainf:id:ftn_poke:20210903013208j:plain+f:id:ftn_poke:20210704202711j:plainorf:id:ftn_poke:20210903013958j:plain

だいたいホウオウナットバンギラスみたいな選出される。スカーフホウオウだけ若干きつかったが、だいたいの耐久ホウオウがウーラオスに突っ張ってくるので秒で勝ってた。序盤〜中盤で結構当たったが、バド軸では一度も負けなかった。焼き鳥おいしー。

 

ジガルデ軸(攻め意識パ)f:id:ftn_poke:20210904162827j:plainf:id:ftn_poke:20210609215439j:plainf:id:ftn_poke:20210904162843j:plainf:id:ftn_poke:20210904162859j:plainf:id:ftn_poke:20210704201618j:plainf:id:ftn_poke:20210704211853j:plainorf:id:ftn_poke:20210704211822j:plain

f:id:ftn_poke:20210903013208j:plainf:id:ftn_poke:20210903013251j:plain+f:id:ftn_poke:20210609215550j:plainorf:id:ftn_poke:20210704201618j:plain

ジガルデが強すぎてかなりきつい。襷ガモス、およびジガルデと黒バドが対面した際はトリックを押すようにしていた。前者は+1虫の知らせさざめきで黒バドが出落ちすることを防止、後者はジガルデを蛇睨みで拘らせ、裏にアストラルビットを通すのが強いから。ジガルデヌケニンの選出はほぼされるので、ウーラオスを出す場合釣り交換等の立ち回りが必要になる。

 

・他禁止伝説・・・雰囲気

 

 

【最終結果】

f:id:ftn_poke:20210902214951j:image

f:id:ftn_poke:20210902215001j:image

tn ふとん 最終25位 レート2130

tn こいしぐれ 最終102位 レート2091

 

元々サブロムtnは黒バドレックスの専用技「アストラルビット」の和訳である「星の弾幕→意訳:星の世界」からそれをドイツ語に当てはめた「stern welt(シュテルン ヴェルト)」という素敵な名前を友人にもらって潜っていたのですが諸事情で変更しました。記事タイトルの「星河一天(せいがいってん)」とは「空いっぱいに数え切れないほどの星が川のように輝いて見える様子」を指しており、元々使っていたtnの名残と思って使いました。

黒バド、専用技も素敵なんですね...

 

こいしぐれという名前は最近再熱したKEYTALKというバンドの新曲「宴はヨイヨイ恋しぐれ」からつけました。気になる方は聴いてみてください。↓

KEYTALK - 「宴はヨイヨイ恋しぐれ」 MUSIC VIDEO - YouTube

 

 

スペシャルサンクス】

・シーズン初めから終わりまでずっと一緒に構築を練ってくれたたけのこ、ぱんだこったくん

バドランドウーラオスの並びを勧めてくれたのもたけのこ。やはりたけのこ。ありがとう

(ちなみに二人とも初最終2100達成。サブロム合わせると瞬間5ロム21だったらしい)

・最終日通話してくれたし、一緒にうまい焼き肉に行ってくれたマキッペくん

・いつもありがとうぐらんくん(今回の個体は全部彼からもらったもの)

Twitter, Discord問わず沢山関わってくれ、応援までしてれた皆さん

・ここまで読んでくださった全ての読者の方々

 

【あとがき】

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S21もお疲れさまでした。僕個人としてはS14に最終7位を取ってからというもの成績が伸びず、「過去の自分を超えられない」というコンプレックスをずっと抱えていました。最近では毎週開催されている「葉桜杯」の正式解説になったりと、いろんなポケモンプレイヤーに「見られる」立場になってきているのだなあと実感しています。だからこそ、そんな中で今回のシーズンでやっと最高レートを更新することができたのは本当に嬉しかったです。半年ぶりに2100乗った時とか普通に泣いてました。少しだけですが。半年間の新たな葛藤、いろんな人との関わりがあって今の自分があるので、これからも多方面で頑張っていけたらなと思います。

 

ねばねばネット+ザシアン(ネバザシ)どうすんダヨーみたいな、記事に書いてないこと、書いてあるけど気になることなどあれば気軽にtwitter(@ftn_poke)まで。

 

ここまで閲覧いただきありがとうございました。

 

 

【剣盾s19使用構築】急襲ドラパカグヤ【最終46位・74位/R2023・2009】

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【レンタル(しばらく残します)】

※修正前

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※修正後(とんぼ→草結び、地震→メテビ、カグヤが控えめ→臆病)

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【構築経緯】

中盤〜終盤にかけてなかなかレートが上がらなかったので、単体で試して強いと感じたポケモンから組み始めることにしました。

 

そこで注目したのが弱点保険バトンタッチドラパルトf:id:ftn_poke:20210609215641j:plain。壁ドラパルトそのものには魅力を感じていたのですが、壁貼って呪いで退場→2匹目、3匹目で積むという動きの柔軟性が薄いと感じていたため、かなり前に使っていた壁+弱保のドラパルトをヒントに、バトンで裏に繋ぐ、鬼火+たたりめで対面である程度撃ち合いもできる、という動きを取り入れたこの型のドラパルトの採用に至りました。

 

f:id:ftn_poke:20210609215641j:plainの弱保を発動させてくれるポケモンとしてカプ・レヒレf:id:ftn_poke:20210609215439j:plainポリゴン2f:id:ftn_poke:20210609215516j:plain、冷凍パンチを持った連撃ウーラオスf:id:ftn_poke:20210704201618j:plainいったフェアリー・氷タイプが挙げられます。このポケモンたちに壁(鬼火)→バトンから制圧できるポケモン(ダイマックスして強いポケモン)を考えたところ、命の珠を持ったテッカグヤf:id:ftn_poke:20210609215750j:plainが適任だと考えました。

 

このままだと環境トップのサンダーf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainが重いため、わかりやすくサンダーに強く鋼がいない構築に通しやすいポケモンとしてパワフルハーブウツロイドf:id:ftn_poke:20210704202726j:plainを採用しました。

 

f:id:ftn_poke:20210704202726j:plainf:id:ftn_poke:20210609215453j:plain軸を一任すると、ナットレイf:id:ftn_poke:20210704203804j:plainジバコイルf:id:ftn_poke:20210609215805j:plainといった鋼枠が組み込まれている軸に勝てないため、電気(=ボルチェン)の一貫を切れ、f:id:ftn_poke:20210609215641j:plainの壁鬼火と組み合わせて積みから崩し、威嚇による物理に対してのごまかし等立ち回りに幅が効くポケモンとしてHDオボン剣の舞ランドロスf:id:ftn_poke:20210609215550j:plainを採用しました。

 

次に相手の一撃ウーラオスf:id:ftn_poke:20210704201618j:plain、エースバーンf:id:ftn_poke:20210609215410j:plainが重く、またf:id:ftn_poke:20210609215516j:plainにしっかり対面から勝つことのできるポケモンを欲していたため、この枠には連撃ウーラオスf:id:ftn_poke:20210704201618j:plainが適任だと考えました。後述のカプ・コケコf:id:ftn_poke:20210704202711j:plainこだわりスカーフを持たせていたので、今回はストッパーとしての役割を果たしてもらうためきあいのタスキを持たせて採用しました。

 

最後に鉢巻カイリューf:id:ftn_poke:20210704210905j:plainを中心とした竜の一貫があったり、スカーフ水f:id:ftn_poke:20210704201618j:plain、ウオノラゴンf:id:ftn_poke:20210609221742j:plainf:id:ftn_poke:20210609215439j:plainの上から殴られてしまうことや、相手のf:id:ftn_poke:20210609215750j:plainが重かったこと、カバルドンf:id:ftn_poke:20210704203848j:plainラグラージf:id:ftn_poke:20210704203901j:plainのあくびの一貫を切れていなかったこと、f:id:ftn_poke:20210609215641j:plainの型の都合上構築単位で初速がやや足りなかったこと、それが理由でf:id:ftn_poke:20210609215410j:plainf:id:ftn_poke:20210609215641j:plainに展開を許しやすいこと(多すぎ!)が気になったので、こだわりスカーフを持ったカプ・コケコf:id:ftn_poke:20210704202711j:plainの採用に至りました。

 

環境から減りはしましたが、ダウンロードf:id:ftn_poke:20210609215516j:plainに展開を許すのが本当に嫌だったので、ウーラオスを除くすべてのポケモンにダウンロード調整を施していました。

 

あくまでf:id:ftn_poke:20210609215641j:plainによる展開が軸なので、あまりそれを悟られないよう、f:id:ftn_poke:20210704202711j:plainf:id:ftn_poke:20210609215550j:plain

f:id:ftn_poke:20210704202726j:plainf:id:ftn_poke:20210609215750j:plainのようなありがちな並びにしてサイクル寄りの見た目にしていました。

以上を踏まえ、

 

f:id:ftn_poke:20210704202711j:plainf:id:ftn_poke:20210609215550j:plainf:id:ftn_poke:20210704201618j:plainf:id:ftn_poke:20210704202726j:plainf:id:ftn_poke:20210609215750j:plainf:id:ftn_poke:20210609215641j:plain

で完成。

 

 

【個体紹介】

カプ・コケコ@こだわりスカーフ

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エレキメイカ

控えめ 145-×-105-161(252+)-106(84)-172(172)

ボルトチェンジ/10まんボルト/マジカルシャイン/蜻蛉返り→草結び

B<D

C特化

フィールド下ダイサンダーで無振りダイマリザードンを81.2%

フィールド下10まんボルトで無振りテッカグヤを確定

準速エースバーン抜き

 

なんでも屋さん。眼鏡や壁は読まれてもスカーフをケアされることはほとんどなく、初手で突っ張ってきたスカーフ水f:id:ftn_poke:20210704201618j:plain、陽気スカーフf:id:ftn_poke:20210609221742j:plain、意地スカーフf:id:ftn_poke:20210609215410j:plain,フェローチェf:id:ftn_poke:20210704202739j:plainに対してイージーを取れることも多かったです。

また、環境でやや増えていたf:id:ftn_poke:20210609215641j:plainに対しても、上からマジカルシャインを撃てるのが偉かったです。初手対面で引く場合は相手が意地(かすばやさに自信がない)と判断でき、壁の場合は光の壁から裏に引くか切るかしかできなくなるし、アタッカーの場合は珠あるなし問わずダイマックスで誤魔化してくるパターンが多かったです。一撃では落とせなくとも、なるべく仕事をさせないことが重要だったと思います。

蜻蛉の枠は正直なんでもいいですが、コケコのダイマックスが弱いことをいいことにダイソウゲンをケアしてこないf:id:ftn_poke:20210609215713j:plainがたくさんいたので、入れるならドサイドンf:id:ftn_poke:20210704210850j:plainあたりにも打点を持てる草結びが一番いいと思います。

 

ランドロス@オボンのみ

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威嚇

意地っ張り 192(220)-187(36+)-111(4)-×-124(188)-119(60)

地震/空を飛ぶ/がんせきふうじ/剣の舞

 

B<D

HD: 控えめ珠f:id:ftn_poke:20210609215453j:plainのダイジェット確定耐え

臆病f:id:ftn_poke:20210609215439j:plainの冷凍ビーム93.7%耐え

+1 C169f:id:ftn_poke:20210704202726j:plainのダイロック確定耐え

S: +1で最速109族抜き(f:id:ftn_poke:20210704210753j:plainf:id:ftn_poke:20210609215626j:plain意識)

 

冠環境で最高のパートナー。f:id:ftn_poke:20210609215453j:plainf:id:ftn_poke:20210704202726j:plainf:id:ftn_poke:20210609215439j:plainf:id:ftn_poke:20210609215516j:plainに対して余裕が欲しかったため今回はHDベースでの採用になりました。

珠やくちばしを持っていないf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainに対して合法的に剣の舞を詰めるのがとても強かったです。

やっぱり火力も欲しかったので、最低限の耐久、最低限のすばやさを持たせて意地っ張りでの採用にしました。この微妙な差でダメージの伸びが全然違ったので、この調整にして正解だったと思います。

決してf:id:ftn_poke:20210609215550j:plainf:id:ftn_poke:20210609215410j:plainにあと投げして強い型ではないので、死に出しから展開したり、物理に対しては威嚇を撒いてから裏に繋ぐ、といった立ち回りを意識していました。

個人的に冠環境最強ポケモンだと改めて感じています。

 

ウーラオス(連撃の型)@きあいのタスキ

f:id:ftn_poke:20210704153150j:image

ふかしのこぶし

意地っぱり AS252D4

すいりゅうれんだ/インファイト/冷凍パンチ/アクアジェット

 

環境からf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainがやや減少傾向にあり、悪f:id:ftn_poke:20210704201618j:plainが増えていた印象だったので結局今期も強かったです。また減っているとはいっても全然見かけたので、f:id:ftn_poke:20210704202711j:plainf:id:ftn_poke:20210609215550j:plainf:id:ftn_poke:20210704202726j:plainといったポケモンと組ませて選出抑制をかけたのは正解でした。おかげで出てきたf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainの殆どが珠や嘴を持ったアタッカー寄りだったので、有利対面における水流連打やインファイトが通りやすかったです。

現環境ではスカーフや鉢巻を持った個体が多く、なにかとこだわり読みされることが多かったので、撃ち分けできる水ウーラオスは強かったです。またアクアジェットで撃ちこぼしを拾うことができるのも偉かったです。

 

ウツロイド@パワフルハーブ

f:id:ftn_poke:20210704152947j:image

ビーストブースト(Sアップ)

臆病 185(4)-×-77(76)-169(172)-151(4)-170(252+)

メテオビーム/ヘドロ爆弾/草結び/ステルスロック

 

わかりやすくf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainに強くて上から殴れてステロまで撒けるポケモン、このポケモンしか知らないです。

f:id:ftn_poke:20210704203804j:plainがいる構築にはなるべく出さないようにしましたが、f:id:ftn_poke:20210609215750j:plainが通っている場合ステロを撒くだけの仕事もできるので、出すか出さないかは並びを見て決めていました。

重めなf:id:ftn_poke:20210704202711j:plain軸やf:id:ftn_poke:20210609215626j:plain軸にもよく出しました。構築でドヒドクレセメタモンf:id:ftn_poke:20210704210835j:plainf:id:ftn_poke:20210704210805j:plainf:id:ftn_poke:20210704210820j:plainや瞑想f:id:ftn_poke:20210609215439j:plainがかなり重かったので、ヘドロ爆弾の枠をアシッドボムに変えた方が強かったかもしれないです。

 

 

テッカグヤ@命の珠

f:id:ftn_poke:20210704152908j:image

ビーストブースト(Cアップ)

控えめ 172-108-123-173(244+)-124(20)-112(244)

臆病(変更後)  173(4)-×-124(4)-159(252)-125(28)-119(220+)

ラスターカノン/エアスラッシュ/火炎放射/地震⇆メテオビーム

B<D

控えめ: +1で最速100族抜き

臆病: +1で最速109族抜き

 

本構築のMVP。元々この枠はf:id:ftn_poke:20210609215410j:plainだったが、なにかしっくりこないなと悩んでいたところ、とある配信でこのポケモンを見かけ、採用しました。環境にやや増えていたピクシーf:id:ftn_poke:20210704211853j:plain、ゴリランダーf:id:ftn_poke:20210704211839j:plainf:id:ftn_poke:20210609215550j:plainにしっかり強いのも偉かったです。後述のf:id:ftn_poke:20210609215641j:plainで弱点保険を発動させてからこのポケモンにバトンしてダイマックスさせる動きが恐ろしく強く、ダイマックスしてくるf:id:ftn_poke:20210609215516j:plainも余裕で確2が取れる・・・が、ウォール→ダイアタック→ウォールですばやさを下げられる動きが結構きつかったです。採用当初は構築でサンダーが重くなかったのと、f:id:ftn_poke:20210704210741j:plainf:id:ftn_poke:20210609215805j:plain入りにも選出を渋らなくていいように地震を採用していましたが、どちらかと言えばf:id:ftn_poke:20210609215453j:plain
入りに積極的に出したい場面の方が多かったこと、f:id:ftn_poke:20210704210805j:plainの月の光の回復の阻害等を考慮するとダイロック媒体のメテオビーム採用でよかったと思いました。

控えめだと火力は伸びますが、裏のf:id:ftn_poke:20210609215410j:plainに怯えて立ち回らないといけないので、臆病で意地f:id:ftn_poke:20210609215410j:plainf:id:ftn_poke:20210704202726j:plainf:id:ftn_poke:20210704210753j:plainf:id:ftn_poke:20210609215626j:plainの上を取れるようにした方が動かしやすいと感じました。

 

 

ドラパルト@弱点保険

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クリアボディ

臆病 193(236)-×-112(132)-120-113(140)-178

鬼火/たたりめ/光の壁/バトンタッチ

B<D

HB: やけど状態の陽気鉢巻悪f:id:ftn_poke:20210704201618j:plainのあんこくきょうだを93.7%耐え

HD: 臆病珠f:id:ftn_poke:20210609215453j:plainのダイジェット確定耐え

S: 最速109族抜き

 

本構築最大の地雷。シーズン途中で試してめちゃくちゃ強かったので、終盤までにこのf:id:ftn_poke:20210609215641j:plainを軸とした構築を完成させたいと考えていました。

威嚇が時折バトン先に響くことと、一度こごかぜアンコールf:id:ftn_poke:20210609215626j:plainに嵌められて腹が立ったのですり抜け→クリアボディに変更しました。

このポケモンを出すポイントは相手の構築が弱点保険を発動させてくれそうかどうかです。どう組んでも重くなるf:id:ftn_poke:20210704203830j:plainに対しても仕事を果たせるのと、構築の見た目上f:id:ftn_poke:20210609215516j:plainを重めに設定しているので、初手に呼んで壁→弱保発動という動きを決めやすかったです。その後ダイドラグーンを撃ってくることを考えてf:id:ftn_poke:20210609215516j:plainダイマックスを切ってきたり、竜技読みでミミッキュf:id:ftn_poke:20210704211822j:plainに引いてきたりするのに対して裏の有利なポケモンにバトンして展開していきます。冷ビ→ダイアイスを余裕を持って耐えそうなら一旦鬼火を挟んでみたり(f:id:ftn_poke:20210704211822j:plain引き、イカサマケア、f:id:ftn_poke:20210704202726j:plainにバトンした場合に起こるf:id:ftn_poke:20210609215516j:plainのスチルのケアになる)するのも面白かったです。f:id:ftn_poke:20210609215439j:plainに対してはスカーフムンフォケアでバトンタッチから入るようにしていました。

最低限のすばやさしかないので、初手f:id:ftn_poke:20210609215410j:plain対面にすることが抜かれてる願望鬼火しか無かったのはとても弱かったです。

このポケモンを取り入れた動きを決めた試合は殆ど負けなかったです。最終盤まで隠しておいて正解でした。

 

 

【基本選出】

決まった選出をするわけではないので、各々のポケモンに選出理由をどれだけ付与できるかというところに着目して決めています。

基本的にf:id:ftn_poke:20210609215641j:plainf:id:ftn_poke:20210704202711j:plain、動けそうな方を初手に投げることが多いです。

ドラパが通る場合は相手にf:id:ftn_poke:20210609215516j:plainf:id:ftn_poke:20210609215439j:plainf:id:ftn_poke:20210704203804j:plainf:id:ftn_poke:20210704211839j:plainf:id:ftn_poke:20210704210753j:plain
が絡んだ並びであることが多いので、

f:id:ftn_poke:20210609215641j:plainf:id:ftn_poke:20210609215750j:plain@1

のような選出になります。

f:id:ftn_poke:20210609215453j:plainが絡んでくる場合は@1の枠にf:id:ftn_poke:20210704202726j:plainf:id:ftn_poke:20210609215550j:plainが入ってきたり、連撃f:id:ftn_poke:20210704201618j:plainの方が役割を持てそうなら@1枠もしくはf:id:ftn_poke:20210609215750j:plainの枠に詰めとして入ってきます。

 

f:id:ftn_poke:20210704202711j:plainを通したい場合はつまり上のf:id:ftn_poke:20210609215641j:plainが展開しにくいf:id:ftn_poke:20210609215641j:plain一撃f:id:ftn_poke:20210704201618j:plainf:id:ftn_poke:20210609215410j:plain入りが多いため、

f:id:ftn_poke:20210704202711j:plainf:id:ftn_poke:20210609215550j:plain@1、

f:id:ftn_poke:20210704202711j:plainf:id:ftn_poke:20210704201618j:plain@1

のような選出になります。f:id:ftn_poke:20210704210905j:plain入りに対しては鉢巻地震、ダイジェットを誘って展開したいケースが多いので、

f:id:ftn_poke:20210704202711j:plainf:id:ftn_poke:20210609215750j:plain@1

の選出が多いです。

あとは相手に合わせて初手を変えてみたり、ヒヒダルマf:id:ftn_poke:20210704213220j:plain入りに対して負荷をかけられたくなかったら

初手ダイマf:id:ftn_poke:20210609215750j:plainf:id:ftn_poke:20210704201618j:plain@1

のような選出をしたりしていました。経験則でその場で相手の展開を読んで選出を考える場合が多いので、なかなか文字に起こすのは難しいです、ごめんなさい( ;  ; )

 

 

【最終結果】

f:id:ftn_poke:20210704153529j:imagef:id:ftn_poke:20210704153606j:image

tn ふとん 最終46位/レート2023

tn C.C. 最終74位/レート2009

 

個人的に満足のいく結果では無かったですが、最終日ちょうどレート1900から始めた割には頑張った方なのかなと思います。もう少し計画的に潜ってせめて最終日までにレート2000に乗っておき、最上位の2100帯を目指していきたいなと感じました。

構築はそこそこ完成度が高いものができただけに悔しかったです。

 

【サブロムtnの由来】

つい最近友人から勧められて【コードギアス 反逆のルルーシュ】という作品を観たのですが、それが面白すぎてその作品のヒロインの名前から取りました。

とある野望をもって困難に立ち向かう主人公のかっこよさ、その主人公がよくいる正統派主人公ではないこと、読めない展開、魅力的なキャラクターやロボット(=作品中ではナイトメアフレームと呼ばれています)の数々と、本当に面白い所ばかりなので、まだ観たことないという方は是非見てみてください。

僕は2週目を観ている所です。てへ。

f:id:ftn_poke:20210704184235j:image

 

スペシャルサンクス】

・ここまで読んでくださったみなさん

・スカーフコケコを一緒に考えてくれたまどくん

・今期もたくさん色個体をくれたぐらんくん

コードギアスという神作品を教えてくれ、カグヤの調整をしてくれた7(天使) (素敵なイラストも感謝)

・最終日通話してくれたぐらんくん、大人銀行さん、shadeさん、ひばりさん、ぷりんせすくん、最後に一緒にスイッチのボタン押してくれたことで敬愛されていると思い込んでいるたけのこくん、めろくん(元気カナ)

・ほかTwitter、Discordで絡んでくれたみんな

 

 

なにかあれば@ftn_pokeまで。

ちなみにフォロバはいいねとかリプたくさんくれたら返すようにしています。

 

 

 

【単体考察PART①】耐久振り意地ランド

みなさんこんにちは、ふとんです。

 

今回は冠環境以後僕が好んで使っているポケモンのうちの1匹である霊獣ランドロスf:id:ftn_poke:20210609215550j:plain


についてお話ししていきます。

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このうち、いま注目しているのが【耐久に振った性格意地っ張りの霊獣ランドロスです。

このランドロスの明確な強みとして、以下の二点が挙げられます。

 

・崩し性能の底上げ

→どこまで振るかにもよりますが、少し振るだけでも無振りDM(=ダイマックス)珠エースバーンf:id:ftn_poke:20210609215410j:plainをダイジェット×2、H252振り珠サンダーf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainに対してダイロック+砂ダメ+珠ダメで倒せたり、さらにほぼ振り切るとHBカプ・レヒレf:id:ftn_poke:20210609215439j:plainを+2ダイジェットで高乱数で倒せたりします。(ダメ計は調整案ごとに記載しておきます)

 

・非DMへの高い制圧力

→火力上げるんだから当たり前と思うかもしれないですが、上記のダメージ量からもわかるように相手のDMをいなした後にこちらが切り返しで目の前のポケモンを一撃で落としきれるか否か、数値受け(ポリゴン2f:id:ftn_poke:20210609215516j:plainなど)の安易な受け出しを許すか否か、これは一般的なオボン剣舞ランドとの大きな差別化点です。

(最低限の)耐久を確保することでオボンのみ込で撃ち合いに強くなる、という長所はそのまま。

 

では、調整案を見ていきましょう。

(細かな調整意図は参考記事をご確認ください)

 

オボンランドf:id:ftn_poke:20210609215820j:plainf:id:ftn_poke:20210609215550j:plain

 

①196(252)-187(36+)-134(188)-x-101(4)-115(28)

地震 空を飛ぶ がんせきふうじ 剣の舞

他でもない、S14で僕が使用していた型ですね。

最近は最強実況者くろこさんの動画にも取り上げて頂いてとても嬉しかったです。

動画→https://youtu.be/dYcNzLNz3sI

 

火力は陽気A252ランドロス(実数値197)よりやや落とした程度の火力を持ちつつ、物理受けとしての役割も十分果たせる耐久を持たせた調整。

エースバーンf:id:ftn_poke:20210609215410j:plainは珠ダメ込みダイジェットで確定、無振りサンダーf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainも珠ダメ込みダイロックで93.7%で落ちる。雪崩やエッジではなくがんせきふうじを入れてるのは、ダイマを切らずクッションとして活躍させる場合に、裏のエースの引き立て役(=ジェットの起点にさせない、安全に上から動けるようにさせる)にもなるからですね。

あまりすばやさに割いていない分、ダイジェットを積んでもスカーフウオノラゴンf:id:ftn_poke:20210609221742j:plainあたりに抜かれてしまうのが難点ですが、体力が残っていれば一撃耐える程度の耐久はあります。

 

参考元

ftn-poke.hatenablog.com

 

②187(180)-209(196+)-110-x-100-128(132)

③184(156)-209(196+)-112(12)-x-101(4)-129(140)

次に紹介するのはS18においてしっかりと結果を残していたオボンランドロス

①と比べて物理耐久がなくなったぶん、攻撃にかなり振り切り、あまりで+1で最速アーゴヨンf:id:ftn_poke:20210609215606j:plainを抜ける程度のすばやさを獲得しています。

行動保証という意味では①に劣りますが、攻撃にほぼ振り切ることで抜き性能がグンと上がっています。

僕は前期このランドロスをAキュウコンf:id:ftn_poke:20210609215626j:plainの壁と合わせて擬似的に耐久を引き上げ、クッションというよりは抜きエースとして運用していました。

 

・ダイジェット

H244ポリゴン2f:id:ftn_poke:20210609215516j:plainを乱数2発(93.7%)

無振りドラパルトf:id:ftn_poke:20210609215641j:plainを乱数1発(93.7%)

HB特化ナマコブシf:id:ftn_poke:20210609215657j:plainを乱数2発(81.2%)

+2時: HB特化カプ・レヒレf:id:ftn_poke:20210609215439j:plainを乱数1発(87.5%) 

HB特化ラグラージf:id:ftn_poke:20210609215713j:plainを乱数1発(68.7%)

H191 B148ポリゴン2f:id:ftn_poke:20210609215516j:plainに対し72.2〜85.3%(再生で受からない)

 

・ダイロック

H252サンダーf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainを乱数1発(87.5%)

+2時: 無振りテッカグヤf:id:ftn_poke:20210609215750j:plainを乱数1発(81.2%)

 

 

参考元(掲載許可頂きました)

claris-bradbury.hatenablog.com

kurukuru-syati.hatenablog.com

 

 

 

 

チョッキランドf:id:ftn_poke:20210609215830j:plainf:id:ftn_poke:20210609215550j:plain


175(84)-209(196+)-111(4)-x-112(92)-128(132)

地震 空を飛ぶ いわなだれ ばかぢから

<調整意図>

B<D(ダウンロードポリゴン2対策)

A

H191 B148ポリゴン2f:id:ftn_poke:20210609215516j:plainに対し

ダイナックル: 35.6〜42.9%(ステロ込みの場合47.6〜54.9%)

+1ダイアース: 53.9〜64.3%

つまりステロ込みならばナックル+アースで確定。

 

無振りDMサンダーf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainに対し

ダイナックル:10.9〜12.7%

+1ダイロック:88.4〜104.2%

→ナックル+ロックで無振りDM珠サンダー確定

 

HD

特化アナライズジバコイルf:id:ftn_poke:20210609215805j:plainのラスターカノン確定3発(40.0〜48.0%)

無振りポリゴン2f:id:ftn_poke:20210609215516j:plainのダイアイス93.7%耐え

C68振りポリゴン2f:id:ftn_poke:20210609215516j:plainのアナライズ冷凍ビーム確定耐え

特化サンダーf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainの暴風確定3発(41.1〜48.5%)

無振りサンダーf:id:ftn_poke:20210609215453j:plainのダイジェット確定3発(39.4〜46.8%)

+1時: C68振りポリゴン2f:id:ftn_poke:20210609215516j:plainのアナライズダイアイスが77.7%〜93.7%

 

S

+1で最速アーゴヨンf:id:ftn_poke:20210609215606j:plain抜き

 

上記で紹介したA209のランドロスの火力に魅力を感じ派生させたもの。役割対象は主にポリゴン2とサンダー。

ランドロスというポケモンポリゴン2の後出しを許してしまうポケモンであることを利用し、引きまたは対面で「ダイナックル」を合わせることで相手から見えない崩しを行うことができる。

HBナットレイに対してもナックルが強く働くことが多かった。

初手で対面した場合もダウンロードでCを上げられることがないので、裏に安全に引くこともできるし、ランドロスが通っていそうなら対面ナックルから入って相手に負荷をかけていくこともできる。というのも、基本ポリゴン2ランドロス対面というのは圧倒的にポリゴン2有利であり、特攻が上がらないならポリゴン2側がダイマックスを切ってくるケースはアナライズの場合くらいだと思って良いため。

また、DL調整+とつげきチョッキを持つことでサンダーに対してある程度強く出ることができる。

 

弱点として相手のランドロスに対し剣の舞を絡めた崩しができないため、相手のランドロスに対しては別の回答を用意して対応すると良い。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか。

冠環境はまだまだ続きますが、こういったメジャーなポケモン一匹でさえ開拓の余地を残しているので、楽しみ方ひとつでまた皆さん(僕含め)のポチべというか、ポケモンというコンテンツの盛り上がりが変わってくるのではないでしょうか。また何か思いついたら記事を書いてみようと思います。

おたのしみに。

 

ここまで閲覧してくださり、ありがとうございました。