布団に入ってひと休み。

ポケモンの構築記事を書きます。

【SV S1使用構築】星詠スカミミトリゲザン【最終104位/レート2302】

みなさんどうもこんにちは、ふとんです。

SVシーズン1、お疲れ様でした。

今回はSVのシーズン初め、インフレシーズンにおいて最終104位(レート出るのが楽しみ)という成績をおさめることができたので、構築記事を書いていこうと思います。

では、ごゆっくり〜〜〜

 

 

【レンタル】

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※2月1日まで残します!

 

【コンセプト】

・あくび+ステルスロック展開、スカミミのこだわり押し付け、ドラパルトとミミッキュの呪いなどを駆使してドドゲザンorカイリューが動きやすい盤面を整え、全抜きを狙う

・ややケアされにくい型のポケモンを汎用性を欠かない範囲で多く採用する

 

【構築経緯】

ドドゲザン

剣盾の頃から自分は単体で気に入ったポケモンから構築を組みはじめるのが好きだったので、まずはそれを見つけることから始めました。

その中でも「くろいメガネ剣舞ドドゲザン」に魅力を感じ、使用感も良かったのでこのポケモンを軸にした展開構築を組むことにしました。

ドドゲザンに対し、終盤様々なポケモンが格闘テラスタル(+テラバースト)やけたぐりで奇襲してくることが増えたので、それへのメタとなるフェアリーテラスタルで採用しました。

 

トリトドン+ミミッキュ

剣舞ドドゲザンを通す上であくび+ステルスロック展開が欲しいと感じたので、それに当てはまるカバルドントリトドンを採用したいと考えました。どちらを採用するか悩みましたが、イルカマンやセグレイブにある程度役割を持たせやすい、ジバコイルロトム(水、炎)への耐性が優秀な点を評価してHBトリトドンを採用しました。特性はよびみず→ねんちゃくになり、イルカマンは厳しくなりましたが、経緯については個体解説にて。

また、トリトドンのあくびステロ展開とドドゲザンが剣舞を積む展開を作りやすいポケモンとして、耐久振りこだわりスカーフミミッキュが十分に役割遂行できると感じ、これを採用しました。

 

補完枠 

積み展開の弱点として、特性「てんねん」をもったポケモンで止まりやすいという点が挙げられます。特にその中でもヘイラッシャ、ラウドボーンといった物理方面に厚い天然勢がドドゲザンでは押し切れないほどでもないが少し辛いという印象だったので、特殊方面の崩し枠として命の珠サーフゴーを採用しました。

ここまでの並びではウルガモス、マスカーニャに対して不利な立ち回りを強いられると感じたため、スカーフミミッキュとも相性の良い第2の積みエースとしてカイリューを採用しました。

最後に、全体的に初速が足りていないことから相手のドラパルト、サザンドラ、ゲンガーあたりへの圧力がないと感じたため、その回答として気合いの襷ドラパルトを採用しました。補完としての採用になるので、持ち物は初手に出しても立ち回りにブレが生じにくいものとしました。

 

 

 

【個体紹介(軸→補完3体の順)】

ミミッキュ@こだわりスカーフ

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テラスタイプ:ノーマル

特性:ばけのかわ

性格:陽気

実数値:131(4)-134(188)-113(100)-×-126(4)-157(212+)

技構成:シャドークロー トリック 道連れ 呪い

<調整意図>

S

最速コノヨザル抜き

HB

A178マスカーニャのトリックフラワー確定耐え

A112ちからもちマリルリアクアブレイク確定耐え

A182ガブリアス地震確定耐え(A200なら81.2%で耐え)

HD

端数(C177サザンドラの眼鏡悪の波動確定耐え)

あまり(シャドークロー×2でH振りサーフゴー、コノヨザルがほぼ落ちる)

 

起点役として採用しました。

テラスタイプはゴーストの一貫を切れるノーマルタイプで採用しました。

このポケモンの強みとしてはアーマーガアやヘイラッシャ、キョジオーンやカバルドンなどの数値受けを誘ってスカーフトリックで機能停止にすることにあり、数値受けでなくとも相手をこだわりで縛って呪いで切って裏の起点にすることができます。この動きを化けの皮+耐久振りによる行動保証の確保により実現しやすくしています。

終盤には型の認知が進んだのか普通にサーフゴーを後投げされる場面が増え、やや動かしにくかった印象です。

逆に終盤に大流行した竜舞/アンコールカイリューにあと投げしてスカーフトリックか呪いを見せて流す、という役割は持てたので、最後まで使い続けました。

個人的に「トリック」「シャドークロー」「呪い」までは確定で、あとは「道連れ」「鬼火」「電磁波」「じゃれつく」「挑発」あたりからの選択かなと思います。あまり毎試合連発しない強い技が欲しかったので「道連れ」にしました。

 

トリトドン@食べ残し

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テラスタイプ:飛行

特性:ねんちゃく

性格:図太い

実数値:218(252)-×-132(252+)-112-103(4)-59

技構成:冷凍ビーム 大地の力 あくび ステルスロック

<調整意図>

HB

セグレイブ、ドドゲザン、ガブリアス等の物理ポケモンを意識して振り切り(下記ダメージ計算)

A205黒い眼鏡ドドゲザンの総大将×1ドゲザンを食べ残し回復込みで高乱数で2発耐える(1.9%の乱数2発)

A216地面テラスセグレイブの地震確定3発

A182地面テラスガブリアス地震を中乱数で2耐え(33.9%の乱数2発)

 

起点役その2です。

テラスタイプはヘイラッシャへのクッションとして使った際の地割れや、ガブリアス地震の一貫を無理やり切り返せる飛行タイプで採用しました。

「あくび+ステルスロック」ができる起点役として、マリルリ、セグレイブ、稀にいるロトムやイルカマン、ジバコイルに対してカバルドンより安定して役割を持てる点を評価しました。終盤までよびみずで採用していましたが水技よりトリックを撃たれる場面が多かったので思い切ってねんちゃくにしたところかなり活きました。イルカマンはそこまで環境にいなかったこと、いてもカイリューでなんとかなるので気になりませんでした。

技構成について、サーフゴーやジバコイルが飛行テラスタルを切ってきても削りを入れられること、テラスタルを切ってこないみがわりサザンドラに嵌められないことを特に意識して「大地の力+冷凍ビーム」で採用しました。

このポケモンを使う上で本当にみがわりには注意しなくてはならないので、サザンドラやラウドボーンなど、みがわりが採用されていることが多いポケモンに対しては安易にあくびから入らないことを意識しました。

 

 

ドドゲザン@黒い眼鏡

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テラスタイプ:フェアリー

特性:そうだいしょう

性格:意地っ張り

実数値:175-205(252+)-141(4)-×-105-102(252)

技構成:不意打ち テラバースト ドゲザン 剣の舞

<調整意図>

A

不意打ちの縛り範囲を広げるため、ミリ耐えされても自分のせいにしないためガチA特化

総大将×2の+2テラバーストでB4振りドドゲザンがステロ込み75%の乱数1発

+2テラバーストでHBブラッキー確定

S

ドドゲザンミラー、アーマーガア、マリルリ、ラウドボーン意識で振り切り 

こだわりスカーフを押し付けた無振りカバルドン+2(4振りの場合同速)

 

構築のエースです。

ステルスロック+総大将+剣舞+黒い眼鏡「不意打ち」の縛り範囲が本当に凄まじく、盤面さえ整えてあげれば1-3の状況から3タテすることも容易でした。

アンコール持ちが爆増していたので、終盤は安易に剣舞前提で動かさないように注意しました。(メンタルハーブがあると、剣舞の強みを最大限活かせると思います)

調整は当初Aを削った耐久振りで採用していましたが、微妙に攻撃を耐えられる場面が多かったこと、スカーフを押し付けたカバルドンを裏に残されてしまう展開が嫌だったこと、ミラーの勝負に少しでも勝つためにAS振り切りでの採用としました。

終盤、エースバーンレイドの影響があったのかなかったのかわかりませんが頭をグーにしてくるポケモン(※格闘テラスタルです)やけたぐりマスカーニャやドドゲザン、きあいだまサーフゴーに轢き殺されまくったので、それらをまとめて切り返せるかつ、流行っていたゴツメカイリューのゴツメに触れずにテラスタルを切らせるか押し切ることができる点を評価して「フェアリーテラスタル+テラバースト」で採用しました。これが本当に全く読まれず、イージーウィンを量産できました。

チョッキでフェアリーテラスタルにしているドドゲザンもいたので、今後のドドゲザンの型のひとつとして認知されればいいな〜〜〜と思っているくらいには強かったです。

 

 

サーフゴー@命の珠

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テラスタイプ:飛行

特性:おうごんのからだ

性格:控えめ

実数値:189(212)-58-123(60)-176(52+)-114(20)-125(164)

技構成:ゴールドラッシュ シャドーボール 悪巧み 自己再生

<調整意図>

H

10n-1(命の珠ダメージ最小)

C

シャドーボールでH252D4振りサーフゴーを81.2%の乱数1発

+2ゴールドラッシュでH252D4振りブラッキーを確定

+2ゴールドラッシュでH252D4チョッキマリルリを確定

HB

無振りヘイラッシャの地震×2+珠ダメを95%で耐え

無振りヘイラッシャのウェーブタックル×2+珠ダメ×2を91.2%で耐え

HD

C203サーフゴーのシャドーボールを93.7%で耐え

S

あまり(準速ガッサ+3)

 

天然勢や物理受けに対する崩し枠です。特性が強すぎる。元々こだわりメガネで採用していましたが、HP管理および、行動が縛られることによるデメリットが自分にとっては大きいと感じたので、自己再生を自然に採用でき、悪巧みによる強引な崩しができる点を評価してもちものは命の珠に変更しました。

テラスタイプは地割れ、地震に耐性をつけるため飛行を選択しましたが、これについては一向の余地あり。うまく展開すれば地面技でこだわっている(もしくはこだわらせている)カバルドンガブリアスを無理やり巧みの起点にするか無償突破ができる、というところは噛み合っていたかもしれませんが...考察不足でした。

アンコールカイリュー絡みへの崩しとしても終盤は機能していたので、やはり低速の搦手にはしっかりと強かったです。

 

カイリュー@ラムのみ→ゴツゴツメット

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テラスタイプ:ノーマル

特性:マルチスケイル

性格:意地っ張り

実数値:191(196)-170(4+)-140(196)-×-121(4)-114(108)

技構成:神速 地震 竜の舞 羽休め

<調整意図>

S

+1で最速ガブリアス抜き

+2で最速スカーフロトム抜き(意識したのは最速スカーフサーフゴー)

A

+1地震→+1テラス神速でB4振りガブリアス確定(マルスケ剥がれずに上から殴る+HP残して神速で縛れる)

+1地震でH4振りサーフゴー確定(103.0%〜)

+1テラス神速+ゴツメでB4振りマスカーニャが75%〜で落ちる

HB

A112ちからもちマリルリのじゃれつくが最高乱数以外羽休めで受かる(受け出し→羽休め連打ができる)

HD

C177眼鏡サザンドラの流星群を確定耐え

 

第2のエースかつクッション。マルスケデブ。

受け攻め共に立ち回りの幅が広いと感じていた「ノーマルテラスタル+神速+竜舞+羽休め」の型で採用しました。最後の技は主にサーフゴーやドドゲザン、ミミッキュやドラパルト、ラウドボーンに通る技として「地震」を採用しました。

持ち物はおんみつマント、ラムのみ、食べ残し、厚底ブーツゴツゴツメットと色々試しましたが、ドドゲザンやマリルリに対して引いて受けているだけで強い行動になる点が構築に噛み合っていたのでゴツゴツメットとし、起点にできる範囲を広げるため調整もHBに寄せた型としました。

持ち物もしくはつららばりの乱数次第ではありますが、テラスタルを切れば普通にセグレイブも起点にできる時があるのが凄かったです。

スカーフミミッキュでこだわりの押し付けやドラパルトかミミッキュで呪いをしてから竜舞or羽休めで粘っていく動きがシンプルに強かったです。相手のゴツメアンコールカイリューに対しては、先にステルスロックを入れていないとかなりきつい印象でした。

 

 

ドラパルト@きあいのタスキ

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テラスタイプ:ゴースト

特性:すりぬけ

性格:無邪気

実数値:163-141(4)-95-152(252)-85-213(252+)

技構成:流星群 シャドーボール 不意打ち 呪い

<調整意図>

S

ドラパルトミラー考慮で最速

C

振り切り

テラスシャドーボールでH4振りサーフゴー確定

流星群+不意打ちで無振りドンファン確定、無振りマスカーニャが乱数(Cに補正かけるなら確定)

シャドーボール+流星群で無振り地面テラスガブリアスが高乱数で落ちる

 

襷枠。

ラスタルはほとんど切らなかったので、シャドーボールのリーチを伸ばすためにゴーストにしました。

構築で物理受けがやや重い関係上特殊型での採用とし、ドオーを除く天然勢へのやんわりとした回答にもなってもらいました。

ドラゴンに撃つ「流星群」、サーフゴーやミミッキュ、フェアリー/鋼テラスタルを切ってきたドラゴンへの打点になり一貫を取りやすい「シャドーボール」までは確定で、特殊型の「不意打ち」はケアされにくいと感じたため、主にマスカーニャドンファン意識で採用しました。最後に流星群を撃って突破した後に出てくる積みポケモンの起点回避、その他崩しへの応用もきく「呪い」を採用しました。

この技構成にすることで対面性能の確保+裏のサポートの両立を実現できました。

初手ガブリアスと対面した際はほとんどフェアリーか地面のテラスタルを切られたのでシャドーボールを選択するようにしていました。終盤のドラパルトの流行があまり掴めてはいませんでしたが、最速に振っている個体は少ないと考えて最速としました。おかげで一度も上を取られなかったのでミラーに関しては正解だったと思いますが、逆に微妙に火力が足りない場面もあったので、一長一短でした。

構築全体でキョジオーンが非常に重く初手にも来やすかったのですが、ドラパルトを合わせて初手呪い→流星群をしたあと相手が自己再生を押していなければそのまま相打ちまで持っていくことができます。型の幅が広いだけに、やりたいことは通しやすいポケモンだなと改めて感じました。

 

 

【基本選出】

ミミッキュ+トリトドン+ドドゲザンorカイリュー

・ドラパルト+トリトドン+ドドゲザンorカイリュー

ミミッキュ+カイリュー+ドドゲザン

トリトドン+サーフゴー+カイリュー

 

 

基本的に自分が場を整える上で何が初手に、またどんな不利対面を作られたら嫌かというところから選出を考えることが多かったです。

初手に多いポケモンとしてセグレイブ・マリルリは出落ちしにくいトリトドンから、マスカーニャはドラパルトかミミッキュから入ることが多いです。基本的にドドゲザン・カイリューは初手には投げません。ドドゲザンは一匹切ってから安全に着地させることを意識し、カイリューはスカーフミミッキュで相手のポケモンにスカーフを押し付けたあと行動を縛ってから引くことを意識しました。(カイリューの例だと、初手マリルリミミッキュでスカーフトリック→鉢巻の線がなくなるのでじゃれつくでもゴツメ羽休めで受かるため、引くことが強い行動になる)

命の珠サーフゴーはちょっと性能が尖ってるので天然勢やキョジオーン等の物理受けやデカヌチャン+カイリューのようなアンコール絡みのポケモンがいたら優先的に選出する、くらいで考えていました。

全ての構築への選出を説明しているとキリがないので、〇〇+▲▲みたいな並びにはどう選出しますかなどは質問してくださればできる範囲で答えます。

 

【結果】

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tn ほしよみ 最終104位 レート2302

 

 

 

【あとがたり】

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改めてポケモンSVシーズン1、お疲れ様でした。

率直な感想としては9世代、普通に楽しいです。8世代のダイマックス環境から始めた身なので慣れるかどうか本当に不安でしたが、最後の最後に上位で戦えるところまでは行けたのかなと思います。最上位にはまだまだたどり着けていないと思うので、今回しっかり反省してシーズン2では序盤から上位をキープできるように頑張っていきたいです。

ランクマに魂込めすぎているせいで体にガタが来てるので無理はしない程度に...ですが。どうせ無理はするので誰か止めてください...w

 

【すぺしゃるさんくす】

・SV開始前からいままで、ずっとお世話になっているグラリス連合のみんなおよび窓主ぐらんくん

・とるぽ垢で関わってくださっているみなさん

 

今年もよろしくお願いします。

 

twitter→@ftn_poke