布団に入ってひと休み。

ポケモンの構築記事を書きます。

【単体考察】耐久振り鉢巻パオジアン

みなさんどうもこんにちは、ふとんです。

SVシーズン5は最終144位(レート2059)でした。

シーズンを通して使用していた【耐久振り鉢巻パオジアン】がとても強力なポケモンだったため、今回は構築記事でなく単体考察という形で紹介させていただきます。

 

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パオジアン@こだわり鉢巻 災いの剣

テラスタイプ:電気

性格:意地っ張り

実数値:175(156)-172(132+)-101(4)-×-98(100)-170(116)

技構成:つらら落とし 噛み砕く こおりのつぶて テラバースト

 

<調整意図>

HB

無振りディンルーの地震が確定3発(=テラス状態でも1発は耐える)

A178ディンルーのフェアリーテラバースト50%で耐え(B110まで振ると確定で耐える)

A204鉢巻カイリューのノーマルテラスタル神速が〜162ダメージ(砂ダメ1回込みでも確定で耐える)

A204するどいくちばしカイリューのテラバースト確定耐え

A216セグレイブの巨剣突撃確定耐え

テラス時、A156珠ミミッキュのじゃれつく+かげうちの瀕死率3.1%

テラス時、A112ちからもちマリルリのテラスじゃれつく81.2%耐え

 

HD

テラス時C187眼鏡ハバタクカミのムーンフォース75%耐え

ステルスロック+C205ハバタクカミのムーンフォースをテラスして87.5%耐え(C201までなら確定で耐える)

C176テツノツツミのフリーズドライ+ハイドロポンプ確定耐え

C176テツノツツミの水テラスハイドロポンプ93.7%耐え

ステルスロック+C176テツノツツミのハイドロポンプ93.7%耐え

C205イーユイの火炎放射をテラスして確定耐え(〜169ダメージ)

 

最速ガブリアス+1

 

A

あまり

こおりのつぶてが無振り飛行テラスカイリューに対して80.2〜97.0%入る

噛み砕く/テラバーストが141-103ハバタクカミに対して107.0%〜126.2%

※141-103ハバタクカミ:A204飛行カイリューのテラバースト確定耐え

 

 

解説

環境で最も多く使われているであろうパオジアンが「きあいのタスキ」を持った型であり、ステルスロックを絡めてこのポケモンを倒しにいくことが対策の一つとしてあった。そのため、ステルスロックを絡められるとブーストエナジーを持ったテツノツツミやハバタクカミに上から縛られてしまう場面が多かった。水テラスステロディンルー+ブーストテツノツツミ・ハバタクカミのような構築は中盤以降非常に流行っていたため、そもそも対策が必須であった。

先制技があれば腐らないと思うかもしれないが、ハバタクカミは「あまえる」「みがわり」、テツノツツミは「アンコール」「みがわり」「聖なる剣に対してのゴーストテラス+みがわり」と言った補助技で如何様にも対応してくるので、こちら視点はかなり不利な択を強いられ、多くの場合試合が不利に運ぶことが多い。

それを特殊方面に耐久を割くことで噛み合いをなくし、相手視点とこちら視点の展開のズレ(=イージーウィンを増やす)を引き起こすことができる。

具体的にはステロが入った状態で臆病テツノツツミのハイドロポンプを耐えて切り返し、火力アップアイテムを持たないハバタクカミのムーンフォースをテラスして耐えて切り返しが可能なため、死に出しで出てくる以上の二匹に対して強くなる。

耐久に割くとその分火力不足に陥る(か必要以上に素早さを削ることになる)ため、こだわり鉢巻を持たせることでその点をカバー、崩し性能も同時に引き上げた。

耐久振りによる行動保証(=対面性能)の確保と崩しの両立ができる。

 

また、電気テラス+テラバースト採用にすることでマリルリ・ヘイラッシャに対しての打点確保、ハッサムバレットパンチ、サーフゴーのゴールドラッシュに対する耐性確保、電磁波無効(テラスサーフゴーに電磁波を撃たれることも想定)ができるという利点がある。その他、水テラスを切らせることにより逆に電気テラバーストの一貫ができる、といった強みがある。

氷タイプ+電気テラスの組み合わせは崩し、有利不利の切り返し性能のどちらをとっても強力であることはすでにセグレイブが証明している。

 

その他技構成について↓

つららおとし・・・最大威力かつ30%怯みの追加効果のある氷技。火力最大値と上振れを期待するならもちろんつららおとしで良いが、持ち物による火力補填はできているので命中安定をとってアイススピナーもあり。

噛み砕く・・・同じ威力の悪技としてじごくづきがあるが、現環境で目立って音技を使用するポケモンニンフィアとラウドボーンくらいなので、Bダウンの追加効果を期待して噛み砕くを採用した方が絶対に良い。また、悪技を不意打ちだけにしているパオジアン(主に襷)が一定数いたため、例で言うとHBサーフゴーの甘えた居座りを咎める技としても優秀だった。

こおりのつぶて・・・詰めで使える先制技として採用。死に出しから削れたブーストハバタクカミを縛りに行く場合、引きと補助技の択まで考えると不意打ちだと安定しない。

また、竜舞した飛行カイリューマルスケが剥がれている場合もこおりのつぶてが活きることが多かった。HP8割程度のASテラス飛行カイリューであれば倒すことができる。

 

 

終わりに

調整についてはHBにより寄せた型、A特化させた型、もう少し素早さに割いた型/削った型など色々使用していたので構築によっては微調整しても良いと思います。

参考にしていただけると嬉しいです。

 

何かあればTwitter(@ftn_poke)まで。