【剣盾S11使用構築】アシレアコウーラオスオンバーンサイクル+対面【最終42位/レート2041】
はじめに
みなさんこんにちは、ふとんです。ランクマッチS11及び2ヶ月のシリーズ6環境お疲れ様でした。この度一つの目標であった最終50位以内のフィニッシュを決めることができ、個人的に満足のいく結果で終われてホッとしています。来期の参考にはならないと思いますが、S10後反省し、自分なりに色々考えて臨んだシーズンだったのでその記録として今回も記事を書かせて頂きます。ではどうぞ。
【構築経緯】
主にS10で結果を残し、環境に増加した襷ゲンガー、ダイマックス水ウーラオス(以降ダイマックス=DMと表記)、モジャハピ等のポケモンに対し対面操作を絡めながらこちらの有利展開を作ることのできる並びを探した。
そこでまず注目したのがスカーフアシレーヌ。今回は対面操作技であるクイックターンを採用することで、襷剥がし及び初手のウーラオスの様子見役として活躍できるようにした。
次にアシレーヌとタイプ相性が良く、サイクル性能に秀でつつ耐久・火力共に安心感のあるしんかのきせきHCDレアコイルを採用。
このレアコイルは地面に対し完全な隙を見せてしまうので、その引き先としての役割及びほぼ全てのウーラオスに安定して受け出せるゴツゴツメットHBSオンバーンを採用。
以上の3体ではハピナス/ラッキー入りのサイクルに完全不利を取ってしまうため、主にモジャハピ/モジャラッキーの崩し枠として鉢巻悪ウーラオスを採用。
次にパッチラゴンのでんげきくちばしの一貫を切りつつ、対面性能も高い地面枠である襷ホルードを採用。
サイクル及び相手に合わせたDMだけでは対面寄りの構築に隙を見せると感じたため、能動的に崩しに行ける初手DM枠である珠ゲンガーに注目。環境に多かったアローラキュウコンに襷/スカーフ以外で壁展開を許さず、サイクルで負荷をかけにくいチョッキアシレーヌやマリルリをある程度ゴリ押せること、また催眠術の択等の選出誘導の強さも申し分なかったため最後の枠としてこのポケモンを採用し、構築が完成。
【個体解説】
※細かい調整以外は簡潔に
ウーラオス(一撃の型)@こだわり鉢巻
※キョダイマックス個体
ふかしのこぶし
陽気AS252B4
前期はとんぼがえりを採用していたが、フェアリー単タイプのニンフィアやピクシー、またガラルマタドガスに対する打点として今回はアイアンヘッドを採用。活きる場面は少ないがアイへ二回でホルードを落とせるので襷ホルードのじたばたをケアできる。対モジャハピ(ラキバレル、他)や後出しHBエアームドおよびモジャンボに対し、即DMで切り返されるケースは常にケアしておき、欲張らず一度オンバーンやレアコイルに引く動きを意識して行った。
トラアタとねっとうやけど引いたら負け。
アナライズ
控えめ 153(220)-×-116(4)-176(156+)-104(108)-93(20)
S: 準速ドサイドン抜き
陽気珠アイアントのダイナックル93.7%耐え
意地ウオノラゴンのエラがみ93.7%耐え
臆病ポリゴンZの破壊光線を74.9%で2耐え(68〜81ダメージ)
DM時、臆病珠リザードンの巨大獄炎スリップダメージ込確定耐え
ラスターカノン/ほうでん/みがわり/ボルトチェンジ
本構築で一番強かったポケモン。
ダイジェッターに対するクッション、フェアリーに後だしできる枠として活躍。環境にやや増えたアーマーガアにも強い。
特性をアナライズにすることできせき持ちの耐久+火力UPを実現し、ダイマックス適正も高いポケモンとなった。
初手アシレ/水ウーラオス対面でクイックターン→レアコ引きの動きをすることで相手のウーラオスの型を判断、DMの場合ジェット受け後のダイサンダーでワンパンできる。ダイアース持ちは切っていた。
みがわりを採用することでクレッフィやAキュウコン、オーロンゲといったレアコイルに打点のない壁貼りおよび起点役に対しみがわり残しで突破ができるだけでなく、カビゴンやモロバレルのあくび/キノコの胞子を透かせるといったおまけ付き。考慮されないみがわりは強いと実感した。
もともとトライアタックを採用していたが、対面有利のドヒドイデやアーマーガア、アシレーヌやマリルリに対しボルトチェンジ以外にも有効打が欲しい場面が多かったために3割麻痺の強さも考慮してほうでんに変更した。
最終日付近増えたAキュウコン+パッチルドンの並びにも強いのが偉かった。
激流
臆病 159(28)-×-94-177(244)-136-121(236+)
S: スカーフ込み110族抜き
HD: 臆病ゲンガーのヘドロ爆弾93.7%耐え
ヘドロウェーブ62.5%耐え
うたかたのアリア→ハイドロポンプ/ムーンフォース/サイコキネシス/クイックターン
環境最強格ポケモン。
初手ゲンガーおよび水ウーラオス対面クイックターン→レアコイル引き安定。
ダイマエース運用、サイクル性能、スイープ性能含め文句なしの強さだった。
うたかたのアリアだと火力が足りない場面が少々あったので終盤ドロポンに変更した。
ちからもち
陽気AS252D4
➀じしん/こらえる/じたばた/がんせきふうじ
➁じしん/からげんき/ほのおのパンチ/がんせきふうじ
対面強い地面枠。でんこうせっかの採用を最後まで悩んでいた。
一度がんぷうじたばたホルードにボコボコにされたのでその技構成を真似して採用したが、こらえるじたばたがそう活きるかというとケアされるのも含めて微妙だったので、最終日はヒトムナットにも対応できるようがんぷう/からげんき/ほのパン型で採用して使っていた。
がんぷうはリザードン/ウルガモスに対する打点としても重宝した。
アシレヒトム対面はスカーフケアで一旦ホルード引きでボルチェン透かし→もう一度アシレ引きで交代/ダイマの様子を見る、のような立ち回りをよくしていた。
構築上テラキオン/ヒトムが重いため、ドサイドンとどちらを採用するかはっきりしなかったが、素でパッチラゴンの上を取れる点も評価して最後はホルードを選んだ。
おみとおし
臆病 191(244)-×-114(108)-117-100-179(156+)
S: 110族抜き
HB: 陽気鉢巻悪ウーラオスのあんこくきょうだ93.7%耐え
DM時、陽気パッチラゴンのダイドラグーン確定耐え
臆病ゲンガーのこごえるかぜ確定耐え
参考
https://srpoke.hatenablog.com/entry/2020/10/01/221648
前期珠オンバーンを使っていたが、ラッキーやハピナス、アシレマリルリの増加でかなり動かしにくいと感じたため別の型を模索していたところ、SRさんのゴツメオンバーンに目をつけ、主にウーラオスやホルード、モジャンボやモロバレル対策として再度採用に至った。
ハピやラッキー、アシレ入り有利対面は基本いかりのまえばを押し、ダメージレース有利を取りに行くことを意識して立ち回った。
ちょうはつを採用しているので様々な補助技を妨害することができる。またちきゅうなげラッキーの場合、ゴツメダメージを稼ぎながらはねやすめしているだけで対面は絶対に負けない。
おみとおしは型の増えたS11においてさらに強いと感じ、ゲームプランを立てるのに本当に役立った。
りゅうせいぐんを撃つ相手がパッチラゴンくらいしかいなかったので最終日は切ってはねやすめ採用で使っていたが、最後の一戦のみ間違って流星群採用のほうで潜った結果それが活きた場面があった。結果オーライ...
ゲンガー@いのちのたま
※キョダイマックス個体
臆病AS252B4
本構築の明確なDM枠。
ゴーストの一貫が通っている構築にはもちろん、アロキュウ、マリルリ、アシレ入りにも積極的に選出したが、終盤アロキュウ+パッチルドンの並びがやや増え、キュウコンは倒せても後から腐ってしまうことがあった。
構築上ヒトムやミトムがきついので、無理やりDMを切って崩しに使うことも多かった。
弱点さえ突かれなければ、リザードンやパッチラゴン、ガマゲロゲといったDMポケモンをダイアタック+巨大幻影で落とせる火力を大きく評価した。
おにびはウォール枠として採用、珠が見えている場合大半の悪ラオスはふいうちを押してくるので、それを透かして火力を削れるのは強かった。
催眠術は肌に合わないので使わなかった。
シーズン終盤にずっと採用していたサーナイトとバトンタッチしたポケモンである。とあるゲームを思い出す...
【選出案】
基本はアシレ+α
アシレ+レアコ+ウーラオス: モジャハピ等
ゲンガー+ホルード+アシレ: 対面選出
相手の構築によって柔軟な選出ができるようにしていたので、決まった選出はこのくらい。
【きつかったポケモン】
インテレオン
ヨプカビゴン
スカーフヒヒダルマ
耐久振りガマゲロゲ
催眠ゲンガー
こらえるイバン持ち
他びっくり予想外ポケモン(Gサニーゴ+いかりのつぼスカーフワルビアルとか)
【結果】
tnふとん 最終350位/1911
tnやまだあんな 最終42位/2041
どうしてもきついポケモンが来ると何もできずあっさり敗北、といった試合も多々ありましたが、環境トップをどうメタっていくか、という点に集中して構築を組み、それがうまくいったと感じていたので構築満足度は高いです。
サイクル+対面ハイブリッドが自分の理想構築なので、それに近い構築で結果を残せたことはとても嬉しかったです。
来期も頑張ります。
【スペシャルサンクス】
・OKRGFのみんな
・ダイマックスアドベンチャーを一緒に回ってくれたマキッペくん、ぐらんくん、キサラギさん、大人銀行さん、shadeさん、まどさん、せろさん、カラサリスさん
・青月杯窓の方々(これからよろしくお願いします)
・Twitterで多くの応援、たいありリプ、絡みをしてくれた方々
・ここまで記事を読んでくださった皆さん
【おまけ】
サブロムのtnの由来は桜井のりお先生の「僕の心のヤバいやつ」のヒロイン、山田杏奈です。
僕はわりと重めな恋愛漫画をよく好むのですが、この作品はただただ本当に甘酸っぱいラブコメ。中学、高校で青春した方々(たとえ彼氏彼女ができていなかったとしても)にはとてもお勧めしたい作品です。語彙力なくてすみません、気になる方はぜひご一読ください。
そして読んだら山田〜〜〜と悶えてください、いいですね?
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
Twitter: ftn_poke