布団に入ってひと休み。

ポケモンの構築記事を書きます。

【剣盾S10使用構築】悪ラオス×ストリンダー軸攻めサイクル【最終95位/レート2072】

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目次

・はじめに

・構築経緯

・コンセプト&選出

・個体解説

・おわりに

 

【はじめに】

みなさんこんにちは、ふとんです。

今回ポケモン剣盾ランクマッチS10において95位(レート2072)という結果を出すことができました。自己ベストを更新することができたのと、ずっと一つの目標であった最終二桁順位を取ることができたのはこの上なく嬉しかったです。これは数字という面だけではなく、自分で一から考えて(新ルール環境なのもあり)、自分が気に入っているポケモンを軸に据えたパーティでこういった結果を出すことができたという面でも嬉しかったです✌️

......といったように自分が納得する結果を今回出すことができたので、この度構築記事を書かせて頂きました。良かったら見ていってください!

 

 

【構築経緯】

S10もサイクル寄りの構築で戦いたかったので、まず最初にずっと使ってみたかったサザンドラ+ギルガルドの並びに目をつけ、タイプ補完及び並びの美しさを強く意識して構築を組んでいきました。結果サザンガルド+チョッキアシレーヌ/マリルリ+HBモロバレル+地面@1いった並びがとりあえず構築の土台として確立したので、そこから派生して構築を考えていくことにしました。

 

まずサザンドラですが特にフェアリーが見えた時点で非常に選出しにくいのはまあいいとして、シンプルに火力が足りないな、と思いました。役割対象以外にもある程度はゴリ押せる要素が欲しかったので、この枠には苦手だった受けサイクル・カビゴン入りにも圧をかけやすい鉢巻悪ウーラオスを代わりに採用しました。

しばらくはこのまま特殊ギルガルドと組ませていたのですが、このままだとでチョッキマリルリ/アシレーヌ、タラプアーマーガアなどが特に重かったので、この辺りに対面で強く出られ、悪ラオスとタイプ補完のいいメガネストリンダーと組ませることにしました。

次に悩んだのは特殊受け、チョッキ枠をどうするか。この枠は特にダイマックスしても強いという一面を求めていました。もともとフェアリー枠も兼ねて使っていたアシレーヌマリルリは、パッチラゴンに上から電撃くちばしやダイジェットで縛られてしまうという点や、シーズン後半流行っていたモロバレルに対し基本不利をとってしまう点が気になったため、Sの種族値上(今回はHCで使用のためあくまで相手目線)はパッチラゴンの上を取れ、スカーフの型も意識させやすいサーナイトをチョッキで採用しました。

物理受け・アシレ受けとして使っていたモロバレルは終盤、アホみたいにラム持ち・身代わり・サイキネ持ちにメタられてしまって使いたくなくなったので、その枠にはHBベースゴツメ草食マリルリを採用しました。

ここまでが主にサイクルの中心になるパーツで、残り二体は特殊/物理のダイマックスエース枠。初手から崩しに行くこともあれば、後発で締めに行く戦い方もしました。

サザンドラがいなくなった分、上からパッチラゴンを削りきれる(まあサザンの流星群はそもそも乱数ですが)かつウーラオスに不利を取らない特殊高速エースが欲しかったので、その枠に命の珠オンバーン採用しました。

最後の一枠は、電気の一貫を切れ、鬼火やキノコの胞子、催眠術などの状態異常を一度ごまかせる物理ダイマックスエースとしてラムのみホルードを採用しました。

 

 

【コンセプト&選出】

・基本的に悪ウーラオス/ストリンダー/サーナイト/マリルリでサイクル⇨オンバーンホルードといったエースを通す

・対面構築に対しこちらも初手ダイマックス+詰めのルートを取れるようにする

 

選出➀ 悪ウーラオス/ストリンダー/サーナイト/マリルリのうち二体+オンバーン/ホルードのうち一体

⇨基本選出。サイクルしつつ後発ダイマックスあるいは崩しにかかるダイマックスが多い。相手の構築によって柔軟に。

選出➁ オンバーン/ホルード/サーナイトによる初手ダイマックス+ウーラオス/マリルリ/ストリンダーによる詰め

ポリゴンZガマゲロゲリザードンなど初手ダイマックスの構えが強めな構築に対しダイマックスを合わせに行く選出。うまく数的有利を取れればマリルリうずしお滅びやウーラオスの鉢巻あんこくきょうだ等で詰めやすい。

選出➂ 悪ウーラオス/ストリンダー/サーナイト/マリルリのうち3体選出(サイクル重視)

⇨主に純正受けループに対する選出で、ホルード/オンバーンの両エースが刺さらない時にも。

 

 

【個体解説】

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ウーラオス(一撃の型)@こだわりハチマキ ※キョダイマックス個体

性格:陽気

特性:ふかしのこぶし

実数値:175-182(252)-120-×-81(4)-163(252+)

技:あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/とんぼ返り

構築の軸その1。ウーラオスもちゃんと笑います。

最初はずっと意地っ張りで採用していましたが最速ロトムシルヴァディウインディポリゴンZルカリオあたりを抜いておきたかったのと(スカーフは勘弁)、ミラーで負ける機会を減らすため陽気で採用しました。

サザンドラから浮気して使っていましたが本当に火力がえげつなくて結局最後までサイクルの軸として活躍してくれ、主にラッキー・ハピナス入りの受け構築や構築上重めなカビゴンホルードに対して大活躍してくれました。

不意打ちは試合後半に残した時にスイーパー性能を上げる目的で採用しました。パッチラゴン/ウオノラゴンの電撃くちばし/エラがみの先制判定を回避して一発耐え、二発で落としきれるのも魅力です。この枠には雷パンチや毒突き、アイアンヘッドの採用も選択肢に入っていましたが、それらの技を打ちたい相手(主にフェアリー)はとんぼ返りからストリンダーやサーナイトにつないで対応するルートを取るようにした方が安全だったので結局不意打ちに落ち着きました。ラス1でフェアリーに対面すると泣きます。

 

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ストリンダー(ハイ)@こだわりメガネ ※キョダイマックス個体

性格:控えめ

特性:パンクロック

実数値:167(132)-×-94(28)-176(204+)-91(4)-113(140)

<調整意図>

HB:A特化ウーラオスのあんこくきょうだを87.5%耐え・すいりゅうれんだ確定耐え

陽気ウーラオスのダイストリーム93.7%耐え

C:H252チョッキマリルリをオーバードライブで乱数1発(93.7%)

ばくおんぱでH実数値143/D4振りロトムまで乱数1発(93.7%)

S:準速60族抜き

技:オーバードライブ/ばくおんぱ/ヘドロウェーブ/ボルトチェンジ

構築の軸その2。カツアゲされそうな写真。

役割対象がフェアリー中心なのはギルガルドと一緒ですが、ある程度の素早さ保証がありフェアリーが対鋼に持っているダイバーンで弱点を突かれない(ギルガルドを引き先に置いた場合かなり読まれた)、一致弱点をつける技範囲が広い、といった点でストリンダーの方がよりマリルリ/アシレーヌ/ニンフィア/ピクシー/マタドガスといったポケモンに対応しやすかったです。サイキネは打たせる前に落とし切れれば良いのです。(暴論)

Sは準速60族抜きにして、無振りロトムあたりは抜いてほしいなあくらいの気持ちで調整しました。

主にウーラオスと組んで相手のサイクルを崩してくれました。キョダイカンデンで麻痺らせて勝った試合も少なからずあったのでダイマックスさせても普通にやれる子。

耐久は最低限の行動保証程度までしか振っていないので、火力をもう少し削ってDに回すのがベストだったと思います。

 

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サーナイト@とつげきチョッキ

性格:控えめ

特性:トレース

実数値:175(252)-×-92(52)-187(196+)-136(4)-101(4)

<調整意図>

HB:A特化ウーラオスのあんこくきょうだを93.7%耐え・すいりゅうれんだ確定耐え

C:サイコショック→H252アシレーヌを乱数2発(94.9%)

技:ムーンフォース/サイコショック/エナジーボール/マジカルフレイム

はいかわいい。

対特殊アタッカー兼フェアリー枠として構築に組み込みました。似たような種族値配分のアシレーヌと違った強い点としては

・特性「トレース」により適応力/威嚇/天然/再生力/お見通し等の特性をコピーすることでコピー元のポケモンの型判別・起点回避(てんねんコピー)・火力アップなどのアドを取れる

・若干高い素早さ(種族値80)

サイコショックによって突撃チョッキや積み技によるD上昇の恩恵を無視することができ、ハピナス等のB<Dの特殊受けに対して強く出られる

・鋼タイプへの打点&特殊アタッカーの火力ダウンを図れるマジカルフレイム

ロトムに有利

・技範囲が優秀なため、対応範囲が広い=選出しやすく、腐りにくい

といった点があげられます。Sは4振りのため準速60族には抜かれてしまいますが、4振りでも準速ドサイドン+xの素早さ程度なら抜けますし、H振りチョッキアシレーヌをなるべくサイコショック2発で仕留めたかったのもあってHCベースで採用していました。

今回スカーフやタスキでの採用ではないのでHBはウーラオス意識の調整としました。

またこのポケモンはCSスカーフで使われている型が最も多く、耐久振りがあまり考慮されなかったりするおかげで甘えた相手の攻撃をギリギリ耐えて切り返したり、選出段階でパッチラゴンを出にくくしてくれたり(統計はありませんが実感はありました。オンバーンホルードがいるのも大きいです)する場面が多々ありました。

S10初レート2000もこの娘が入ってやっと取れました。

 

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オンバーン@いのちのたま

性格:臆病

特性:おみとおし→終盤すり抜けに変更

実数値:169(68)-×-104(28)-149(252)-101(4)-179(156+)

<調整意図>

H:珠ダメ最小

HB:A特化ウーラオスのあんこくきょうだを珠ダメ1回分込みで93.7%耐え

HD:ダイマックス時、臆病珠ポリゴンZはかいこうせんを珠ダメージ一回分込みで93.7%耐え

S:最速110族抜き

技:ぼうふう→エアスラッシュ/流星群/火炎放射/挑発

ダイマックスエースその1。見た目が好き。

何よりもシリーズ6のルールにおいてトップクラスの素早さを誇る点や、環境に多かったパッチラゴンやウーラオス(特に水)、モロバレルに強く出られる点を高く評価しました。

調整はSを最速ゲンガー抜きにしてCは振り切り、珠ダメも考慮して若干耐久に回しました。

Sは振り切れば準速+1パッチラゴンを抜けますが、陽気個体がほとんどだったので振り切る必要は薄いと判断。

エースとして火力不足なのは否めないですが、そこは命の珠を持たせたり、サイクルを回してから後半に通すように立ち回ることで補いました。

特性は道具情報を得ることで試合の組み立てがしやすくなるお見通しを採用していましたが、初手以外に出した時に腐る場面が少なからずあったこと、Aキュウコンやオーロンゲ等の壁展開の明確な対策が欲しかったのもあり、終盤すり抜けに変更しました。

挑発はダイウォール枠として入れていましたが、多くの補助技を能動的に回避する手段としても非常に役立ちました。

終盤にかけてチョッキアシレーヌマリルリ、またハピナスやラッキーが入っている構築が増えてきたため選出率は下がりましたが、同様に増加傾向にあったダイマックス水ウーラオスにまともに対抗できるのもまたこのポケモンだったので最後まで構築から外しませんでした。

 

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ホルード@ラムのみ

性格:陽気

特性:ちからもち

実数値:161(4)-108(252)-97-×-97-143(252+)

技:地震/ギガインパクト/とびはねる/剣の舞

ダイマックスエースその2。一匹目のうさちゃん。

地面枠。ドサイドンと違って4倍弱点に縛られないことと、ダイアタック/ダイジェットでS操作ができるという性能を評価し、鬼火やキノコの胞子等の状態異常を一度ごまかせるラム剣舞型で採用しました。

ミラー・控えめポリゴンZ・パッチラゴン意識で最速にしました。

S+1パッチラゴンに対し後発ダイマックスを切って勝てるのはこの子かサーナイトしかいない。

主にゲンガー入りには初手に出してダイマックスさせ、状態異常を透かしつつダイジェットの起点にする動きも良くとりました。しかしこごかぜ採用型はオンバーンにしろホルードにしろかなりきつかったです。

 

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マリルリ@ゴツゴツメット

性格:図太い

特性:草食

実数値:207(252)-×-128(132+)-80-116(124)-70

<調整意図>

HD:C無補正無振りモロバレルクリアスモッグを確定3耐え/同様のモロバレルヘドロばくだんを87.4%で2耐え

HB:余り(特化鉢巻ウーラオスのすいりゅうれんだ/あんこくきょうだを確定2耐え)

技:うずしお/ほろびのうた/まもる/ドレインキッス

本構築のダークホース。物理受けで、ウーラオスモロバレルに後出しできる枠。二匹目のうさちゃん。

ウーラオスモロバレルにピンポイントで対応(後出し)できるポケモンを探していたところ、うずしお滅び型のHB草食マリルリに行き着きました。メジャーな型がアタッカー型のためこの特性が考慮されることはほとんどなく、見えないところで胞子の一貫が切れる点も強いと感じました。使用当初はHBぶっぱで使っていましたが、モロバレルの毒技がヘドロばくだんだった場合に押し負けてしまうため少しDに振る調整としました。

持ち物はHBモロバレルの意志を継いでゴツゴツメットでの採用。回復はドレインキッスに頼っていました。

守るによるダイマ枯らし・うずしお+滅びの歌による崩し/初手ダイマックス後の詰め役になってくれたりなど、他5体が攻め寄りな分トリッキーな役割を担ってくれました。またドレインキッスはウーラオスに対する打点と、前述の通り回復ソースとして活用しました。

 

 

【おわりに】

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TNふとん 最終601位/レート1937

TNココ 最終95位/レート2072

 

前シーズン、構築に納得がいかないままシーズンを終え、非常に悔しかった分を今回の最終結果・構築の内容共に取り返すことができました。シリーズ6の適用でシーズン8使用率TOP10が禁止になったこともあり、改めて様々なポケモンの可能性を模索しながら「楽しんで」ランクマッチで戦うことができたことがこのような結果に繋がったと思っています。

とりあえず一つの目標である「最終二桁」を達成することができたので、次シーズン以降は「レート2100」「最終二桁前半以上」を目標に頑張っていけたらと思います。

次はどんなポケモン使おうかな〜

S10、お疲れ様でした。冠が待ち遠しいですね。

 

 

スペシャルサンクス】

・シーズンを通してお互いに構築案・個体案を出し合ったせろさん、カラサリスさん、まどれーぬさん

・BSSOで通話しながら一緒に戦ってくださった里暗さん、キサラギさん、おくらさん、ぐらんくん

・LINEしてたら急にマッチング率が上がるヴァロスくん(お互いに初二桁おめでとう)

・ディスコでいつも褒めてくれたムラオくん

・たいありリプを送ってくださったみなさん

・度々の順位ツイなどに反応、応援をしてくださったみなさん

・今回(も)ここまで記事を読んでくださったみなさん

 

ありがとうございました😌

twitter→@ftn_poke