布団に入ってひと休み。

ポケモンの構築記事を書きます。

【剣盾S10使用構築】悪ラオス×ストリンダー軸攻めサイクル【最終95位/レート2072】

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目次

・はじめに

・構築経緯

・コンセプト&選出

・個体解説

・おわりに

 

【はじめに】

みなさんこんにちは、ふとんです。

今回ポケモン剣盾ランクマッチS10において95位(レート2072)という結果を出すことができました。自己ベストを更新することができたのと、ずっと一つの目標であった最終二桁順位を取ることができたのはこの上なく嬉しかったです。これは数字という面だけではなく、自分で一から考えて(新ルール環境なのもあり)、自分が気に入っているポケモンを軸に据えたパーティでこういった結果を出すことができたという面でも嬉しかったです✌️

......といったように自分が納得する結果を今回出すことができたので、この度構築記事を書かせて頂きました。良かったら見ていってください!

 

 

【構築経緯】

S10もサイクル寄りの構築で戦いたかったので、まず最初にずっと使ってみたかったサザンドラ+ギルガルドの並びに目をつけ、タイプ補完及び並びの美しさを強く意識して構築を組んでいきました。結果サザンガルド+チョッキアシレーヌ/マリルリ+HBモロバレル+地面@1いった並びがとりあえず構築の土台として確立したので、そこから派生して構築を考えていくことにしました。

 

まずサザンドラですが特にフェアリーが見えた時点で非常に選出しにくいのはまあいいとして、シンプルに火力が足りないな、と思いました。役割対象以外にもある程度はゴリ押せる要素が欲しかったので、この枠には苦手だった受けサイクル・カビゴン入りにも圧をかけやすい鉢巻悪ウーラオスを代わりに採用しました。

しばらくはこのまま特殊ギルガルドと組ませていたのですが、このままだとでチョッキマリルリ/アシレーヌ、タラプアーマーガアなどが特に重かったので、この辺りに対面で強く出られ、悪ラオスとタイプ補完のいいメガネストリンダーと組ませることにしました。

次に悩んだのは特殊受け、チョッキ枠をどうするか。この枠は特にダイマックスしても強いという一面を求めていました。もともとフェアリー枠も兼ねて使っていたアシレーヌマリルリは、パッチラゴンに上から電撃くちばしやダイジェットで縛られてしまうという点や、シーズン後半流行っていたモロバレルに対し基本不利をとってしまう点が気になったため、Sの種族値上(今回はHCで使用のためあくまで相手目線)はパッチラゴンの上を取れ、スカーフの型も意識させやすいサーナイトをチョッキで採用しました。

物理受け・アシレ受けとして使っていたモロバレルは終盤、アホみたいにラム持ち・身代わり・サイキネ持ちにメタられてしまって使いたくなくなったので、その枠にはHBベースゴツメ草食マリルリを採用しました。

ここまでが主にサイクルの中心になるパーツで、残り二体は特殊/物理のダイマックスエース枠。初手から崩しに行くこともあれば、後発で締めに行く戦い方もしました。

サザンドラがいなくなった分、上からパッチラゴンを削りきれる(まあサザンの流星群はそもそも乱数ですが)かつウーラオスに不利を取らない特殊高速エースが欲しかったので、その枠に命の珠オンバーン採用しました。

最後の一枠は、電気の一貫を切れ、鬼火やキノコの胞子、催眠術などの状態異常を一度ごまかせる物理ダイマックスエースとしてラムのみホルードを採用しました。

 

 

【コンセプト&選出】

・基本的に悪ウーラオス/ストリンダー/サーナイト/マリルリでサイクル⇨オンバーンホルードといったエースを通す

・対面構築に対しこちらも初手ダイマックス+詰めのルートを取れるようにする

 

選出➀ 悪ウーラオス/ストリンダー/サーナイト/マリルリのうち二体+オンバーン/ホルードのうち一体

⇨基本選出。サイクルしつつ後発ダイマックスあるいは崩しにかかるダイマックスが多い。相手の構築によって柔軟に。

選出➁ オンバーン/ホルード/サーナイトによる初手ダイマックス+ウーラオス/マリルリ/ストリンダーによる詰め

ポリゴンZガマゲロゲリザードンなど初手ダイマックスの構えが強めな構築に対しダイマックスを合わせに行く選出。うまく数的有利を取れればマリルリうずしお滅びやウーラオスの鉢巻あんこくきょうだ等で詰めやすい。

選出➂ 悪ウーラオス/ストリンダー/サーナイト/マリルリのうち3体選出(サイクル重視)

⇨主に純正受けループに対する選出で、ホルード/オンバーンの両エースが刺さらない時にも。

 

 

【個体解説】

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ウーラオス(一撃の型)@こだわりハチマキ ※キョダイマックス個体

性格:陽気

特性:ふかしのこぶし

実数値:175-182(252)-120-×-81(4)-163(252+)

技:あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/とんぼ返り

構築の軸その1。ウーラオスもちゃんと笑います。

最初はずっと意地っ張りで採用していましたが最速ロトムシルヴァディウインディポリゴンZルカリオあたりを抜いておきたかったのと(スカーフは勘弁)、ミラーで負ける機会を減らすため陽気で採用しました。

サザンドラから浮気して使っていましたが本当に火力がえげつなくて結局最後までサイクルの軸として活躍してくれ、主にラッキー・ハピナス入りの受け構築や構築上重めなカビゴンホルードに対して大活躍してくれました。

不意打ちは試合後半に残した時にスイーパー性能を上げる目的で採用しました。パッチラゴン/ウオノラゴンの電撃くちばし/エラがみの先制判定を回避して一発耐え、二発で落としきれるのも魅力です。この枠には雷パンチや毒突き、アイアンヘッドの採用も選択肢に入っていましたが、それらの技を打ちたい相手(主にフェアリー)はとんぼ返りからストリンダーやサーナイトにつないで対応するルートを取るようにした方が安全だったので結局不意打ちに落ち着きました。ラス1でフェアリーに対面すると泣きます。

 

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ストリンダー(ハイ)@こだわりメガネ ※キョダイマックス個体

性格:控えめ

特性:パンクロック

実数値:167(132)-×-94(28)-176(204+)-91(4)-113(140)

<調整意図>

HB:A特化ウーラオスのあんこくきょうだを87.5%耐え・すいりゅうれんだ確定耐え

陽気ウーラオスのダイストリーム93.7%耐え

C:H252チョッキマリルリをオーバードライブで乱数1発(93.7%)

ばくおんぱでH実数値143/D4振りロトムまで乱数1発(93.7%)

S:準速60族抜き

技:オーバードライブ/ばくおんぱ/ヘドロウェーブ/ボルトチェンジ

構築の軸その2。カツアゲされそうな写真。

役割対象がフェアリー中心なのはギルガルドと一緒ですが、ある程度の素早さ保証がありフェアリーが対鋼に持っているダイバーンで弱点を突かれない(ギルガルドを引き先に置いた場合かなり読まれた)、一致弱点をつける技範囲が広い、といった点でストリンダーの方がよりマリルリ/アシレーヌ/ニンフィア/ピクシー/マタドガスといったポケモンに対応しやすかったです。サイキネは打たせる前に落とし切れれば良いのです。(暴論)

Sは準速60族抜きにして、無振りロトムあたりは抜いてほしいなあくらいの気持ちで調整しました。

主にウーラオスと組んで相手のサイクルを崩してくれました。キョダイカンデンで麻痺らせて勝った試合も少なからずあったのでダイマックスさせても普通にやれる子。

耐久は最低限の行動保証程度までしか振っていないので、火力をもう少し削ってDに回すのがベストだったと思います。

 

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サーナイト@とつげきチョッキ

性格:控えめ

特性:トレース

実数値:175(252)-×-92(52)-187(196+)-136(4)-101(4)

<調整意図>

HB:A特化ウーラオスのあんこくきょうだを93.7%耐え・すいりゅうれんだ確定耐え

C:サイコショック→H252アシレーヌを乱数2発(94.9%)

技:ムーンフォース/サイコショック/エナジーボール/マジカルフレイム

はいかわいい。

対特殊アタッカー兼フェアリー枠として構築に組み込みました。似たような種族値配分のアシレーヌと違った強い点としては

・特性「トレース」により適応力/威嚇/天然/再生力/お見通し等の特性をコピーすることでコピー元のポケモンの型判別・起点回避(てんねんコピー)・火力アップなどのアドを取れる

・若干高い素早さ(種族値80)

サイコショックによって突撃チョッキや積み技によるD上昇の恩恵を無視することができ、ハピナス等のB<Dの特殊受けに対して強く出られる

・鋼タイプへの打点&特殊アタッカーの火力ダウンを図れるマジカルフレイム

ロトムに有利

・技範囲が優秀なため、対応範囲が広い=選出しやすく、腐りにくい

といった点があげられます。Sは4振りのため準速60族には抜かれてしまいますが、4振りでも準速ドサイドン+xの素早さ程度なら抜けますし、H振りチョッキアシレーヌをなるべくサイコショック2発で仕留めたかったのもあってHCベースで採用していました。

今回スカーフやタスキでの採用ではないのでHBはウーラオス意識の調整としました。

またこのポケモンはCSスカーフで使われている型が最も多く、耐久振りがあまり考慮されなかったりするおかげで甘えた相手の攻撃をギリギリ耐えて切り返したり、選出段階でパッチラゴンを出にくくしてくれたり(統計はありませんが実感はありました。オンバーンホルードがいるのも大きいです)する場面が多々ありました。

S10初レート2000もこの娘が入ってやっと取れました。

 

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オンバーン@いのちのたま

性格:臆病

特性:おみとおし→終盤すり抜けに変更

実数値:169(68)-×-104(28)-149(252)-101(4)-179(156+)

<調整意図>

H:珠ダメ最小

HB:A特化ウーラオスのあんこくきょうだを珠ダメ1回分込みで93.7%耐え

HD:ダイマックス時、臆病珠ポリゴンZはかいこうせんを珠ダメージ一回分込みで93.7%耐え

S:最速110族抜き

技:ぼうふう→エアスラッシュ/流星群/火炎放射/挑発

ダイマックスエースその1。見た目が好き。

何よりもシリーズ6のルールにおいてトップクラスの素早さを誇る点や、環境に多かったパッチラゴンやウーラオス(特に水)、モロバレルに強く出られる点を高く評価しました。

調整はSを最速ゲンガー抜きにしてCは振り切り、珠ダメも考慮して若干耐久に回しました。

Sは振り切れば準速+1パッチラゴンを抜けますが、陽気個体がほとんどだったので振り切る必要は薄いと判断。

エースとして火力不足なのは否めないですが、そこは命の珠を持たせたり、サイクルを回してから後半に通すように立ち回ることで補いました。

特性は道具情報を得ることで試合の組み立てがしやすくなるお見通しを採用していましたが、初手以外に出した時に腐る場面が少なからずあったこと、Aキュウコンやオーロンゲ等の壁展開の明確な対策が欲しかったのもあり、終盤すり抜けに変更しました。

挑発はダイウォール枠として入れていましたが、多くの補助技を能動的に回避する手段としても非常に役立ちました。

終盤にかけてチョッキアシレーヌマリルリ、またハピナスやラッキーが入っている構築が増えてきたため選出率は下がりましたが、同様に増加傾向にあったダイマックス水ウーラオスにまともに対抗できるのもまたこのポケモンだったので最後まで構築から外しませんでした。

 

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ホルード@ラムのみ

性格:陽気

特性:ちからもち

実数値:161(4)-108(252)-97-×-97-143(252+)

技:地震/ギガインパクト/とびはねる/剣の舞

ダイマックスエースその2。一匹目のうさちゃん。

地面枠。ドサイドンと違って4倍弱点に縛られないことと、ダイアタック/ダイジェットでS操作ができるという性能を評価し、鬼火やキノコの胞子等の状態異常を一度ごまかせるラム剣舞型で採用しました。

ミラー・控えめポリゴンZ・パッチラゴン意識で最速にしました。

S+1パッチラゴンに対し後発ダイマックスを切って勝てるのはこの子かサーナイトしかいない。

主にゲンガー入りには初手に出してダイマックスさせ、状態異常を透かしつつダイジェットの起点にする動きも良くとりました。しかしこごかぜ採用型はオンバーンにしろホルードにしろかなりきつかったです。

 

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マリルリ@ゴツゴツメット

性格:図太い

特性:草食

実数値:207(252)-×-128(132+)-80-116(124)-70

<調整意図>

HD:C無補正無振りモロバレルクリアスモッグを確定3耐え/同様のモロバレルヘドロばくだんを87.4%で2耐え

HB:余り(特化鉢巻ウーラオスのすいりゅうれんだ/あんこくきょうだを確定2耐え)

技:うずしお/ほろびのうた/まもる/ドレインキッス

本構築のダークホース。物理受けで、ウーラオスモロバレルに後出しできる枠。二匹目のうさちゃん。

ウーラオスモロバレルにピンポイントで対応(後出し)できるポケモンを探していたところ、うずしお滅び型のHB草食マリルリに行き着きました。メジャーな型がアタッカー型のためこの特性が考慮されることはほとんどなく、見えないところで胞子の一貫が切れる点も強いと感じました。使用当初はHBぶっぱで使っていましたが、モロバレルの毒技がヘドロばくだんだった場合に押し負けてしまうため少しDに振る調整としました。

持ち物はHBモロバレルの意志を継いでゴツゴツメットでの採用。回復はドレインキッスに頼っていました。

守るによるダイマ枯らし・うずしお+滅びの歌による崩し/初手ダイマックス後の詰め役になってくれたりなど、他5体が攻め寄りな分トリッキーな役割を担ってくれました。またドレインキッスはウーラオスに対する打点と、前述の通り回復ソースとして活用しました。

 

 

【おわりに】

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TNふとん 最終601位/レート1937

TNココ 最終95位/レート2072

 

前シーズン、構築に納得がいかないままシーズンを終え、非常に悔しかった分を今回の最終結果・構築の内容共に取り返すことができました。シリーズ6の適用でシーズン8使用率TOP10が禁止になったこともあり、改めて様々なポケモンの可能性を模索しながら「楽しんで」ランクマッチで戦うことができたことがこのような結果に繋がったと思っています。

とりあえず一つの目標である「最終二桁」を達成することができたので、次シーズン以降は「レート2100」「最終二桁前半以上」を目標に頑張っていけたらと思います。

次はどんなポケモン使おうかな〜

S10、お疲れ様でした。冠が待ち遠しいですね。

 

 

スペシャルサンクス】

・シーズンを通してお互いに構築案・個体案を出し合ったせろさん、カラサリスさん、まどれーぬさん

・BSSOで通話しながら一緒に戦ってくださった里暗さん、キサラギさん、おくらさん、ぐらんくん

・LINEしてたら急にマッチング率が上がるヴァロスくん(お互いに初二桁おめでとう)

・ディスコでいつも褒めてくれたムラオくん

・たいありリプを送ってくださったみなさん

・度々の順位ツイなどに反応、応援をしてくださったみなさん

・今回(も)ここまで記事を読んでくださったみなさん

 

ありがとうございました😌

twitter→@ftn_poke

 

【剣盾S9使用構築】お月見兎ギャラニンフ【最終190位/R2016】

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こんにちは、ふとんです。

s9もランクマッチお疲れ様でした。

今期も滑り込みR2000を達成することができました。瞬間69位/R2050もありましたが、焦った結果ラスト3時間で崩れ成績を伸ばすことができませんでした。悔しいです。

 

シーズン終了2日前あたりまで使っていた構築に自信はあったのですが、突如運負けが大量に起こる→さすがに構築の問題か?と思い、最終日の朝数分で考えた構築ですが供養のため構築記事を残します。さら〜っとご覧になってください。

 

【コンセプト】

・試合序盤はスカーフエースバーン/威嚇ギャラドス/あくびニンフィア/チョッキジバコイルを中心にサイクルを回し、頃合いを見て崩しに行く

・初手状態異常ドラパルトで相手を疲弊させ、すなかきラムドリュウズを中心に詰めていく

 

【構築経緯】

元々はカバギャラニンフ+ゴリラ+チョッキエースバーン+珠特殊ドラパルトの並びを使っていたが、スカーフキッスに永遠に怯まされるor強運ピント急所で強引に持っていかれることや、崩しとしての特殊ドラパルトがあまり構築にあっていないこと、スカーフ悪ウーラオス入りサイクルが重すぎることが気になったので構築を練り直した。

前述の派生だが、シーズン終盤に流行っていたスカーフウーラオス+ギャラドス+ジバコイルの並びに非常に苦戦していたので、その構築を参考にスカーフとんぼがえり枠としてウーラオスの上を確実に取れ、相手にダイマ択も見せやすいエースバーンからの始動を考察した。

次に主に相手の初手エースバーンやギャラドスに受け出せ、その他物理受けの役として威嚇ギャラドスを採用。

またポリ2やキッス、アシレーヌといった特殊ポケモンや、ジェットの一貫を切る役としてチョッキジバコイルを採用。

ここまで悪ウーラオスやドラパルトに受け出し有利を取れる駒がいないので、あくびを搭載した食べ残しニンフィアを採用。

残りの2匹は崩しの役割を担って欲しかったので、まずどの構築にも比較的出しやすくそれなりの仕事をしてくれそうな襷状態異常ドラパルトを採用。構築で重めな水ウーラオスにも強い。

次にでんじは/おにび/あくび等で疲弊している相手からアドを取りつつ、ドラパ以外でパッチラゴンに対抗したかったのでラム剣舞すなかきドリュウズを採用して構築が完成。

 

最終日パッチラゴンいた...????

 

【個体紹介】

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エースバーン@こだわりスカーフ

性格:いじっぱり

特性:リベロ

技:フレアドライブ/とびひざげり/とんぼがえり/ダストシュート

調整:167(92)-176(188+)-96(4)-×-97(12)-166(212)

H:8n-1

HD:C特化トゲキッスのダイジェット93.7%耐え

S:最速サザンドラ抜き

 

おねむなエースバーン。Sも含めてスカーフウーラオストゲキッス意識の個体にしたが、副産物で相手のスカーフエースバーンの後ろからとんぼがえりを撃てたのは初手ミラーから対面有利を取りやすく、大変使いやすかった。少し耐久を振ることで火力補正なしのキッスのジェット程度なら耐え、初手ダイマされてもゴミ投げ2発で落とし切れるが実際は引かれることが多かった。それよりはアシレーヌやオーロンゲあたりにダストシュートは刺さっていた気がする。

ただドラパルトに対してはとんぼがえりしか撃てず、スカーフがバレたあとは竜舞の起点にされることも多かったのでこの枠はアイアンヘッドが最適だと思った。(ギャラドスに打点が無くなってしまう以外は)

火炎ボールではなくフレアドライブにしているのはダイマしないエースバーンは基本技を外すから。

 

 

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ギャラドス@カゴのみ

性格:わんぱく

特性:威嚇

技:たきのぼり/とびはねる/ねむる/龍の舞

調整:191(164)-145-141(236+)-×-120-115(108+)

H: 16n-1

HB: A-1陽気珠ギャラドスのダイジェット確定3発

S: 準速60族+3

 

いかつい奴。調整は前期2位のくろこさんのねむカゴギャラを参考にしていたが、Sだけミラー意識で1上げておいた。主に相手のエースバーン、ギャラドス、その他物理ポケモンに対しての受け枠として活躍したが、どこからともなくダイサンダーが飛んできたときは何度かスイッチを食べた。終盤エスバミラーで相手が初手ダイマックスしてきたときは8割ダイサンダーだったのでその場合まずジバコorドリュ引き→ギャラ引きでなんとかダイマターンを枯らすようにした。エースバーンが居座り火炎ボールなどをしてきた際は威嚇後の交代読み釣り交換を積極的に行い、相手に隙を与えないことを心がけた。ねむカゴは様々な状態異常やHPの回復手段として汎用性も高く非常に有効な場面も多かったが、威嚇ギャラに後投げした場合とびはねる麻痺を引かないと眠るがあっても勝ちにくい場面が多かったので、ミラー意識で挑発オボン型もしくはまもる搭載型でも良かった。

それ以外の考察としては、対ドラパルトにジェット/とびはねる以外の有効打がなく、竜舞等の隙を見せすぎるのもかなり弱い点だったので、ジバコにも通るじしんの採用の余地もあった。実際に水技を切ってじしん等を入れている人ともマッチしたので、この辺の煮詰めがまだまだ足りなかった。

 

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ニンフィア@食べ残し

性格:ずぶとい

特性:フェアリースキン

技:ハイパーボイス/あくび/瞑想/サイコショック

調整:193(180)-×-128(252+)-131(4)-151(4)-89(68)

H-16n+1(1/16回復最大効率)

HB-特化珠ドラパルトのダイスチル62.5%耐え

S-S4振りアーマーガア抜き

 

このパーティのアイドルポケモン。役割対象はウーラオス(すいりゅうれんだには受け出し不可)、ドラパルト、ポリゴン2(頼むから特殊)、トゲキッス(エアスラ無限怯みやめて)など。HBにほとんど割いているので並大抵の物理攻撃も不一致抜群もしくは等倍ならば一発二発耐えることができ、あくびによる相手のダイマターン枯らし、詰めとしてもよく機能した。元は鉢巻悪ウーラオスの暗黒強打を二発耐えるラインまでにHBを抑えていたが、珠ドラパルトのダイスチルで吹っ飛んでいくのが悲しかったので少しでも耐えられるようBは振り切った。このおかげでミミッキュの+2じゃれつく等も耐えることができる。

有利対面であくびを撃つことで交代先のエースバーン等を動きにくくすることができるため、しっかりと別の交代先を削ったり合間合間に瞑想を積んでいく動きを意識した。サイコショックの枠はみがわりやマジカルフレイムとの選択だったが、主にどくタイプ、ハピナスフシギバナドヒドイデ入り受けループに対する崩し枠として欲しい場面が一番多かったのでショックの採用に落ち着いた。

 

可愛いので来期も使う。

 

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ジバコイル@突撃チョッキ

性格:れいせい

特性:アナライズ

技:10万ボルト/ラスターカノン/ボルトチェンジ/徹底抗戦

調整:177(252)-×-135-194(212+)-116(44)-72

H:16n+1

HD:C特化トゲキッスのダイバーン93.7%耐え

S-60族ミラー意識で下降補正

 

一番安定して活躍した保安官(ポケダンより)。トゲキッスポリゴン2、ダイジェット1/4半減という受けの役割を持ちながら火力も高かったので、サイクル要員、ダイマ要員どちらにしても強かった。調整は前期23位のフィランドロスさんのものが良さそうだったのでほぼそのまま使った。

Sに下降補正をかけることで下からアナライズボルトチェンジをすることができたり、ポリゴン2のSラインを見極める数値として非常に役に立った。ただ、まひ状態の最速トゲキッスギャラドス、準速ウーラオスを抜けないので、実数値79で厳選してきた60族の下を取るにしても個体値を粘って実数値76あたりのものを採用すれば良かったと反省している。

対ヌオーの処理がパーティ単位で苦労したので、1番撃つ機会の少なかった10万ボルトを破壊光線にするか最後まで悩んでいたが結局そのままで終わった。

 

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ドラパルト@気合いの襷

性格:臆病

特性:クリアボディ

技:流星群/たたりめ/おにび/でんじは

調整:163-×-95-152(252)-96(4)-213(252+)

 

犯罪ドラパルト。元は特殊珠CSフルアタ型で使っていたがHDカバルドンやチョッキエースバーン等の増加に伴い前期より刺さりが悪く感じたので、初手性能も高く麻痺らせればイージーウィンも取りやすい状態異常特殊型で採用。サイクル構築は初手ダイマ崩しも結構きついので、そのストッパーとしても素晴らしい活躍をした。トゲキッスに散々上から怯まされた結果こっちも運ゲーしてやるという意志で採用したポケモン(型)だが、結局外す確率も10%以上はあるためハイリスクハイリターンではあった。

苦手な受け構築に対してもでんじは麻痺→たたりめ連打で詰めれたり、あくびで眠った相手にもたたりめのダメージが2倍入るのでニンフィアとの相性もそこそこ良かった。

襷ミラー意識ならドラゴンアローを採用したいところであったが、無振りの場合ウオノラゴン/パッチラゴン/耐久振りドラパルトが普通に耐えてくるので最大火力の流星群を採用した。

ヒトム/ミトム/ジバコイル/ポリゴン2あたりにはほとんど何もできないのでその辺りは注意して使った。

 

最凶のポケモン

 

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ドリュウズ@ラムのみ

性格:いじっぱり

特性:すなかき

技:アイアンヘッド/じしん/ロックブラスト/剣の舞

調整:185-189(132+)-102(172+)-×-85-134(204)

A:ダイアース-無振りダイマックスエースバーンに93.5〜110.9%(62.5%)

HB:陽気珠エースバーンのとびひざげりダイマックス状態で93.7%耐え

S:準速ギャラドス抜き

 

モグランダー。ニンフィアやドラパルトが作ってくれた隙を逃さず剣の舞を積み全抜きを狙っていける崩し枠として採用。正直ダイロックを撃つタイミングがシビアすぎてあまり使いこなせなかったし、ミトムに有利を取れない分かたやぶり採用、またその他のポケモン(重めのヒトムに有利を取れるドサイドンなど)を模索するべきであったが時間が足りなかった。Bに割いている分ある程度の物理耐久はあるが、後出しDLポリゴン2には逆にサイクル不利を取られ、ダイマしても疲弊してしまう印象が強かった。刺さる時には刺さった。

 

【苦手なポケモン

ヒートロトムウォッシュロトム

・ヌオー

トリトドン

・竜舞ドラパルト、物理珠ドラパルト

・鉢巻ゴリランダー

・ダイサンダー持ちエースバーン

・ピントレンズトゲキッス 

 

【基本選出】

初手:スカーフエースバーン/襷ドラパルト

その他:残り4匹で試合展開上有利を取れそうな2体

例えば、

 

エースバーン、ギャラドスケア→ギャラドス

トゲキッスポリゴン2ケア→ジバコイル

悪ウーラオス、ドラパルトケア→ニンフィア

おにびでんじは起点から展開できそう→ドリュウズ

 

といったような感じで選出している。

また、水ウーラオス×エースバーンと対面してしまった場合、こちらの選出がエスバ/ニンフ/ギャラなら、

エスバとんぼ→ギャラですいりゅうれんだ受け→かみなりパンチケアでニンフィア引き→ハイパーボイスないし交代読みor相手が引く→再展開

といった動きも時々した。早々に選出を公開してしまうので多少抵抗はあったが、ダメージを最小限にという意識の下では仕方ない時もあった。

 

【終わりに】

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本ロムTNふとん 595位(R1939)

サブロム TNココ 190位(R2016)

 

S9お疲れ様でした。9月から就活等々にちゃんと向き合うつもりなので、ポケモンやる頻度は落としますが新環境でも変わらずレート2100/最終二桁以上を目標に頑張ります。また、運負けツイート、露骨な批判ツイートもあまり見てて気分にならないと思うのでそちらも控えて心に留めておきます。終盤不快に思った方々がいましたら大変ご迷惑をお掛け致しました。すみませんでした。

 

これまでのシーズンで特に一緒に戦ってくれたドラパルト、エースバーン、今回は最後控えに下がりましたがゴリランダーには感謝しかないです。技は当てて欲しいですけどね!しばしのお別れです。

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ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

一応ラスト数時間は使いませんでしたがもう一つパーティ使ってましたので置いときます↓

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【剣盾s8使用構築】ABエースバーン軸対面構築-白い悪魔に屈しない【最終レート2008-373位】

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こんにちは、ふとんと申します。

s8もランクマッチお疲れ様でした。ということで、目標だったレート2100を達成することはできませんでしたが、レート2000にはすべりこみで乗ることができたのでこの度また構築記事を書かせて頂きます。とある理由で終盤この構築になったのですがやっぱり対面構築は苦手に感じました。来期以降は完全にサイクルパにシフトして行こうと思うので、最初で最後の対面構築記事になると思います。参考にしていだだけると大変嬉しいです。


【コンセプト】

・ドラパルト/エースバーンの初手ダイマックス(以後DMと表記します)で数的有利を取り、後続の対面性能の高いポケモンで詰める

・中盤以降急激に増加したでんじは+トゲキッスに対抗できる行動ルートを取る


【構築経緯】

そもそもs8で色々な構築を使いすぎて迷走していたが、特に中盤以降でんじは(特に初手襷ドラパルト)+トゲキッスで悪巧みを積んで全抜きを狙ってくる展開にことごとく勝つ事ができなかったため、まずはその展開をどう止めるか、といったことから構築を練った。


・ラムのみエースバーン

初手に襷+状態異常技持ちが来る展開に対して、DM適性も高いエースバーン@ラムのみを採用。

調整はかなりBに振っていて、相手の珠エースバーンとの撃ち合いでも勝てるようにした。

また、@3であまり強く出られないグラスシードゴリランダーに対する詰め枠として後続に選出することもあった。


・からげんき+スピードスワップポリゴン2

状態異常+トゲキッスのマジカルフレイム+みがわり+悪巧み→全抜きという流れを黙らせることができる枠として採用。スピードスワップを採用することで、トゲキッスを含めたダイジェットエースに対する切り返しとして非常に良い中継役にもなる。上記のエースバーンはアタッカードラパルトにやや弱めなので、そこに対する引き先としても重宝した。


・珠特殊ドラパルト

エースバーンが苦手とするカバルドン+ギャラドスに強く、またガオガエンにも想定外の火力を押し付けることができる枠として採用。受け寄りのポリゴン2がいない構築には特に通りが良かった。


・@3(アッキのみミミッキュ/襷連撃ウーラオス/がんじょう弱点保険ジバコイル)

相手の詰めに出てくるエースバーン・ミミッキュルガルガン等に強く、ポリゴン2で止まりにくい枠。ウーラオスジバコイルは初手の様子見役としても選出することが多かった。詳しい役割は以下の個体解説にて説明する。


【個体解説】

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ドラパルト@いのちのたま

性格:控えめ

特性:クリアボディ

実数値:167(28)-×-95-166(244+)-96(4)-191(228)

技構成:シャドーボール/流星群/かみなり/ハイドロポンプ

調整先:S-準速+1 75族抜き

             D-ダウンロード調整


初手DM枠その1。また選出画面の一番上に置くことで微妙に襷ドラパを意識させているつもり。

エースバーンの苦手なカバギャラやパッチラゴン、水ウーラオスに強めに出られるDM枠として採用した。

カバ+リザードン/エースバーンの並びにも強く、カバルドンに対してダイストリームが決まれば相手のDMリザードンやエースバーンもストリーム連打でワンパンできるほどの火力はあり、後続の連撃ウーラオスの水流連打とのシナジーも大変良かった。

HPを8n-1にしたいがためにこの調整で使っていたが、努力値4余ってるし、普通にCSぶっぱD4振りで良かった。

特性は最終日まですり抜けで使用していたが、エアームドワルビアル等のがんせきふうじやガオガエンの捨て台詞に耐性がない、またラプラスに関してはこちらのポリゴン2で対応ができる、といった点から急遽クリアボディに変更した。ドリュウズの型破りがんせきふうじでSが下がっちゃうのを忘れてたのは内緒にしてください。



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エースバーン@ラムのみ

性格:いじっぱり

特性:リベロ

実数値:156(4)-177(196+)-121(204)-×-96(4)-152(100)

技構成:火炎ボール/とびひざげり/とびはねる/アイアンヘッド

調整先:HB-陽気珠エースバーンのダイジェット(130)93.7%耐え

             A-H193/B+1ゴリランダーをキョダイカキュウで確定1発(100.5〜119.1%)

                 H177トゲキッスへのダイジェット(64.4〜76.2%)  ダイスチル(128.8〜152.5%)

             S-最速ロトム抜き


初手DM枠その2、兼たまに詰め枠。

自慢のAB-S調整。

ラムのみを採用することで、初手の電磁波鬼火展開や追加効果状態異常に対し強く出られた。今回ビルドアップを採用していないのは、起点対象のカバルドンがアッキのみ持ちの場合ビルドがあっても間に合わない場面が多かったから。それよりはトゲキッスミミッキュといったフェアリータイプの打点にもなり、防御上昇もできるダイスチル枠としてのアイアンヘッドを採用した。

Bを陽気珠エースバーンのダイジェットをほぼ耐えるところまで振っているので、ミラーの撃ち合いにも強く、DM終了後にもゴリランダーのグラススライダーやミミッキュのかげうちといった先制技で縛られてもギリギリ耐えられる場面が多々あり、場持ちが大変良かった。

珠に比べて火力不足で、とびひざげりでH振り輝石ポリゴン2にも確定で耐えられてしまうが、その場合逆に初手行動でこの技を撃つ必要が無く、相手の即引き透かしに対してはあまり怯えずに済んだ。

Sは最速ロトム抜きまでしか降っておらず、最速ドリュウズポリゴンZに上を取られてしまうが、その点に関しては後述のスピードスワップポリゴン2でうまくカバーできるよう心掛けた。陽気で使用していた時はポリゴンZ抜きまで振っていた。

詰め枠の水ウーラオスミミッキュジバコイルがかなりゴリランダーに弱いため、初手ドラパルト@2の枠としても選出することも少なくなかった。



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ミミッキュ@アッキのみ

性格:いじっぱり

特性:ばけのかわ

実数値:135(36)-154(236+)-122(172)-×-126(4)-124(60)

技構成:剣の舞/ゴーストダイブ/ドレインパンチ/かげうち

調整先:HB-B+1で特化珠ギャラドスのダイジェット93.7%耐え(皮込み)

             S-最速60族抜き

詰め枠その1、普通の(?)アッキミミッキュ。s8のアッキミミッキュは素早さを落としている個体がほとんどだったので、その上をとって行動でき、ミラーでほぼ負けないのは強かった。

じゃれつくを採用していない理由は、命中不安であることと、構築的に相手のDMターンを稼ぐ事が重要であり、それならばこの技よりもゴーストダイブのほうが適していると感じたため。

イカサマやシャドーボールのないポリゴン2に対しても対面で勝てるのが非常に偉かった。


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ウーラオス(連撃の型)@気合の襷

性格:いじっぱり

特性:ふかしのこぶし

実数値:175-200(252+)-121(4)-×-80-149(252+)

技構成:水流連打/インファイト/アクアジェット/とんぼがえり

調整先:特になし 


詰め枠その2。ルガルガンテラキオンワルビアルドリュウズ等の襷ステロ撒きに強く、DMリザードンやエースバーン、また悪ウーラオスに対し行動保証のある枠として採用。DMドラパルトと相性が良く、ダイストリーム後ならば高火力の水流連打+アクアジェットを相手に押し付けることができる。カウンターを採用していないのはほとんどケアされることが多かったため。どうしても択になってしまうのが心臓に悪かったので、その枠を様子見および逃げの一手になりうるとんぼがえりにした。

実際は悪ウーラオスとコロコロ変えながら使っていました。


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ジバコイル@じゃくてんほけん

性格:控えめ

特性:がんじょう

実数値:161(124)-×-145(76)-199(244+)-110-88(64)

技構成:10まんボルト/ラスターカノン/てっぺき/ボディプレス

調整先:HB/HD:DM時陽気珠/C特化珠エースバーンのキョダイカキュウ93.7%耐え

             HB:特化鉢巻ウーラオスの水流連打93.7%耐え

             S:無振りアーマーガア抜き


詰め枠その3。ここまで厳しめなドヒドイデやラッキー入りの受けやマリルリエルフーンにもそこそこ強く、DM適性もある詰め枠として採用。がんじょう+じゃくてんほけんは非常に相性が良く、擬似的に襷枠を増やしつつ高火力も期待できる。リザードントゲキッス、DMしていないエースバーンに対する切り返し性能も高く評価した。

             


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ポリゴン2@しんかのきせき

性格:なまいき

特性:ダウンロード

実数値:192(252)-122(172)-110-125-138(84+)-72

技構成:からげんき/シャドーボール/スピードスワップ/自己再生

調整先:HD-特化珠ドラパルトのダイドラグーンほぼ2耐え(6.2%)

             A-からげんき:A+1時H252/B無振りきせきポリゴン2に対し23.4〜28.1%、h252トゲキッス確定3発


トゲキッス(ひるまなければ)最強枠および中継役。特殊受け。

HD調整に関してはツイッターのれみさん(@lemi _irym)の調整を参考に使わせて頂きました。

トゲキッスに限らず、ニンフィアアシレーヌと言っためいそうやマジカルフレイムを絡めて起点にしてくるポケモンに想定外の物理攻撃を叩き込むことができた。今環境ではそもそもこのポケモンの登場でB<D調整をしているポケモンが多かったため、A上昇はかなり狙いやすかった。

からげんきを採用しているので、でんじはの他、ポリ2ミラーでも氷以外の状態異常を引けば撃ち合い有利になることが多かった。

シャドーボールイカサマとの選択。特性の関係上今回はシャドーボールを採用したが、ここは主にドラパルトや起点にされやすいミミッキュに打点を持てれば良いと思う。個人的にはダイホロウを撃てるほうがからげんき採用型には合っていると思った。

そしてスピードスワップ。なまいきで採用したのはこの技のため。この技のおかげでS+2までなら最速キッス(実数値145)以上のすばやさを持つポケモンにも抜かれず、後続の詰めが上から技を撃てるようにもなるという、素晴らしい技だった。交代も誘発でき、また身代わりを貫通できるのがでんじはや後攻のしっぽトリックとの差別化点ではないだろうか。麻痺運ゲではなく確実性を取ることができるのがこの技の良いところであったしとても好きであった。ぜひ使ってみてほしい。



【苦手なポケモン

・HBカバルドン+HDポリゴン2

ドヒドイデ/ヌオー/トリトドン

・物理珠or鉢巻ドラパルト

・グラスシードゴリランダー

・スカーフヒヒダルマ


【選出パターン】

エースバーン/ドラパルト

+

ジバコイル/ウーラオス/ポリゴン2

+

ミミッキュ

基本選出。初手DMから崩して詰めにいく。

ポリゴン2選出の場合、様子見ポリゴン2引きと視野に入ります。


ウーラオス

+

ポリゴン2/ミミッキュ

+

ドラパルト/エースバーン

襷ステロポケモン(特にルガルガン)がいる場合に考える選出。ゴリランダーに引かれるときついのでうまくウーラオスのとんぼ返りを合わせます。


ドラパルト

+

ジバコイル

+

エースバーン/ウーラオス

受け構築相手の時に考える選出。基本的にジバコイルを通したいですが、ヌオーかトリトドンが来た場合ドラパルトでなんとか切り抜けないと詰みます。きついです。



【おわりに】

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本ロム TNふとん 1166位(レート1915)

サブロム TNココ 373位(レート2008)


s8、お疲れ様でした。環境の変化がめまぐるしく、付いて行くのに大変なシーズンだったように思います。最終的には状態異常環境でしたね、ポケモンらしいといえばポケモンらしいですがこのままだとカルシウムが足りなくなりそうですね。

とはいってもシリーズ5が始まってまだ1ヶ月なので、これから落ち着いて自分にあった構築を見つけられればと思います。次こそは満足のいく結果を出せるよう頑張ります!


【Special Thanks】

シーズン中対戦してくださったみなさま

ツイッターで交流したポケモン勢のみなさま

フリー対戦してくれた大学の後輩と友達

構築相談や電話も付き合ってくれたヴァロス君

構築記事を読んでくださったみなさま



ここまで閲覧いただきありがとうございました!


【剣盾s7使用構築】王剣ドラパガエンサイクル【最終レート2036-111位】

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こんにちは、はじめまして。

ふとんと申します。今回が記事初投稿となります。

今回初めて最終レート2000を超え、111位という結果を残すことができたのでs7の構築記事を書かせていただきました。なんと二度!記事データが消し飛んでしまってもう疲れたので、簡潔に書かせていただきます。

 

【コンセプト】

・威嚇捨てゼリフガオガエンから竜舞ドラパルトor悪巧みスピンロトムに繋ぎ、全抜きを狙う

・HP管理に気を配り、行動回数を稼ぐ

ガオガエン+ゴリランダーorギルガルドでサイクルを回しつつ、後続のドラパルトおよびスピンを通しやすくする

 

【構築経緯】

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・以前から少し使っていた【竜舞ドラパルト+威嚇捨てゼリフガオガエンの並びがs7で爆発的に増えた【エースバーン】対して比較的有利を取れると感じ、これを主軸に。

 

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・起点の要【威嚇捨てゼリフガオガエン】と相性が良く、上記2匹が不利を取りやすいフェアリータイプにも強めなサイクル枠として【みがわり残飯ギルガルド】採用

 

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・上記三匹で不利をとる【アシレーヌ】【水ロトム】【バンギラス】【ドサイドン】などに強いサイクル枠として【グラスメイカーゴリランダー】を採用

 

よって基本選出を

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とする。

 

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・構築におけるエースであるドラパルトが通しにくい【トゲキッス】【アーマーガア】【威嚇HBギャラドス】【ドヒドナットサイクル】などに対して強く、かつ【エースバーン】に強く出られる特殊DMエースとして【悪巧みスピンロトム】を採用

 

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・最後に詰めとして対面性能が高く、特に相手の物理エースに対して非DMでも切り返せる【襷カウンターエースバーン】を採用して構築が完成。

 

【個体紹介】

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ガオガエン@バンジのみ

性格:呑気

特性:威嚇

実数値:201(244)-135-139(132+)-100-127(132)-72

技構成:挑発/捨てゼリフ/嫉妬の炎/DDラリアット

調整先:HB-A-1陽気珠リベロエースバーンのとびひざげり15/16耐え

            HD-C252+水ロトムハイドロポンプ確定耐え

                   C252+ラプラスのダイストリーム(130)87.5%耐え

 

構築の主軸で、サイクル要員その1。

元々s6:12位の塩麹さんの【HDベースガオガエン】を参考に努力値を振っていたが、【リベロエースバーン】の増加に伴い、HBベースに変更した。

挑発を採用することでエースバーンメタとして増加した【HBカバルドン】を容易に起点にでき、またみがわり+積み技やその他補助技の抑止力にもなった。

従来鬼火を入れていた枠には「嫉妬の炎」を採用し、相手の【DMエースバーン】【アーマーガア】【剣の舞ミミッキュ】などによく刺さった。

フレアドライブ」を採用しておらず、自身に打点があまりないのが弱い点だが、クッションや起点作成として機能すれば御の字なのでそこまで気にならなかった。

 

 

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ドラパルト@ラムのみ

性格:いじっぱり

特性:すり抜け

実数値:189(204)-189(252+)-95-x-95-169(52)

技構成:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/鋼の翼/龍の舞

調整先:S:最速100族+2

 

構築の主軸で、ダイマックスエースその1。

龍の舞さえ安全に積めれば、頼れる強さを誇る。

HP回復手段が後述の【ゴリランダー】の特性によるグラスフィールドでしかできないため、その管理及び龍の舞を積むタイミングには注意を払った。

s7において状態異常撒き(【ドラパルト】【カバルドン】【ミミッキュ】【ジュラルドン】を筆頭に)が非常に増えた印象だったので、それを起点に龍の舞を積むこともできるラムのみで採用。

 

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ギルガルド@たべのこし

性格:ひかえめ

特性:バトルスイッチ

実数値:165(236)-x-168(60)-103(188+)-161(4)-83(20)

技構成:キングシールド/みがわり/ラスターカノン/シャドーボール

調整先:HB:A-1無振りナットレイのはたきおとすをみがわりが大体耐え

              S:同族意識

 

サイクル要員その2。

調整はs6:19位のナインさんのものをそのまま使いました。とても使い勝手がよかったです。

参考→http://nine-poke.hatenablog.com/entry/2020/06/01/210421

本当にタイプがただただ優秀で、相手のDM枯らしやクッションとしても非常に良く活躍してくれた。

ガオガエン】との相性補完がある程度取れており、【ガオガエン+ギルガルド】の並びで特に【エースバーン】に強く出ることができた。

攻守共に申し分なく、たべのこしを見た段階で相手に「キングシールド」の択を考えさせることができ、時と場合にもよるがそこにうまく攻撃を通せればより勝ちにつなげやすかった。

また最近の【アッキミミッキュ】はゴースト技を「かげうち」しか採用していないケースが多く、HPさえ残っていれば比較的楽に倒すことができた。

 

 

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ゴリランダー@いのちのたま

性格:陽気

特性:グラスメイカ

実数値:177(12)-177(252)-110-x-90-149(244+)

技構成:ウッドハンマー/はたきおとす/みがわり/グラススライダー

調整先:H:16n+1

            A:グラスフィールドウッドハンマー:HB特化カバルドン確定1発

 

サイクル要員その3。

エスバ入りに対し初手出しはなるべく避けた。

構築単位で重めな水や地面タイプに強めな重火力(になった)アタッカー。

元々は「こだわり鉢巻」で使用していたが、少々過剰な火力に感じたことや、技選択をミスすると相手の物理受けの起点になることも少なくなかったため、火力を維持しつつ技の撃ち分けもでき、自身の特性とも相性のいい「命の珠」に落ち着いた。

有利対面では「みがわり」か「はたきおとす」から入ることを意識した。特に【カバルドン】と対面した時、相手が居座ることも多かったので、この場合「みがわり」で相手の「あくび」を透かしながら突破→後続に「はたきおとす」ないし高火力技を入れる動きもできた。「みがわり」を見せることで型を誤認させられるのも強かった。

また、特性「グラスメイカー」のおかげでサイクルを回しつつ味方を回復させることができ、行動回数を稼ぎやすくなったのは大きなメリットだった。

陽気で運用していたが、やや素早さを落として、耐久に振ればさらに強かったかもしれない。

 

(追記)いじっぱりHAベースの調整案ものせておきます。

193(140)-188(204+)-111(4)-x-91(4)-125(156)

グラスフィールド下グラススライダー:ドリュウズ地震耐え調整HB水ロトム確定一発

                  H252連撃の型ウーラオス確定一発

 

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スピンロトム@するどいくちばし

性格:ひかえめ

特性:浮遊

実数値:135(76)-x-137(76)-161(172+)-129(12)-128(172)

技構成:ライジングボルト/エアスラッシュ/鬼火/悪巧み

調整先:C:ダイジェットで無振りエースバーン乱数1発(75%)

              S:準速75族+1

              HBD:余り(なるべくBに厚く)

 

ダイマックスエースその2。流行りの扇風機。

対エースバーンも意識してHBに少し振り、基本はなるべくCSに振った。

Sラインは+1でエースバーンを抜けるかつ、似た調整の【トゲキッス】を意識し、準速75族を抜けるところまで振った。このおかげでDM後に【スカーフパッチラゴン・ウオノラゴン】の上を取って「おにび」を入れたりできた場面もあった。

そこまで耐久があるわけではないため、この型の場合あまり無理してわるだくみを積まない方がいいように感じた。

新たに獲得した「ライジングボルト」が基本DMを切るこのポケモンと相性が良く、DM後にも相手に火力を押し付けることができた。

また悪の波動を切って「おにび」を採用し、DM後に残った【ミミッキュ】や【ドリュウズ】といった物理アタッカーの火力を下げる役割を持たせた。

タイプの変わった【エースバーン】に対してもこのおにびはよく刺さった。

また、相手の選出画面に【リザードン】がいた場合、ほぼ初手に出て来てDMを切ってきたため、初手にこのポケモンを合わせて応戦した。

 

 

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エースバーン@気合の襷

性格:陽気

特性:リベロ

実数値:159(28)-168(252)-110(116)-x-96(4)-168(108+)

技構成:飛び膝蹴り/アイアンヘッド/ふいうち/カウンター

調整先:HB:陽気鉢巻ドラパルトのドラゴンアロー確定耐え

             S:最速100族抜き

 

要検討枠兼今回の相棒枠。型の関係上、サイクルにはあまり参加しないため本構築における選出率は低めだった(相...棒...???)が、対面構築に対してはかなり強かった。

HBにそこそこ振っており、【陽気珠ミミッキュ】のゴーストダイブ+かげうちも耐える。

カウンターをもっているので、相手の物理ダイマエースに対して(ケアされなければ)有利に戦える。上位ではケアされることが多く、一時期アシレーヌにも不意をつける「ダストシュート」を採用していたが命中不安が鼻につき却下。ケアされることを加味しても、このポケモン自体が様々な択を押し付けられるので、性能としては十分だった。

一番この動きを通しやすいのは初手DMスピンロトム+で選出した時であった。

 

【苦手なポケモン

ヒートロトム

弱点をつける技が無く、少しずつ削るしかない。

ナットレイ組まれるとさらに厄介なので、削り役としてエースバーンを選出した場合もあった。

・威嚇ウィンディ

同じ理由かつ、半数以上が物理アタッカーであり、チョッキ持ちの場合さらに突破が困難であるため。

バンギラス+アーマーガア

ステロも巻かれることが多く、双方とも突破が難しい。

・すなかきドリュウズ

上も取られる上に耐久に振っていることが多いため、いかにDMを枯らすかがカギ。枯らしてしまえばゴリランダーのカモになる。

・ストリンダー(追記)

型にもよるが、対面で相手できるのがドラパルトしかいないので、ほっぺすりすりないしばくおんぱをうまくかわす必要がある。(この点を踏まえ、ゴリランダーに10万馬力の採用を検討した)カバルドンともよく組まれていたのがさらに厄介だった。

・パッチラゴン

いたら絶対出てきます。威嚇を入れるか、ドラパの龍舞をいかに早く積んでおくかが鍵。

エースバーンを取っておけばカウンターで倒せます。

ステルスロック(技)

撒かれただけで相手のポケモンが一匹増えたようなもの。ってくらい刺さるので警戒したほうがいいです。

 

・・・エースバーンの枠ドリュウズで良かったですね

 

 

【選出パターン】

基本的にはDMエースのどちらを通すかを先に考え、そのエースが通りにくいポケモンに対して強めな補完(サイクル)枠を選出するようにしている。その時々で選出はコロコロ変わるが、一応意識していたことを載せておく。

 

f:id:ftn_poke:20200702013449p:plain+f:id:ftn_poke:20200702013826p:plain+f:id:ftn_poke:20200702013852p:plainorf:id:ftn_poke:20200702014008p:plain

(基本選出。キッス入りにはギルガルド初手が多い)

f:id:ftn_poke:20200702014220p:plain+f:id:ftn_poke:20200702014248p:plain+f:id:ftn_poke:20200702014322p:plainorf:id:ftn_poke:20200702014420p:plain

(みずタイプorドリュウズ入りに対して。サイクルではなるべくゴリランダーを有利対面にすることを意識。)

f:id:ftn_poke:20200702103715p:plain+f:id:ftn_poke:20200702103745p:plainorf:id:ftn_poke:20200702103802p:plain+f:id:ftn_poke:20200702103904p:plain

(オーロンゲやラプラスなど、壁貼りポケモンがいる場合。詰めとしてDMドラパルトを通す。)

f:id:ftn_poke:20200702104158p:plain+f:id:ftn_poke:20200702104222p:plainorf:id:ftn_poke:20200702104238p:plain+f:id:ftn_poke:20200702104253p:plain

(リザードン入り、相手が初手DMをしてくる並びにはほぼこの選出をした。スピンロトムで初手DMを合わせ、相手の詰めとして残るミミッキュドリュウズ、エースバーンに後続で応戦した。この場合相手の襷エースバーンやみがわり鬼火HBドラパルトには本当に苦戦したので、終盤ガオガエンを絡めることもあった。)

 

【おわりに】

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最終レート2036/111位、TNふとん

剣盾からガチ対戦(レート戦およびランクマッチ)を始めて数ヶ月でこのような結果が出せたのはとても嬉しかったです。あと少しで二桁・・・というところでしたが、今回は納得のいく結果を優先して前日夜の時点で撤退していました。

来期からシーズンがガラリと変わりますが、僕は7月はあまり潜らず(リアルも少し忙しくなるので)、様子を見ていようと思います。

これを期に次回以降は安定した成績、欲を言えば最終二桁以上を目指して頑張ってみようと思います。

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

(次回以降は推しポケとともに高みを目指します)

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